3ヶ月のつもりが気づけば7年。リセナン島のダイビングガイド野崎さんインタビュー
パプアニューギニア・リセナン島は、島全体がリゾートになった、横100m、縦400mの小さな島。
「はじめは3か月の予定だったんです」と話始めた現地ダイビングガイドの野崎さん。
水陸共にゲストのケアをしてくれる野崎さんにインタビューをしてみました!
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いつ、リセナン島に来たのですか?
野崎
2007年に来ました。その前はマダンにいて、マヌス、再度マダンに移動しました。
最後のマダンで、この先どうしようかなと思っていたところ、リセナンが3か月間(7~9月の繁忙期)のガイドを募集していたんです。なので、じゃあ行ってみるかという感じできました。
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いま、2014年ですけど…(笑)
野崎
それがですね、気が付いたら7年過ぎていました(笑)
3か月の予定だったんですけどね~。
――
初めてリセナンに来たとき、どんな印象でしたか?
野崎
マダンやマヌスと比べても、肌の色が黒いなって思いました(笑)
海ももちろん濃かったですけどね。珍しい魚もいるので。
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珍しい生き物では、どんな生物がいるのですか?
野崎
ホワイトボンネットアネモネフィッシュっていうクマノミがいるんですけど、固有種なのでそれが一番人気です。
後は色の黒いクマノミがいますよ!
――
ダイビングポイントはどれくらいあるんですか?
野崎
30ポイントくらいはありますけど、よく行くのは10ポイントくらいです。
――
人気のポイントはどんなところですか?
野崎
沈船や日本の飛行機なども沈んでいるので(沈飛行機っていうんですかね?)、それは人気があります。
それ以外の場所でも魚影は濃いし、楽しいポイントばかりですよ!
――
リセナン島ならではの体験ってありますか?
野崎
うちは、エコなんです。雨水に頼って生活しているので水がとても貴重なんです。
なので、シャワーも水のみです。お湯にしてしまうとずっと浴びつつけちゃいますからね(笑)
でも北の地域に位置するリセナンは年中水温が30度で気温も高いので、水シャワーといってもぬるま湯が出てきます。全然寒くないですよ!
また最近では、ハネムーンの方もよくきてくれるので、リクエストに応じて、「ロマンチックディナー」をしています。
ビーチにセットアップして、ディナーを過ごしてもらいます。夕日が本当に綺麗だから、結構人気がありますよ!
あとは、「カメプロジェクト」というのをしているんです。カメの産卵を見ようというものですね。
10月~3月の間で見られるんですが、去年は子亀が1500匹も見られました!!
ぜひ、見に来てほしいです。
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やっぱり、島の自然が魅力ですね~
野崎
そうですね。
スタッフが隣の島から来ているので、その島に行って、現地の人の生活を間近で見られるということや、その家にはホタルが生息しているので、ホタルの写真も撮れます。
あとはやっぱり、サンセットと、星ですね。
――
ダイバーはどのくらいの割合できますか?
野崎
ダイバーが60%、スノーケラーが40%という感じです。
外国の方で、“なにもしない”という贅沢な過ごし方をする方もいますよ。
――
ハウスリーフも潜れますか?
野崎
もちろんです。スノーケルも出来ますし、膝下くらいの水深にもたくさんクマノミが生息しています。
また、アウトリガー(カヌー)で島一周もできます。あとは、10月~3月までは、サーフィンもできますよー!
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最後に、これから来る方に向けてメッセージをお願いします。
野崎
日本からのアクセスがよくなったので今までよりもかなり来易くなったと思います。
リセナンリゾートでのんびり、ゆっくり、一緒にダイビングを楽しみましょう!
お待ちしています!!