頼もしく温かい、パプアニューギニアの現地ダイビングガイドたち
パプアニューギニアのタワリリゾートは現在、日本人ダイビングガイドは不在なので、一緒に潜るのはパプアニューギニア人のローカルスタッフです。
正直なところ、初めて行く場所でもあり日本人ガイドがいないことに少し不安を抱いて現地へと向かいました。
しかし、毎日交代で僕についてくれた4人のガイド達は皆、安全なダイビングへの意識が高く親切丁寧だったので、余計な心配だったなと一安心。
特にリーダーのアルベルトは真面目で頼もしい人柄で、毎夜の打ち合わせでは翌日のポイントの情報もしっかりと教えてくれるので安心だったし、不安だった英語もゆっくり話してくれるので分かりやすかった。
しかし国民性の違いなのか、紹介してくれる生物の好みが微妙にずれている事も正直ありました。
コーラルガーデンの美しいサンゴを夢中で撮影している時にカンカン、タンクを何度も鳴らすので行ってみたら、よく見るウミウシだったのでズッコケそうになる事も。
潜る前に自分の希望をしっかりと伝えておくことが重要です。
また、僕がどんな写真が撮れているのかが気になるらしく、撮った写真をその場で見せると、凄い笑顔で自分の事のように喜んでくれるのはテンションが上がります。
ガイドとお客さんというよりは、一緒にダイビングを楽しむバディといった感覚に近いかな。
また、最近まで働いていた日本人ガイドのYukaさん。
お会いした事はありませんが、彼女の事を語るボートクルーはじめ、ローカルスタッフが皆、寂しそうだったのが印象的でした。
あるボートクルーが「彼女は賢くて、とても可愛らしい女性だったよ」と遠くの空を見ながら語る様子に、本当に皆に慕われ愛されていたんだなと感じました。