思いをのせて。岩手の大空に舞う300匹の鯉のぼり 〜LoVEup KOKOROKOINOBORIプロジェクト〜
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「被災地の事、被災地の人々を忘れないために、
ずっと心に寄り添っている事を何かの形にして伝えたい」という思いから始まった、
KOKOROKOINOBORIプロジェクト。
世界中の思いを乗せた手書きの鯉のぼりが空に舞う舞台は、
岩手県大船渡市のサン・アンドレス公園で開催の「けせんふぇす2012」(5月4、5日)。
あいにくの悪天候で4日は中止だったものの、5日は無事開催することになり、
プロジェクトメンバーや三陸ボランティアダイバーズ、モア・プロジェクト・ジャパン
の方々を中心に朝から設営作業。
来場していた子供たちもその場で鯉のぼりにお絵かき。
設置作業は、強風のため作業はやや難航したものの、
開場10時の30分前、ついに200匹の鯉のぼりが岩手の大空へ!
子供たちも大喜び。
大人だって大喜び。
鯉のぼりが見守る中、けせんふぇすは温かい雰囲気に包まれる。
ライブでは、オーシャナ・メンバーのいぬたくもついついダンシング。
三陸ボランティアダイバーズのブースでは、
水中パネルを興味深く見つめる人や、
ドライスーツを着る代表のくまちゃんに興味をひかれた人で大賑わい。
Tシャツなどグッズもよく売れていたよう
けせんふぇす実行委員長の村上由美さんも、
「鯉のぼりによって会場が活気づきました。
鯉が元気に泳いでいるのといないのとでは雰囲気が全然違っていたでしょうね」と
フェスの立役者を見上げて目を細める。
また、この日、開場のすぐ近くに位置する「おおふなと夢商店街」でも、
「子供の笑顔を取り戻したい」と鯉のぼりを設置。
プロジェクトが提供した54匹の手書き鯉のぼりと
全国から寄せられた鯉のぼり、あわせておよそ100匹が商店街を賑わせた。
子供たちによる、ぬり絵の鯉のぼりも。
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この日、世界中の人々の思いを乗せて岩手の大空を泳ぎ続けた、
2つの会場の300匹の鯉のぼりたち。
最後、ステージ上のフィナーレの曲に合わせて
スタッフたちが、回収し始めていた鯉のぼりを手にとって振っていると、
現地の方々が近づいてきて「ぜひ、欲しい」との声が次々と。
とあるお婆さんは「皆さんの思いがとても嬉しいです。
いつも近くで感じていたいし、孫に見せたいのでメッセージが入った
ものをください」と、大切そうに鯉のぼりを持ち帰っていったのでした。
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※今月下旬〜来月上旬に特集記事もアップされるのでお楽しみに。
■主催
LoVEup KOKOROKOINOBORIプロジェクト
■共催
けせんふぇす2012
三陸ボランティアダイバーズ
モアプロジェクト・ジャパン
ocean+α
■鯉のぼりの手描きに、ご協力頂いた団体・ダイビングサービス等
Diving&Cafe川奈日和
新浦安渋谷幼稚園の有志一同
千葉県立船橋特別支援学校
南紀シーマンズクラブ
福井県鯖江青年会議所
うなりざき石垣店
ダイバーズプロIRON
新橋BOX
Diving shop NANA
DOLPHIN DREAM
おらんくダイバーズ
ALIZE
須江ダイビングサービス
西伊豆DSエグザイル
フリーダム・ファクトリー
AQUA JOURNEY Inc
Good Dive Shop
三陸ボランティアダイバーズ
モアプロジェクト・ジャパン
INTO THE BLUE
その他多くのダイバーの方々。