ダイビングと恋④ 私の恋★体験談

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前回はイントラやガイドはモテるという話をしましたが、
今回は、実際の体験談を紹介します。
■ダイビングと恋 → その1 その2 その3

ちなみに、僕も一応イントラの資格を持っていますが、
実際に活動らしい活動をしていた時期といえば大学4年生のときくらい。
この時はとあるマリンレジャー系の専門学校で講習をしていたのですが、
確かにフワッとモテた経験があります。フワッとですよフワッと。

例えば、夜、突然部屋に生徒がやってきて「学科でわからないことがある」と。
とてもかわいい子で当時の僕は大学4年生。そりゃ揉みたいですね。
鼻の下がすっかり伸びて、何だかいい感じになりそうだったのですが、
私を雇った人が「学生に手を出したら噂があっという間に広まる」
「我々の信用問題にもかかわる」「一生イントラの仕事ができなくなるかも」
「ただでさえ外見で誤解を受けそうなのに(当時、ドレッドのようなパーマ)」と
〝学生に手を出すのは絶対にダメ〝と強く念を押されて(脅されて)いたので、
断腸の思いでクールに対応した淡いような苦いような思い出があります。

というわけで、そんな思い出なんぞ、今やいっさいなくなった編集長テラが、
人様の羨ましい体験談をご紹介させていただきます。

タブーだからこそ燃える!?
イントラ・ガイドとの恋の話

■イントラに告白されました!
私がお世話になっているショップとは別の近隣ショップのイントラさんに告白されました。
告白されてから何回か会って、付き合うことになりました。
私は他店の客、というよりもスタッフ研修生としてお手伝いをしている立場。
私のお世話になっているショップのオーナーさんは、彼とも面識があり業界の先輩。
最初はこっそり会っていました。
でもさすがにお互いこそこそ会うのが嫌だったので、
彼がこちらのオーナーに挨拶に来てくれました。
その後はわりと堂々と会っていましたが、夏場と秋の忙しい時期に溝を感じ始め、フラレました。
お互い海でも会うから普通に接しようということになり、
お世話になっているショップのオーナーにも報告しました。
が、今でも友達以上恋人未満なグレーゾーンな関係が続いています。
こっそり会っているのが現状で、曖昧な関係と、ショップの方々に申し訳なく……
そろそろ終止符を打とうと思っている次第です。

筋を通そうとする姿勢は素晴らしですね。
しかし、グレーゾーンとは何と甘美で大人の響きでしょう。
都合のいいゾーンにならないように気をつけましょう。

■ダイビングで出会ったイントラと結婚しました。
海の中で中性浮力がとれずに急浮上してしまったゲストを
真っ先に見つけて助けに行く姿をみて、純粋にカッコいいと思いました。
その段階ではまだ、まさか付き合うとかよもや結婚するとは夢にも思っていませんでしたが、
その後ステップアップしながら、一緒に食事などもする間に、
いつしか付き合うことになって、結婚までたどりついた感じです。
ダイビングで出会っていなければ、絶対にこうはならなかったと思います。
正に心理学で言うところの「橋の上の法則」そのままだと思います。
今では旦那の店を非常勤で手伝っています。

結婚までいくと、やはり説得力が出てきますね。
「ダイビングで出会っていなければ、絶対にこうはならなかったと思います」。
イントラやっていれば良かったかも……(遠い目)。

■不倫
イントラと不倫してます。

シンプル! 力強くてよろしい(のか!?)

■キスをされて……
ダイビング始めてから一番多く潜ったことのあるガイドさん。
年齢もぜんぜん離れてるし、ましてやこちらが年上で見た目がよくないとなれば
普通成立するはずがありません。
しかし、何度となくけんかして、ときには泣きそうになりながら謝罪されたり、
なんとなく微妙に近くて微妙に遠い存在のガイドさんでした。
それが年末にひょんなことから飲み会で再会し、たまたまみんなが先に帰った後、
いきなりハグされてドキドキ。そして、年末ダイビングに行ったときに
共通の友人のことを私が好きかもと告白したら濃厚なキスされて……。
どうしたものかと思い悩み、その事実を本人に告げてその意思を聞いたところ、
酒の上のことでごめんなさいとあえなく失恋(涙)。
ひどいと思ったのですが、まあ、一緒に潜ると楽しいし、
とにかく私は彼と潜るとリラックスできるらしくいい写真が撮れるし、
共通の友人も多いのでいいガイドとお客さんに戻ることにしました。

このイントラ、強心臓!(笑)。
酒を飲んだらムラムラっとしてしまっただけの話なのでしょうか。
いつか、トラブルが起きないことを願い……。

■超遠距離恋愛
僕の場合、自分がイントラで相手はお客さん。
いわゆる「お客さんに手を出しちゃった」です(笑)。
普通ならご法度な事かもしれませんが、
「仕事とプライベートはきちんと分けて本気で付き合うならOK」と
言ってくれるお店だったので助かりました。
それに手を出したと言っても、相手が潜りに来ている時にではなく
僕が休暇で実家へ帰省した時にこちらから連絡を取って (相手と実家が近かったのもあって)会う形でした。
それで、そこで改めて気持ちを伝えてOKをもらいました。
ただ、僕の働いている場所が小笠原。彼女さんは東京住まい。
もう少しで1年経ちますが、1000㌔の遠距離恋愛はなかなかしんどいですねぇ……。
でもそろそろ休暇で帰れるので1年振りに会えるのが今から楽しみなところです。

遠恋は逆に燃えるもの。
ただ、和尚が開発した浮気の方程式「(距離数÷100)×年数」から考えると、
年間10回の浮気はお互い許し合う心が大事なのでしょう(?)。

■行きつけのショップのDMとお付き合い
ショップのDMとお付き合いしております。出会いはOW講習に行った時。
最初は、完全に違うの世界の人だと思いました。
年も7歳下でしたし、誘って
くれた親友が「変わり者ばかり」と変な印象を与えてくれたので……。
そんな私たちを1年半の時間を経てつないだのは送迎とmixi。
初デートはソニービルの美ら海水族館の映像シアター。
ヒルズのSkyAquarium、葛西・品川と水族館デート。
ダイバー同士なら定番かな? ショップには内緒ですが、
一緒には潜りに行くのは激減。
一緒に行って女性イントラとニコニコ話ているの見るとムカつくからです。

同じようなシチュエーションで、「現場では他のゲストと仲良くしている姿に嫉妬します。
でも、逆に帰ってきてから爆発するように燃えます」
とプレイの域にまで達している方もいます。ご参考に。

■水中で愛を語る
緊張感でいっぱいだった私をケアするためかアシスタントがバディとなりました。
不安と緊張の私に、安全停止中ずっとスレートを使って
文字で会話し続けてくれたとても優しい彼。
最初は他愛もない会話だったのに、次第に愛を語る言葉が並ぶ並ぶ。
このドキドキは緊張? それとも恋? 結局、お断りさせて頂きましたが、
帰国後しばらくはドキドキ。緊張絶頂の水中告白は、かなりヤバイです。

世界の中心より、水に中の方が愛を語るには効果的なようです。

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writer
PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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