【360度動画付き】早春の熱海でちょっぴり“ディープ”なリフレッシュダイビング!3年ぶりのダイビング体験記

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オーシャナの皆さんこんにちは。ライターの三浦淳です。

学生時代にダイビングを始め、就職したのは『マリンダイビング』編集部。
取材やらで年に100本以上潜ることもあったなど、恵まれたダイビング歴を持つ私。

しかし、ここ数年は水中世界にとんと縁がなく、気づけばおよそ3年のブランクダイバーに。

「私をダイビングに連れてって」なんて夢想しながら過ごしていたある日、オーシャナ編集部より「ボーっと生きてんじゃねーよ!」とお叱りの声が。

重かった腰をうんとこしょと持ち上げ、今回、リフレッシュダイビングの実体験レポを書くこととなりました。

“どこ”ではなく“だれ”と潜るか

ダイビング再デビューに大切なのは、可能な限りストレスのない環境をつくること。

実は私、十数年前の水中取材で緊張が高じ、過呼吸でレギュレーターを外す寸前まで慌てたプチパニック経験者。

またもや水中でテンパってしまうかもしれない私を、大きな愛とともにサポートしてくれるプロフェッショナルと潜ることが最優先と考えました。

そこですぐに頭に浮かんだのが、ダイビングサービス熱海の豊嶋康志さん。

ダイビングサービス熱海の豊嶋康志さん

ダイビングサービス熱海の豊嶋康志さん

この道20年以上のベテランであり、何かと気が合うアニキ的な存在。

加えて、身長185cm・体重80kgとビッグな私に何かあったとしても、必ずやレスキューしてくれる体力と気合の持ち主です。

さっそくアポをとり日にちを決定。これで不安の70%は解消されました。

ドライスーツのマル秘アイテムを準備

次に器材ケースを開けると、中身は3年の時を経た玉手箱。

レギュレーターやBCの金属部には緑青が浮かび、すぐに使えそうなのはマスク・フィン・スノーケルのみ。重器材とドライスーツはレンタルすることにしました。

バッテリー切れのダイブコンピュータは量販店のHPから申し込み、宅配便を利用し10日間ほどで電池交換完了。便利な世の中になったもんだ。

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新たに購入したのが、ドライスーツ用の装備。インナーは“行こうみんなでワークマン”でゲット。起毛素材の上着とソックス2組で計約700円の大特価。ユニクロのヒートテック上下と合わせれば鬼に金棒です。

さらに、ドラッグストアでひっそりと大人用オムツをお買い上げ。トイレの心配がなくなれば、水中での不安はゼロになったも同然。履くのはちょっぴり恥ずかしいですけれど……。

あ、排気の仕方を聞いておくの忘れた

いよいよダイビング当日。豊嶋さんに「久々で少しドキドキっス、水中で見守って欲しいっス、耳抜きがちょっと不安っス」と正直に打ち明け、心理的な緊張を緩和。

レンタル器材は「レギュは右、ゲージは左」と指差し確認しながらセッティング。ドライスーツの下に長時間安心のオムツをまとい、あとは出船を待つだけです。

そして、3年ぶりのダイビングは熱海の看板スポット「沈船」へ。ボートからエントリーし潜降しようとするも「やば、排気できない……」。

レンタルしたドライスーツの排気バルブは使ったことがないタイプで、操作方法がわからなかったのです。力ずくのヘッドファーストでなんとか潜り水中で操作方法を確認したものの、初っ端から息が乱れてしまいました。

Photo by ダイビングサービス熱海/豊嶋康志

Photo by ダイビングサービス熱海/豊嶋康志

やっぱりダイビングって楽しい♪

潜降からバタバタしたものの、海底に鎮座する船影が見えるとともに、楽しい度MAX側へと触れる心の針。

「沈船」は全長80mの船体をソフトコーラルが覆い、ネンブツダイやサクラダイの群れが乱舞するサイケデリックな世界。

最大水深28.9m・平均水深18.9mとやや深めのリフレッシュダイビングでしたが、信頼できるガイドのもとで万全の装備で臨むことができたため、ストレスを感じることなく再デビューが果たせました。

2ダイブ目は排気や潜降をスムーズにこなし、ノンストレスの水中散歩を堪能。ダイビングの魅力を再発見することができました。

今後はコンスタントに潜りながらブランクを克服し、スキルの維持や向上を目指すことが課題です。

ちなみに、ダイビング後に豊嶋さんに「実はオムツを履いて潜ってたんです」とはにかみながら打ち明けると、リアクションに困ったのか「へ〜、そうなんだ」と素っ気ない返事が。

オムツを着用するなら最初からネタにしていじってもらうか、最後まで隠し通すかを覚悟した方がいいようです。残念ながら水中で出番はこなかったので、使用レポートはまた後日にでも。

3年ぶりのダイビングを終えて

久しぶりのダイビングは、いかにストレスのない環境をつくるかが最重要。馴染みのインストラクターやガイド、バディと潜るのがいちばんです。もし心当たりがない場合は、安全意識の高いダイビングサービスや、リフレッシュダイビングを開催しているサービスを探しましょう。

さらに、器材は劣化や破損がないかチェックし、エントリー前に操作方法までしっかりと確認を。フードやグローブなどの防寒グッズをはじめ、水中ライトやベルなどのコミュニケーショングッズ、もしもの場合のドライ用オムツなど(?)、プラスアルファのアイテムを用意することで、ストレスや不安が軽減され、安全なダイビングへとつながります。

 

↓ブランクダイバーからの復活はこちらの記事もぜひ参考に!

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PROFILE
学生時代にアルバイトをしながらダイビングを始め、『マリンダイビング』編集部を経て独立。2007年にオーシャナの前身となるダイビング・ドット・コミュを立ち上げる。
現在はフリーライターとして活動。旅行ガイドブックや企業インタビュー、WEB記事など、多くのジャンルとメディアにおいて、取材・撮影・執筆を行なっている。
モットーは「楽しく安全なダイビング」。苦手なスキルは耳抜き……。
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