パプアニューギニア・アロタウ 写真家・岡田裕介撮り下ろしレポート(第2回)

工場がほとんどない陸の豊かさが海の豊かさに直結するパプアニューギニア

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パプアニューギニアのミノカサゴ(撮影:岡田裕介)

先月中旬の1週間、パプアニューギニアのアロタウ、タワリリゾートに行ってきました。

タワリリゾートはオーシャニックというアメリカのダイビングメーカーの社長さんが世界中の海を潜り歩き見つけた、普通ならクルーズでしか行けないような場所に建つダイバーの楽園のようなリゾート。

最寄りの空港からバスに揺られ、1時間半、そこからさらにボートで15分、船でしか行く事が出来ない岬の先にそのリゾートはあります。

パプアニューギニアの海(撮影:岡田裕介)

『魚影が濃く、生物のエネルギー溢れる海』
これがこの海の感想。

サンゴは元気いっぱいに成長し、
ハナダイなどの魚の群れはカメラには納まりきらないほどの数で広範囲に広がり、
ミノカサゴは他の海では見た事もないぐらい肉厚で、
現地ガイドさんがやたらと紹介してくれたウミウシは元気一杯に動き回る、
そんな海。

今は日本人ガイドさんが不在なので、少し不安もあったのですが、陽気でフレンドリーで真面目な現地ガイドさんと潜るのもそれはそれで楽しかった~。

このリゾートに滞在中に潜りに行くポイント周辺は、ほとんど開発の進んでいない本当の大自然。
点々とある住宅も高床式の昔ながらの建物でトイレも海に直接だったし、着ている服さえ違えば、まるでタイムスリップしているかのようなんです。

パプアニューギニアのトイレ(撮影:岡田裕介)

これがトイレ

人口密度が低く生活排水も少ない、工場もほとんどない陸の豊かさが、この海の豊かさに直結しているんだなと素直に思う。

そんなパプアニューギニア、タワリリゾート周辺の海中とリゾートで体験出来るアクティビティを数回に分けてレポートします!

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PROFILE
埼玉県生まれ。大学卒業後、フォトグラファー・山本光男氏に師事。
 2003 年より、フリーランスフォトグラファーとして独立。沖縄・石垣島、ハワイ・オアフ島へ の移住を経て、現在は神奈川県の三浦半島を拠点に活動中。 水中でバハマやハワイのイルカ、トンガのザトウクジラ、フロリダのマナティなどの大型海洋ほ 乳類、陸上で北極海のシロクマ、フォークランド諸島のペンギンなど海辺の生物をテーマに活動。 2009 年 National Geographic での受賞を機に世界に向けて写真を発表し、受賞作のマナティ の写真は世界各国の書籍や教育教材などの表紙を飾る。温泉に入るニホンザルの写真はアメリカ・ スミソニアン自然博物館に展示。国内でも銀座ソニーアクアリウムのメインビジュアルはじめ企 業の広告やカレンダーなどを撮影。 またミュージシャンのライブ撮影も行い、雑誌、WEB、広告などに作品を発表している。
 
HP:https://yusukeokada.com
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