ニューカレドニアロケで見つけた、古代巨大ザメ、メガロドンの歯の化石

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ニューカレドニアロケの最終地、ヌメアの町を散策中。「何か面白もの無いかな〜」と取材でお世話になったALIZEのマサシ君に訪ねると、「こんなのありますけど」と紹介されたのが、古代ザメ、メガロドンの歯の化石。

メガロドンの歯の化石

メガロドンとは、約1800万年前から約150万年前(新生代第三紀中新世半ばから鮮新世)にかけての、海が比較的暖かかった時代に生息していたサメ。
和名では、ムカシオオホホジロザメ(昔大頬白鮫)と言う。

現存するホホジロザメと近縁と言われているけど、その最大全長は18メートル、体重は100トンという、まるで、ジンベエザメがマッコウクジラか!くらいのモンスターだったと言われている。

そんな巨大ザメが生存していたら、迂闊にダイビングなんかする気にはなっていなかっただろうけど、人類が誕生する頃には、すでに絶滅していて、接点は無いらしい。

以前から、アメリカの海岸で見つけることができるとは聞いていたのだけど、このニューカレドニアでも、メガロドンの歯が手に入るというのは、知らなかった。

このメガロンドンの歯、ニューカレドニア南部で行なわれていた底引き網漁の網に入っていたものを採取していたので、以前はかなり多く出回っていて、フランス本国に持って行くと、現地の販売価格の2倍で売られているそう。

しかし、5年前からニューカレドニアでの底引き編み漁は禁止になり、今では入手も困難になってしまったとのこと。

メガロドンの歯の化石

で、こういうの嫌いじゃない自分、思わず、2個ゲット!
今の今まで、手放すのを躊躇し、ダイブマーケットで販売するかどうするか悩み抜いた末に、イル・デ・パン、ヌメアのウェブマガジンがアップされたタイミングでやむなく販売。

サイズは大きい方が、130mm x 113mm x 102mm
小さい方が、115mm x 100mmx 85mm

古代巨大ザメ、メガロドンの歯

この重量感、サメ好きにはたまらない。

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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