“ほぼ無制限ダイビング”でリゾート前のギンガメ・トルネードを攻める! ~写真家が語るバリカサグ島の海の魅力~
前回の記事では、バリカサグ島ステイという新スタイルをご紹介しました。
海外ダイバーからも大人気というバリカサグ島、実際どれだけすごい海なのでしょうか。
自然写真家の関戸紀倫さんが突撃取材を敢行!
実際に目で見てきた、バリカサグ島の水中の魅力を語っていただきました。
ギンガメアジのトルネードはまさに壁のよう!
印象的だった見どころ
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一番印象に残ったシーンはなんですか?
関戸
印象に残ったのは、やはりリゾートの目の前にある「サンクチュアリ」というポイントで見たギンガメアジ。
数え切れないほどのギンガメたちは、まるで向こう側が見えないほどの数で、まさに壁のような魚圧。
本当に大迫力でした。
これだけでもくる価値があると思います!
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関戸
ただ、これが楽しめるのはバリカサグ島ステイだからこそではないかなと。
ーー
というのは?
関戸
毎日10時くらいになると、ボホールからの遠征ダイビングでくる船たちが到着します。
そのダイバーたちは、ほとんどがギンガメアジ狙い。
僕が初日に潜った11時くらいには、ギンガメは水深40mより深いところにいて、午後や夕方もだいたい同じ。
でも朝8〜10時くらいだと、水深10mのリーフの上で群れてるのを確認できました。
9時過ぎには光が差してきて、サンゴとのコラボレーションも美しかったです。
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関戸
ギンガメアジは臆病なので、船で到着するダイバーたちによって、30〜40mほどに水深を落としてしまうんだと思います。
なので、トルネードをいい条件で見るのであれば、バリカサグ島ステイがオススメ。
ダイバーもそんなに多くないので、素晴らしい海をまるで独り占めできるような気分になれますよ。
写真家としても、自分の気に入った位置から、気に入った群れの形や角度などを狙うために、追いかけては待つの繰り返し。
周りにダイバーが多かったり、深い深度にいるとそんなことはできないので、貴重な体験ができました。
なのでフォト派ダイバーにもオススメです。
残念ながら今回は見られませんでしたが、バラクーダの群れも見られるそうなので、次はそちらも挑戦してみたいです。
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癒し系ポイントも見逃せない
人懐っこいカメに白い砂地が広がる「ロイヤルガーデン」
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他にお気に入りのポイントはありましたか?
関戸
島の北側にある「ロイヤルガーデン」は、水深5mくらいの砂地に、サンゴの根が点在しています。
サンゴの周りにはメラネシアン・アンティアスなどのカラフルな魚が群れていて、水深が浅いため光も入ってきて、ずっとその場にいたくなるような美しい光景が広がります。
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関戸
また、1ダイブで見られたカメが10匹以上!
この辺りでは漁を行わないので、とてもフレンドリーでこんなに接近できちゃうし、数匹一緒にいることも!
自撮りで一緒に撮ってみたら、ポーズを決めてくれました(笑)
ここは自分の中でもお気に入りのポイントなりましたね。
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関戸
他のポイントだと、「カテドラル」での水深200mのダイナミックなドロップオフでドリフトダイビングができるし、ギンガメアジが見られる「サンクチュアリ」ではサンゴも豊富。
「カテドラル」では天井から光が差してくる、洞窟のような大きいオーバーハングのポイントも。
さまざまなシーンを満喫できました。
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関戸
ワイド、マクロ、地形、サンゴ、全てが揃っている海でした。
いろいろ楽しみたい! という欲張りなダイバーも満足できるんじゃないかなと思います。
ボートのドリフトダイビングが主流
海の基本情報
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ポイントはボートとビーチ、どっちが多いですか?
関戸
島の周りには約10以上のポイントがあって、約8割はボートダイビング。
基本的に流れが決まっているのでドリフトダイビングとなります。
だいたい5分以内でポイントに到着するので、体に負担が少ないのも嬉しいですね。
ビーチポイントの場合だとドロップオフまで水面移動しなければならなく、約5分前後、水面移動で泳ぎます。
ーー
こんなスキルが必要! というのはありますか?
関戸
バリカサグ島の周りは水深200mほどの海に囲まれているので、「ロイヤルガーデン」以外は水深に気をつけなければいけません。
自由潜降ができ、中性浮力がとれれば問題なく泳げると思います。
「ロイヤルガーデン」などは浅瀬の砂地なので、初心者でも楽しめると思います。
ダイブナビのツアーは1日5本も潜れちゃうプランなので、思う存分満喫してください!
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※次回は、バリカサグ島の陸の魅力と帰路に楽しめるボホール&マニラ観光をご紹介をします。
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