オーストラリア12月15日入国再開!パースのダイビングガイドにインタビュー

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オーストラリアは、2021年12月15日からオーストラリア政府指定のワクチン接種を完了した日本国籍者の、日本からの入国を再開した。ただし、現状で入国できるのは、ニューサウスウェールズ州(州都シドニー)、ビクトリア州(州都メルボルン)、オーストラリア首都特別地域(キャンベラ) のみ。入国後24時間以内のPCR検査(結果が出るまでは自主隔離)が義務化されている。

2020年3月から、外国籍だけでなくオーストラリア国籍の方々もオーストラリアへの入国が禁止されていた。1年8ヶ月後の2021年11月1日からは、ワクチンを接種済みのオーストラリア国籍者や永住者とその近親者のみ、オーストラリアへの出国と入国が自由にできるようになった。また同日より、ニュージーランドからのワクチン接種済みの旅行者の受け入れも再開。
11月21日からは、シンガポールからのワクチン接種済みの旅行者が、次いで12月15日より日本と韓国からのワクチン接種済みの旅行者の入国が可能となった。

2007年に世界文化遺産に登録されたシドニーの「オペラハウス」

オーストラリアといえばその昔、ハワイと二分するほどに人気の新婚旅行先であった。2008年のカンタス航空のグループ会社であるジェットスターの運航を機に、低価格で気軽にオーストラリアへ行けるようになった。2019年には日本から多くの直行便が運航し、学生旅行や家族旅行、そしてダイビング旅行の地として人気のある国である。

日本と同じ島国とはいえ、広大な大地とそこに生きる動物たちの違いと多さがオーストラリアの魅力であろう。

たとえば、アシカ。

どんな人でもメロメロになってしまうだろう、この可愛さ!逃げ惑うどころか「遊ぼう♡」とでも言っているかのよう近寄ってくるほどにフレンドリー。犬のように甘噛みをしてくることも。人懐っこいといえども自然界に生きる動物である。怪我をしないように注意することと、動物を傷つけないようにすることも忘れずに。
西オーストラリアの海沿いに位置するパースを起点に、アシカに会いにいくツアーが開催されている。アシカは浅瀬にいるので、水中マスクとシュノーケルさえあれば、その可愛さを満喫できる。

過去には、幼い子供とのふれ合いのツアーも開催されている。

アシカと出会えるシーズンは日本の冬の時期。西半球のオーストラリアでは夏場にあたるので、寒い日本を飛び出して海遊びが楽しめる。それも2019年9月1日からは毎日、全日空が日本とパースとの直行便を運航させていたので気軽に訪れることができていた。ちなみに現在は運休中。

オーストラリアのパースとは

西オーストラリア州にある、海沿いの街。

パースに滞在して楽しいのは、なにも海遊びだけではない。観光地としても人気が高い!

ピナクルズ Pinnacles Desert

砂漠地帯に石灰石の柱が無数に立ち並び、“奇岩”という代名詞がついているピナクルズ。元は海だったこの地に石灰岩質が蓄積し、そこに根を張った植物が時間を経て腐敗。石灰石だけが残り、風化して柱のようになっていったのではないかと言われている。
パースから250キロほど北にあるが、パースへの旅行者の多くがここを訪れている。日帰りのツアーも開催されている。

ランセリン砂丘 Lancelin Sand Dunes

西オーストラリア州最大の砂丘で、奥にはインド洋がのぞける。日本の砂丘と違って白いのは、砂が石灰岩から成るからである。
ツアーに参加すると、スノーボードが用意されており、砂丘を滑り降りて楽しむことができる。

バッセルトン桟橋 Busselton Jetty

海に向かって全長2キロもある桟橋で、先端には小さな水族館が。ソーラー発電の電車で海風に当たりながらのんびり行くことも、線路の脇を歩いて行くこともできる。左右の景観はもちろん海なので、まるで海の上を歩いているような気持ちにもなる。ここは、ジブリの映画のモデルにもなったと言われているそう。

海を見下ろしたら、ダイバーの姿も!パースから日帰りで行けるポイントにもなっている。

パースの海を案内するダイビングガイドに聞きました!

今回インタビューをお願いしたのは、パースにお店を構える「PERTH SCUBA」の谷口泰博氏(パース在住)。
ダイビングやシュノーケリングが楽しめるスポットが盛りだくさんな地域ではあるが、日本人のインストラクターがいるダイビングサービスは少ない。現在もパースで働く谷口氏に、パースの今を聞きました。

パースの“今”はどんな様子!?

