ダストキャップの水滴飛ばしより、素早いタンク交換のほうが大事!?
反響の大きかった、ダストキャップの水滴を飛ばすことに関する記事。
お話を聞いた高尾さんより、“一部正確ではない”というご指摘をいただきました。
「長時間、ダストキャップにエアを吹きかけると、むしろ、キャップに水滴を染みこませてしまい」とありましたが、キャップに水滴は染み込まないとのことです。
正しくは、
「勢いよく飛び出したエアが、水滴および周囲の湿気をフィルター部より器材内に入れてしまうことに繋がる」
その湿気が器材の中に入ってしまい、結果、フィルターが緑錆だらけになったり、1stステージ内が水没した状態と同じように内部の部品にカビが生えたり、金属部品がメッキ剥がれを起こす原因となるとのことでした。
訂正いたします。
誤解を与え、大変申し訳ありませんでした。
タンク交換は素早く行おう
いずれにせよ、長時間、ダストキャップにエアを吹きかけてもあまり意味がないことには変わりありません。
ダストキャップの水滴飛ばしに関して、こんな視点も。
「タンク内に充填されている空気の湿度は、約3%以下。レギュレーターとタンクが接続してある状態では、タンク内の湿気の少ない空気が器材内部に送り込まれているわけですが、海上など湿気の多い場所では、タンク交換の際、1stステージのエアの流入口がオープンな状態だと、器材にタンクからのエア以外が入り込む環境を作ることになります」(高尾)
結果、器材に湿気を取り込んでしまうことになり、錆の原因、器材の劣化の原因となるということです。
つまり、やはり、ダストキャップの水滴を飛ばすことに時間をかけずに、さっとタンク交換をすることが大事だと言えそうですね。