昔から変わらない光景なんだろうなと思わせる原始の海

タワリリゾートから行けるダイビングポイント『サンゴ海』と『ソロモン海』。
共に圧巻だったのはパープルビューティーやキンギョハナダイなどの美しい魚の量と密度。
ストロボの光が遠くまで届かない水中では全てを同時に写せないのが非常に残念なところで、パノラマカメラなんかでこの魚の大群を一発撮りできたら凄い写真が撮れそう。

潮当たりが良いサンゴの周りには、見渡す限りと言った表現がピッタリなほどの魚が元気に泳ぎ回っています。
養分が一杯のこの海はプランクトンも多いので、けして透明度は良くはありませんが、とにかく全てが濃い海。

びっしりと行き交う様々な魚群を眺めていると、この圧倒的な世界は、僕のこれまでの願望を一気に満たしてくれるかのようでした。
世界中どこへ行っても「昔はもっと良かったよ」と言われる事の多い海中の世界で、ここは遠い昔と何にも変わってないだろうなと思わせてくれる、そんな海。
パプアニューギニアにはタイムスリップしたかのように思える、そんな原始の海が確かに残っていました。

光が届く浅場で自然光で撮影
パプアニューギニア・アロタウ 写真家・岡田裕介撮り下ろしレポート(連載トップページへ)
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