セブロケ、オスロブのジンベエザメ16匹!!「組み合わせ」の取材運

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急遽寺山編集長と行くことになった、BLUE CORALでの、フィリピン、セブ島ロケ。
昨日はセブの南、オスロブでジンベエスイム取材を行なった。
このオスロブでのジンベエスイムに関しては、僕個人的に取材に訪れたのは、これで8回目。

遭遇率は、100%!
その理由は、前に書いたウェブマガジン「セブ島で、ジンベエ三昧!の旅」を読んでもらえばわかるように、地元漁師たちによって餌付けされているから。

そして、今回も、ちまたでは「大物外し」の異名まで付けられている寺山編集長が一緒でありながら、なんど16匹ものジンベエザメに遭遇!!

しかも、あまり他にダイバーやスノーケルの観光客も少なかったせいなのか、ジンベエの密度も濃くて、一枚の写真に最高8匹のジンベエが写り込んでいた。
もちろん、寺山編集長とBLUE CORALのオーナーガイド、ヒロさんも一緒に写っている。

セブ、オスロブのジンベエザメ

ジンベエザメに見慣れた僕でさえ、この密度の濃さには、最初ちょっと興奮して撮影。
寺山編集長は、3年振りのジンベエザメに感動し、モデル役をつとめなければいけないのに、なんとなく、呆然としていて、どうも動きにキレが無く、二人のテンションが噛み合ず、あまり良い写真が撮れなかったのは残念だったけど、ジンベエザメ16匹は、自分にとってだけでなく、BLUE CORALとしては過去最高記録だそうだし、多分オスロブで確認されるジンベエの個体数としても最高に近いはず。

で、ちょっと過去に寺山編集長と一緒に訪れた取材を思い返してみた。
まずパラオでは、時期的にジャーマンのマンタシーズンは外れていた?にも関わらず、7匹のマンタの捕食シーンに遭遇して、モデル絡みでの撮影に成功した。

この前行った、神子元でも、透明度が悪くて、編集長は見れなかったものの、今年の条件の悪い中、僕は、初神子元で、100匹くらいのハンマーの群れに遭遇し、動画だけど、撮影することができた。

ちょっと、大物とは違うけど、岩手に取材に行ったときなんか、忙しいロケの続く中訪れたために、ハウジングは持っていったのに、カメラを忘れてしまい、撮影できないかも。というような状況に陥ったのに、何故かその直後に同じカメラを持ったゲストの人がやってきて、「是非使って下さい」と快く貸してもらえたおかげで取材ができちゃったり。

別の時、KOKOROKOINOBORIプロジェクトで岩手に一緒に訪れたときも、前日まで強風と雨で鯉のぼりを上げれずにいたのに、僕らが行ったときには、風も鯉のぼりがたなびくのに丁度良い具合におさまり、快晴になったし。

そして、今回のジンベエザメ16匹、と決して大物運、取材運に恵まれていないとは思えない。

単独では「大物外し」と自虐的に言うけれど、僕は個人的な大物運よりも、一緒にいる人との組み合わせを気にする事の方が多い。
ハンマーのときもあの後のダイビングでは一匹も見れなかったのは、もしかしたら、寺山編集長が一緒に潜っていなかったからなのかも、とか。

今回のジンベエザメで確信したわけじゃ無いけど、一緒に潜りに行くことで、運の良いことが毎回起こるわけなので、僕個人的には、この組み合わせの取材運を大切にしていきたいと思っています。

ということで、寺山編集長は今日、帰国の途に着きました。
お疲れさま~。

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writer
PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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