「こちらは、オーストラリア国内でも新規感染者が少ない州ですが、パース都市圏及びピール地方の全ての屋内公共施設におけるマスクの着用義務が発表されました」。

「オーストラリアは州によって政策が異なり、西オーストラリア州では州境(国内)を超える移動をする場合には14日間の隔離が義務付けられています。海外はもちろん他州への旅行なども未だに制限されています。今後の政策としては州の住民が2回のワクチン接種率が80%以上完了していれば、州境や海外への旅行も出来るような政策発表が10月下旬に発表されました」。

「オーストラリア内で最もコロナ対策で厳しいとされるこちら西オーストラリア州は、ワクチン接種率が80%〜90%に到達した場合に海外からの旅行者を受け入れるようです」。
※ワクチン接種率が80%に達成した西オーストラリア州は、2022年2月には90%以上の接種が完了する見込みにより、2月5日より国境管理を緩和する予定であったが、延期が発表。2月中に再度検討される予定。(1月20日発表)

「アシカ」はどんな様子!?

「パースで一番人気のアシカスイム!以前と全く変わらず、子供のアシカ達がいつも一緒に遊んでくれます」。

ダイビングポイントとして人気の高い「エスペランス」の様子

リーフィーシードラゴン

「先日、西オーストラリア州の南部にあるエスペランスに潜ってきました。ここにはオーストラリアにしかいな“リーフィーシードラゴン”が生息しているのですが、以前にも増して見ることが出来ました!」。

「ロットネスト島」は今!?

写真:Whale、Silver Drummer

「パース近郊には“世界一幸せな動物”として知られるクウォッカが生息しているロットネスト島があります。ここでは今ザトウクジラが回遊してきています」。

「また、Silver Drummerの群れなども見ることが出来ます!」。

現在の営業状況

「通常通り営業していますが、今は西オーストラリア州に入ることが制限されているので、他州からのお客様や日本からの旅行者が居ないので、パースに滞在している方に限られてしまっています」。

日本のみなさんへのメッセージ!

「オーストラリアもワクチン接種率が上がって来ています。オーストラリア全体の感染者数が減ってきたら、日本からパースへの渡航が出来るのではないかと期待しております。できるだけ早く規制が緩和され、日本から多くの方がまたパースに来て大自然の感動を満喫して欲しいと思います」。

今、日本からオーストラリアに行くには(2022年1月22日現在)

2021年12月15日から条件を満たしている日本国籍者は、オーストラリアへの入国が可能になっている。

2021年12月15日より、新型コロナワクチン接種を完了した日本国籍の渡航者の入国措置が緩和されました。新たな措置により、有効なオーストラリアのビザを保有する日本国籍の方は、日本から 該当する州や地域(ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、首都特別地域)への渡航が可能となります。

これら3つの州及び地域は現在、全ての渡航者に到着後72時間の隔離とPCR検査を受けることを義務づけています。

上記以外の州または準州に渡航する場合は、隔離条件等を含むその州または準州のすべての入境規則を遵守する必要があります。

詳細はこちらでご確認ください。

こうした取り決めの下、渡航者は以下の要件を満たす必要があります:
・出発地は日本である
・オーストラリア医療製品管理局(TGA)が認可もしくは認めたワクチンの投与量を満たす形で、ワクチン接種を完了している
・有効なオーストラリアのビザを保有している
・ワクチン接種の状況を証明する内容を提供できる
・出発から3日以内に行ったPCR検査の陰性証明書を提示できる

在日オーストラリア大使館
「ビザと国籍登録」
https://japan.embassy.gov.au/tkyojapanese/visa_main.html

出発前に必要な手続き

「海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書(英文)」の取得
 
事前に取得し、航空会社へ提出及びオーストラリア渡航申告書への登録
※取得手続きに関しては、厚生労働省の「海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書について」にて
「病院で発行されたPCR検査の陰性証明書」の取得

日本出発予定時刻前の72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書(英文)が必要
※同行する者から陽性の結果が出た場合は、当人が陰性であってもオーストラリアへの入国ができない

Australia Travel Declaration(オーストラリア渡航申告書)の提出

オーストラリアへ入国、または乗り継ぎをするすべての方に、Australia Travel Declaration(オーストラリア渡航申告書)の提出が義務付けられている
出発する72時間前までに、以下の政府専用サイトより登録(ワクチン接種証明書をアップロード)する必要がある
※日本語の案内はこちらから
オースオラリアの電子査証「ETA(イータス)」の取得

出発までに手続きが必要
パスポートを変更していなければ、取得から1年間有効
携帯のアプリから取得の手続きが可能
App Store (Apple)
Google Play store (Android)
「日本帰国時の手続き」の把握
出国する国の「病院で発行されたPCR検査の陰性証明書」の取得など
日本を出発する72時間以内に発行されたPCR検査の陰性証明書(英文もしくは日英文)を現地出発時に航空会社へ提出しなければならない

