トルコでダイビングができるって知ってた? 水中遺跡を旅しよう

地中海やエーゲ海などに囲まれ、8,500㎞にわたる海岸線を有するトルコには、さまざまなダイビングポイントがある。サンゴや多様な海洋生物に出会えるだけではなく、水中遺跡が多数楽しめるスポットも。トルコのダイビングスポットとアフターダイビングの楽しみをご紹介したい。

水中遺跡を巡る海中公園がある「チャナッカレ」

「チャナッカレ」のゲリボル歴史海中公園では、第一次世界大戦中のチャナッカレ戦争の痕跡を見ることができる。海中公園は150㎢もの広さがあり、14のポイントでのダイビングが可能。併せてユネスコの世界文化遺産に登録されている古代都市トロイや、ヨーロッパで権威のある博物館賞を受賞しているトロイ博物館にも足を運ぶことで、より一層楽しめることだろう。また、エーゲ海随一の美しい自然が残るサロス湾には、200種以上の海の生き物が生息しており、自然を楽しむことも。

アフターダイブでは、チャナッカレ沖に浮かぶボズジャ島やギョクチェ島で、オリーブオイルとオリジナル・ワインで調理されたこの地方の名物料理を味わうのも楽しみの一つ。直近では「ボズジャ島ジャズフェスティバル」が2023年9月8日(金)から9月10日(日)まで開催されるため、音楽を楽しむのも良いだろう。

▶︎「ボズジャ島ジャズフェスティバル」

運が良ければアザラシにも会える⁉ 「カシュ」

トルコ・リビエラの真珠と呼ばれるアンタルヤには、トルコでもっとも人気のあるダイビングスポット「カシュ」がある。ダイビングポイントが15ほどあり、サンゴ礁、岩場、難破船などさまざまな水中シーンが見られる。チチュウカイモンクアザラシやアカウミガメに遭遇することも。ダイビング後は、本場の地中海料理を楽しめるほか、カリア文明とリキア文明の古代都市を訪れたり、トレッキングルートを体験したりと、さまざまなアクティビティに参加できる。

陸でも海でも水中遺跡を楽しめる「ボドルム」

ムーラに位置する「ボドルム」には20のダイビングポイントがあり、透き通った海とそこにすむ生き物たちが楽しめる。また、難破船や古代のものと思われる壁も見られる。さらにトルコの海中で発見された遺物はボドルム水中考古学博物館にも展示されているので、アフターダイブで訪れてみたい。ボドルムでは、美しい湾で日光浴を楽しんだり、トルコ料理はもちろん、世界の美食を体験したり、「古代世界の七不思議」のひとつとされるマウソロスの墓の遺跡の見学もできる。

「フェティエ」には洞窟や海洋保護区も

夏休みの人気スポットの1つ「フェティエ」にはトルコ屈指のダイビングスポット、アクアリウム湾がある。水の透明度からその名がついたこの湾は、ビギナーから経験豊富なダイバーまでが楽しめ、近年、保護区域にも指定されている。中でも「アフクレ」はソフトコーラルで覆われたアーチやトンネルがあるほか、多くの洞窟やさまざまな魚、海中植物が生息しているため、人気のポイントとなっている。アフターダイブでは魅惑的なビーチで有名なオリュデニズや、80種以上の蝶が生息するバタフライバレー(蝶の谷)などが楽しめる。

2022年には全世界から約5,140万人の訪問者を迎え、世界第3位の観光市場となったトルコ。地中海沿岸に位置し、有名なボスポラス海峡が隔てるアジアとヨーロッパを結ぶトルコは、何世紀にもわたり文化的な交流と多様性の拠点となってきた。多様な文明が反映された歴史、遺跡、自然や美食に加え、ダイバーだからこそ楽しめる海にもぜひ訪れてみては。

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