イタリアのダイビングギアメーカー「Mares」の2024年新製品はこれだ！【連載vol.06】

オーシャナ編集部

洗練されたデザインと革新的な技術で、世界的な人気を誇るイタリアのダイビングギアブランド「Mares（マレス）」。75周年を迎え、新たに登場した新製品をご紹介！2024年2月に発表されたMares史上、最も視認性の高いダイブコンピュータや環境に配慮した素材を使ったダイビングバッグなど気になる製品が目白押し！

Mare史上最も高い視認性「QUAD Ci（クアッド Ci）」

まずご紹介するのは、視認性抜群のカラー液晶、かつ大画面のダイブコンピュータ「QUAD Ci」。本製品の最大の特徴は、なんと言っても大きめなスクエアタイプのモニターが誇るその視認性の高さ！必要な情報が瞬時に認識できるように文字が大きく、さらに無減圧時間や残圧、体内の窒素飽和度などは、カラーバーによる表示がされている。また必要なデータだけを大きな文字で表示する「EZディスプレイ」と、詳細な情報を表示する「COMPLICATIONSディスプレイ」とを、水中でワンボタンで切り替えることも可能。
デザインは既存製品である「QUAD」の4つボタンを踏襲しており、昨年発売された「SIRIUS」と同じく大画面のMIP（メモリインピクセル）液晶（※）搭載したことで、フル充電すると30時間のダイブに使えるダイブコンピュータ（トランスミッターを使用した場合は約20時間。時計のみでの使用は約10日間使用可能）。
本体に記録されたダイビングのログはBluetoothで、アプリ「Mares」もしくは「MySSI」を介してスマートフォンへの直接接続可能。
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※最新の技術を用いた液晶ディスプレイの一種で、ディスプレイの文字などを構成する色の1粒である「画素（ピクセル）」の中に「メモリ」を持つタイプのもの。一般的な液晶では、電流を流し続けないと画像や文字を表示し続けることができないが、MIP液晶は一旦表示した文字は記憶するので、表示し続けるための電力を必要とせず、圧倒的な省電力となっている。

「EZディスプレイ」

「COMPLICATIONSディスプレイ」

フロッグキックと相性抜群の「Power Plana Tec CAMO（パワープラナテック CAMO）」

新しい接続システムが採用されたメタルフィンストラップ

特にフロッグキックをするのに最適で、またマイナス浮力のためにドライスーツを使用するときなどにおすすめしたいフィン。高品質なラバー素材が使われており、その信頼性から特にテクニカルダイビングや世界中のプロダイバーーに愛用者が多い。今回この「Power PLANA TEC」から、ブラックとモスグリーンのカモフラージュ柄の新色が登場！さらに今回、メタルストラップの接続部に新しいシステムを採用し、すっきりとした外観に。また、接続角度を18°にすることで、ストラップが最適な位置に収まり、快適なフィット感と使用中の脱落の可能性を大幅に軽減。ストラップのタグを引っ張ることで簡単に素早く着脱も可能。

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世界中で高い人気を誇る「AVANTY QUATTRO Plus XS size（アヴァンティ クアトロ プラス XSサイズ）」

「AVANTY QUATTRO」シリーズは、世界中で売れている他社製フィンの合計数よりも売り上げ本数が多いという、文字通りベストセラーフィンだ。「AVANTY QUATTRO Plus」は、シリーズの中で最も高い人気を誇り、しなりのあるHI-FLEX素材とチャネルスラストテクノロジーで、少ない力でより多くの推進力を得ることが出来る。さらに、バンジーストラップと特殊なフットポケットの形状により、フィンとの一体感と着脱のしやすさを両立している。今回この「AVANTY QUATTRO Plus」に足の小さな方でもお使いいただけるXSサイズが登場（※）。今までサイズがなくて諦めていた方も、ぜひ今回を機に試してみていただきたい。

※XSはWHのみ

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100％カーボンのロングフィン「X-WING CS/SOFT（エックスウィング CS/ソフト）」