※詳しくは、「水際対策に係る新たな措置について」にて

パース(西オーストラリア州)に行くには

G2G PASS」の登録と申告

西オーストラリア州への全ての渡航者は、旅行3日前までにG2G PASSへの登録と申告をオンラインにて完了させて、入州の許可書を受け取る必要がある
「G2GNow」アプリを携帯にダウンロード

西オーストラリア州警察、ビクトリア州保健局、ノーザンテリトリー州政府が提供するアプリ
検疫期間中、1日に数回の通知が発信されるので、5分以内に自身の写真を撮影して申告することで検疫要件に満たしているかが確認される
Apple App Store (Apple)
Google Play Store (Android)

パース(西オーストラリア州)に到着後

2022年2月5日から国境管理が緩和され、ワクチン接種者は西オーストラリア州への渡航が可能となる。ただし、オーストラリアへの入国は直行便が条件となるので、パースへは国内線を利用しての入州となる。
※緩和は延期※(2022年2月20日発表)

1 80%のワクチン接種率を達成した西豪州政府は、先月発表した安全移行計画に基づき、2月5日から国境管理を緩和すると発表しました。本件措置により、2回のワクチン接種を完了している旅行者は出発前72時間以内の陰性証明があれば隔離は不要となります。また、到着後48時間以内と6日目にも陰性証明が必要となります。
在パース日本国総領事館
「西豪州政府による安全移行計画の発表について(COVID-19関連)」
https://www.perth.au.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00365.html

緩和が行われるまでは、下記の状況が続く。
オーストラリアは、各州で独自の入州規制をとっている。(詳しくは、Health Directより)
西オーストラリア州では、オーストラリアの各地域の感染状況に応じて、5つの管轄区域(①超低リスク地域、②低リスク地域、③中リスク地域、④高リスク地域、⑤極度リスク地域)に分類。過去14日間にどこに滞在していて誰と接触したかで、西オーストラリア州への入州条件が変わってくる。

①超低リスク地域に滞在していた渡航者の西オーストラリア州への移動
→オンラインにて「G2G PASS」の登録と申告をして入州の証明書を取得
→西オーストラリア州に到着する14日前から超低リスク地域にいた場合は、西オーストラリア州に入ることができる
過去14日以内に、②低リスク地域に滞在歴がある渡航者の西オーストラリア州への移動
→オンラインにて「G2G PASS」の登録と申告をして入州の証明書を取得
→14日間の自主隔離
→2回(到着48時間以内と12日目)のPCR検査
過去14日以内に、③中リスク地域、④高リスク地域、⑤極度リスク地域に滞在していた渡航者の西オーストラリア州への移動
→旅行者は入州禁止(G2G PASSの許可が取れる者の場合を除く)

※過去14日以内に中リスク地域の空港を通過した場合でも、中リスク地域に適用される規則に従う必要がある。

※※つまり、12月15日より入国可能となった地域(ニューサウスウェールズ州、クトリア州、オーストラリア首都特別地域)が、超低リスク地域になると、西オーストラリア州到着後の制限が緩和されるのでパースへの渡航がしやすくなる仕組みである。
しかしながら2022年1月17日現在、オーストラリアの全ての州が極度リスク地域に該当しているので、西オーストラリア州への旅行が認められていない。

新型コロナウイルス感染症対策は随時更新されるので、必ずご自身で関連サイトを閲覧し確認を。

オーストラリアへの入国が長らく出来なかったのは、パラオやニュージーランドのように感染者数が極端に少ないからである。そんなオーストラリアが1年8ヶ月経って旅行者の受け入れを始めた。谷口氏にインタビューをした後に、日本国籍者のオーストラリアへの入国が再開された。それから1ヵ月が経ち、人の動きに合わせて世の中も動きを見せている。観光客がやってくるという嬉しさの反面で、不安を感じている人も多いであろう。入国再開を手放しで喜べる日が1日でも早くくることを願うばかりだ。

今回ご協力いただいたのは、こちらのダイビングサービス!

PERTH SCUBA

HP /

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writer
PROFILE
父が島崎藤村を好きだったわけでも、母が源氏物語を好きだったわけでもなく。ましては、新年や早春に生まれたわけでもないけれど、名は、若菜。
子供の頃に与えられた谷川俊太郎の詩集に影響をうけ、コトバ遊びの楽しさを知る。
大学卒業後、ダイビングツアーを取り扱う旅行会社に入社。2016年に総合旅行業務取扱管理者資格取得。他、総合旅程管理主任者資格所有。
2011年の震災を機に岩手と宮城に通い始め、ワカメの美味しさを痛感し、ワカメ大使として活動中。
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