新アンバサダーに中村卓哉さん就任!パプアニューギニア・ダイビングナイトレポート

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パプアニューギニアの海・半水面(撮影:中村卓哉)

撮影:中村卓哉

2014年10月9日(木)、銀座「シテ・ドゥ・タン ギンザ」にて、パプアニューギニア・ダイビングナイトが開催されました。
※以下、パプアニューギニア=PNG

過去、PNGダイビングイベントに登録、参加された方々を対象に絞ったイベントにもかからわず、コアなPNGファンの申し込みが殺到し、あっという間に120人満席の盛況ぶり。

パプアニューギニアナイト

イベントのメインとなるスライドショーで紹介されたのは、PNGの中でも唯一“白砂ビーチ”がある、ケビエンのリセナン島。
島全部がアイランドリゾートとなっている、秘境中の秘境になるリゾートアイランドです。

PNGダイビング大使の鎌田多津丸さんの司会で、7月に実際、ケビエンに取材にいった水中カメラマンの中村卓哉さんとオーシャナの水中レポーター稲生薫子による、息の合った楽しいかけあいが展開されました。

パプアニューギニアナイト

実際に潜った2人に共通するキーワードは“魚の密度”。

「どこで潜っても魚がたくさんいて、どこを切り取っていいか迷うくらい」(中村)

「足が着くくらいの水深にギンガメアジが群れていたり、安全停止でツバメウオとカスミチョウチョウウオが密集していて興奮しました!」(稲生)

パプアニューギニアの海(撮影:中村卓哉)

撮影:中村卓哉

また、マクロ生物も豊富で、「浅瀬の12~13mくらいに、アケボノハゼがハタタテハゼくらいいっぱいいるんだよ」と中村さんが言うと、会場からは「見た~い」の声。

さらに、中村さんが“つるぺろピグミー”と呼ぶ、パプアニューギニアらしいピグミーシーホースが紹介されると「可愛い~」。

パプアニューギニアのピグミーシーホース(撮影:中村卓哉)

撮影:中村卓哉

さらに、海の魅力と同じくらい、2人が熱く語っていたのは、リゾートや料理のこと。

「桟橋が島の外からも見えなくて、一見すると無人島。本当、隠れ家みたいでいい雰囲気なんだよね」(中村)

「朝、昼、夜の食事はレストランでローカルスタッフが用意してくれます。メインは魚料理で、日本人にも合うような味付けですが、何より、真心がこもっているのが本当に伝わってきました。獲れたてのロブスターやマングローブの生ガキなんて、ちょっと日本では食べられない料理もおいしかったです」(稲生)

パプアニューギニアの人(撮影:中村卓哉)

撮影:中村卓哉

海だけでなく、リゾートも秘境感たっぷり。
そんなケビエンの魅力が伝わるトークショーとなりました。

パプアニューギニアナイトの中村卓哉と稲生薫子

パプアニューギニアのケビエンをひと言で!「ゴージャス!」(稲生)、「全部ある!」(中村)

スライドショーのあとは、サプライズでパプアニューギニアの新アンバサダーの発表!

中村卓哉さんが選ばれ、本人も「え?本当?」と戸惑いながらも「まだまだ知られていないパプアニューギニアの魅力を伝えてきたいです」と抱負を語ったのでした。

パプアニューギニアアンバサダーの鎌田多津丸さんと中村卓哉さん

前アンバサダーの多津丸さんと新アンバサダーの中村さん

そして、食事を楽しんだ後は、パプアニューギニアツアーの無料ご招待ツアーが当たるじゃんけん大会。

パプアニューギニアナイトのじゃんけん大会

ゲストスピーカーの稲生とじゃんけんをして、最後は一騎打ち。
皆さん、最も白熱した瞬間でした(笑)。

パプアニューギニアナイトのじゃんけん大会

ラッキーな2名の方、いってらっしゃい!

パプアニューギニアの魅力はもちろん、ダイバー同士ということで話は盛り上がり、あっという間の2時間。
無料イベントということもあり、評判を呼んで、回を重ねるごとに参加者の増えるパプアニューギニア・ダイビングナイト。
さて、次回もあるのでしょうか?

パプアニューギニア政府観光局の山田隆さんに今後のことを聞いてみました。

パプアニューギニア政府観光局の山田隆さん

「はい。もちろんです。このイベントは、パプアニューギニアの魅力、特に海の魅力を映像と写真で伝えるため。今回はケビエンを特集しましたが、海の多様性とパプアニューギニアの魅力を伝える事ができたのではないでしょうか。回を重ねるごとにプレゼン自体の内容も良くなって来ており、来場者の反応もいいように思います」

今後はどのような内容になっていくのでしょうか?

「まだまだ伝えきれていない魅力もあり、映像や写真をお見せするのはもちろん、著名な写真家だけでなく、一般のパプアニューギニアが大好きな方からのプレゼン等も今後あってもいいと思います」

サーフィンでは一般から「サーフィン大使」が生まれているとのこと。
今後、ダイビングでも一般ダイバーから熱い大使が現れることを期待したいと思います。

最後は、ゲストスピーカーとして参加したオーシャナ稲生の感想。

「イベントで印象に残っているのが、トークショー後にお声がけいただいた言葉。お礼の意味も込めて、少し発表させて頂きますね」

■娘と聞きに来ていたのだけれど、私たちは海だけでなくて、食事も大切に考えているから、女性ならではのそういう話が聞けて嬉しかった。食事が安心なら行けるので、行ってみたいです。
■PNGナイトは毎回話す人が違って面白い。今回は本当に聞いていて楽しかった。行った二人が本当に楽しかったというのが伝わってきました。
■ケビエンは気になっていたけど、今日話を聞いて、本当に行ってみようと思いました。ありがとうございました。

「少しでもパプアの魅力が伝わったのが嬉しかったのですが、特に、女性はやはり海の中以外のことにも重きを置くのだなとわかり、実際に行った女性の視点で、思ったことを伝えられてよかったと少しほっとしました。最後までお付き合い頂けて嬉しかったです。本当にありがとうございました」

皆さんもパプアニューギニア・ダイビングナイト、次回はぜひ参加してみてくださいね!

パプアニューギニアの子どもたち(撮影:中村卓哉)

撮影:中村卓哉

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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