パプアニューギニア・アロタウ 写真家・岡田裕介撮り下ろしレポート(第3回)

毛むくじゃらのニシキフウライウオも!サンゴの海の珍しい生き物たち

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ヘアリーゴーストパイプフィッシュ(ニシキフウライウオ)(撮影:岡田裕介)

ヘアリーゴーストパイプフィッシュ(ニシキフウライウオ) ポイント名:Cobb’s Cliff

タワリリゾートから行けるダイビングポイントは大きく分けて2つあります。

ボートで約45分から60分で行く外海の『サンゴ海』と、ハウスリーフとボートで3分から20分で行ける近場の『ソロモン海』。

今回の写真は、外界の『サンゴ海』で撮影しました。

ここは運が良ければマンタやバラクーダ、ハンマーヘッド、ギンガメの群れなどの大物が見られるが、潮当たりが悪いとまったく見る事ができないギャンブル性のある海。
しかし、もし僕のようにハズしても、珍しいマクロ生物も豊富なので、飽きることはありません。

この日は全くと言っていいほど潮の流れはなく、大物の予感はゼロ。

しかし写真のヘアリーゴーストパイプフィッシュやミルンベイピグミーシーホースや各種クマノミ、ウミウシなどをガイドがバシバシ紹介してくれるので、逆に流れのない穏やかな海中でゆっくりとマクロ生物の撮影に専念することができました。

ミルンベイピグミーシーホース(撮影:岡田裕介)

ミルンベイピグミーシーホース ポイント名 「Cherie’s Reef」

ここを訪れた人が口を揃えて言うように、ここのローカルガイド陣の目の良さは半端じゃなく、ミルンベイピグミーシーホースなんて3~5mmぐらいしかないのによく見つけるよなぁ~、なんて感心しながら撮影してました。

それにしてもヘアリーゴーストパイプフィッシュの色、形にはびっくり。
黒バックに、この燃えているような体を入れて撮りたかったのですが、完全な黒バックにならず残念。
次回の課題ですね。

『サンゴ海』へ行く時には、ワイドとマクロの両方に対応出来るようにカメラの用意をお忘れなく。

パプアニューギニアのエビ(ニシキフウライウオ)(撮影:岡田裕介)
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PROFILE
埼玉県生まれ。大学卒業後、フォトグラファー・山本光男氏に師事。
 2003 年より、フリーランスフォトグラファーとして独立。沖縄・石垣島、ハワイ・オアフ島へ の移住を経て、現在は神奈川県の三浦半島を拠点に活動中。 水中でバハマやハワイのイルカ、トンガのザトウクジラ、フロリダのマナティなどの大型海洋ほ 乳類、陸上で北極海のシロクマ、フォークランド諸島のペンギンなど海辺の生物をテーマに活動。 2009 年 National Geographic での受賞を機に世界に向けて写真を発表し、受賞作のマナティ の写真は世界各国の書籍や教育教材などの表紙を飾る。温泉に入るニホンザルの写真はアメリカ・ スミソニアン自然博物館に展示。国内でも銀座ソニーアクアリウムのメインビジュアルはじめ企 業の広告やカレンダーなどを撮影。 またミュージシャンのライブ撮影も行い、雑誌、WEB、広告などに作品を発表している。
 
HP:https://yusukeokada.com
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