7月からのレジ袋有料化、いま私たちがすべきこと
来たる7月1日から、いよいよレジ袋有料化が日本国内で本格的にスタート。
これからのプラスチックレス生活に向け、プラスチックごみが及ぼす深刻な海洋プラスチック問題についてもう一度考えたい。
——記事概要——-
1.レジ袋有料化について
2. 海洋プラスチック問題について
3. 海外諸国のプラスチック製品への規制について
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1 . レジ袋有料化について
レジ袋有料化は、プラスチックごみの削減を主な目的とし、施策された。
これは「レジ袋の使用禁止」ではなく、過度なレジ袋の使用を控えようという取り組みだ。
レジ袋ってどこまでのことを指しているの?
最初に多くの方が疑問に思うポイントではないだろうか?
基本は、「消費者が購入した商品を持ち運ぶために用いる、持ち手のついたプラスチック製の買物袋」全てのことを指している。そのため、紙製・布製・持ち手のないプラスチック袋は対象外。
また、プラスチック製の中でも、環境負担の少ない下記3種の袋は、対象外であると提示されている。
《対象外の袋》
①プラスチックのフィルムの厚さが 50 マイクロメートル以上のもの
理由:繰り返し使用することができるため
②海洋生分解性プラスチックの配合率が 100%のもの
理由:微生物によって代謝され自然界へと循環する性質を持つため
③バイオマス素材(植物由来)の配合率が 25%以上のもの
理由:植物由来がCO2総量を変えない素材であり、 CO2の排出を抑えるため
▶︎参考:経済産業省 環境省 プラスチック製買物袋有料化実施ガイドライン(抜粋)
▶︎参考:経済産業省 環境省 プラスチック製買物袋有料化実施ガイドライン
より詳しく知りたい方は特設サイトやYoutubeをチェック!
細かい規制が多数存在するレジ袋有料化。
経済産業省は、消費者にもわかりやすく伝えるため、特設ページやYoutubeを開設している。
●特設サイト
店舗などで今すぐ利用できるポスターデザインやパンフレットデータなども特設サイトからダウンロード可能。
●経済産業省のYoutube
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