「X-WING CS」のブレードは100％カーボンで作られており、Mares独自のフィン形状により、軽いキックで推進力を得ることができる。この「X-WING CS」にソフトブレードバージョン「X-WING CS/SOFT」が新しくラインナップされた。既存の「X-WING CS」よりも柔らかいフィンなので、キックをできる限り省エネにして、記録を狙いたいフリーダイバーにとっての選択肢が広がったと言える。自分の脚力や好みに合わせてセレクトしてみよう。
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クルーズバッグライン

ダイビングには、ダイビングをより快適に楽しくさせるバッグアイテムが必要不可欠！今年のMaresからは、環境に配慮された100% R-PET（※）のカラフルなバッグアイテムシリーズが豊富にラインナップされた！本シリーズには「100% R-PET 専用タグ」が付けられ、環境に配慮した製品であることが証明されている。

※100% R-PET
「R=リサイクル」した「PET=ペットボトル」を繊維の原料としており、プラスチックごみの削減はもちろん、生産エネルギーを59%削減、CO2排出量を32％削減できる。

荷物の多いダイバーでも安心の「CRUISE BACKPACK（クルーズバックパック）」

100%リサイクル素材を使用し環境にも配慮。サイズは40cm×31cm×80cmで100ℓの大容量なスーツケース。バッグの左右には水抜きの付いたフィン専用のポケットが備わっており、メインのスペースにはダイビング器材一式が余裕を持って入る大きさ。これなら荷物の多いダイバーでも安心だ。
デザインに関しては、マレスがダイビング指導団体「SSI」と一緒に取り組む、海洋環境保全活動「BLUE OCEANS」のシンボルマークが表面にはプリントされている。

ダイビング器材をコンパクトに持ち運べる「CRUISE BUDDY（クルーズバディ）」

「CRUISE BACKPACK」よりも一回り小さい「CRUISE　BUDDY」のサイズは、43cm×27cm×75cm（87ℓ）。このサイズ感でもダイビング器材一式を収納することができる優れもの。ウェットスーツで潜るダイバーならこのサイズでもちょうどいいかも!?

スタイリッシュなおしゃれダイバーには「CRUISE DRY BP18 LIGHT（クルーズドライBP18ライト）」

タオルや飲み物などの小物を入れられるリュックサック型のアイテム。防水仕様なので、水辺のシーンでも安心して使える。「CRUISE BACKPACK」、「CRUISE BUDDY」と同様に「BLUE OCEANS」のシンボルマークが表面にプリントされており、スタイリッシュでモダンなデザイン。重さは400ｇと軽量。

シンプルなドライバッグなら「CRUISE　DRY T（クルーズドライT）」

防水仕様のシンプルなデザインのチューブ型のドライバッグ。サイズごとに異なる4種類の色展開。ショルダーストラップも付いているので、持ち運びにも便利！

通気性抜群の「CRUISE MESH BAG（クルーズメッシュバッグ）」

ダイビング器材を入れられるメッシュバッグ。通気性が良いため、メッシュバッグに収納したまま器材の水気を切ることができる。使わないときは取って付きの円形バッグに折りたためるのも嬉しいところ。

どんなスーツでも素早く着脱できる「SIRIUS BUNGEE MOUNT（シリウスバンジーマウント）」

昨年発売されたダイブコンピュータ「SIRIUS」のバンジーマウントが登場。バンジーの長さはあらゆるスーツにフィットし、素早い調整も可能。着脱がしやすいのも特徴。
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Maresの新製品はいかがだっただろうか。今年はダイビングを盛り上げる鮮やかなカラーラインナップが目立ったように思える。実際にMaresの器材を見たり、海で試してみたいという方は、全国各地で行われるイベントやモニター会をチェックしてみよう。Maresのスタッフから直接話を聞くこともできるので、ぜひ足を運んでみては。今年もダイビングを最高に楽しめるダイビング器材と出会えますように！
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オーストリアに本社を構える、スキーやスキーブーツ、テニスラケットを世界で展開するグローバルスポーツブランド「HEAD」の日本支社。創業75年を迎える老舗ダイビング器材メーカー「Mares」と50年以上の伝統をもつ指導団体「SSI」のほか、スキーやテニス事業を展開。自然を舞台に楽しむことをサポートする会社として、サスティナブルな社会への取り組みにも力を入れている。

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