人跡未踏の海、O-39へ! @鳥取県・田後
二日目の田後。1本目は黒島へ。
海面上の視点で語れば「ぽっかり浮かぶかわいい島」となるが、
「海底にそびえ立つ大火山のほんの少しが水面上から顔を出している」といった方が実際に近い。
エントリーすれば、まさに〝岩美の海〟の面目躍如といった景観。
降り注ぐ太陽光は、折り重なる岩石の輪郭をブルーのグラデーションで明らかにし、
地球の造形美を引き立てる。
荒々しくもどこか優しい、幻想的な世界。
造形と光の世界
遺跡とでも言いたくなるような痕跡も
地形の美しさに中層から俯瞰でダイビングを楽しんでおったが、
最後に少し岩肌を生物探し。すると、紅白のハナタツ!
紅白と竜。なんか、縁起がいい
エグジット後は、奥様が差し入れてくれたちゅーちゅーアイス(正式名知らん)を
ちゅーちゅー。
屋根付きテラスもあって休憩も快適
そして、2本目は、人跡未踏の海へ!
今年の5月オープン以来、広大なエリアを日々スポット開拓中ということで、
「初めてのスポットに潜りましょう。そして、和尚、スポット名を付けてください!」と山崎殿。
むむ。責任重大じゃ。
熟練の船長殿と山崎殿が魚探を見ながらおもしろそうな根を探す。
アタリをつけいざ、エントリー!
ガイドロープを張って進む
人跡未踏の地へ人類初の一歩を踏み出す。
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アームストロング船長も真っ青な歴史的な一歩。か?
なんせ、初めてなので小さい範囲でビクビクとダイビング。
それでも、ダイナミックな地形ときれいな砂地は今後に期待を持たせてくれる。
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ということで、鳥取の田後、潜ったど〜〜〜!
エグジット後、「和尚、スポット名決めました?」と聞くので、
砂地が割と美しかったのと、鳥取の海への感謝をこめ、
さらに、年齢に抗えずダジャレが多くなってきたのを前向きにとらえ、
「〝鳥取39(サンキュー)〟でどうじゃ!」とわし。
「え? あ、はいはい。え? あはは……。い、いいですね、和尚!
それ、いいですよ。鳥取39。あ、砂丘とサンキューがかかって。あはは……。
はい、それでいきましょう。え?」
困惑する山崎殿。少なくとも気に入ってはいない(笑)。
「鳥取はちょっと広すぎるのでもうちょっと絞っていただいた方が……」
と柔らかく拒否る山崎殿。
「では、田後39とか和尚39にするか? 略してT-39かO-39。
なんか、かっちょいいぞ」とわし。
「では、O-39にしましょうか。え? あ、はい」と山崎殿。
必死に自分の中の声と闘っている様子。
ということで、鳥取の海に新スポット、その名も「O-39」誕生!
皆の衆も、ぜひ潜りに行った際はリクエストして欲しい。
その後も船上で「さっきの〝О-39〟で見た生物は……」となにかと「О-39」を口にし、
最後は「何だか、O-39って言っていると馴染んできますね」と
必死に自分で自分を説得する山崎殿。
次に行ったとき、こっそり名前が変わっていませんよーに(笑)。
さて、ダイビング川柳のお時間。
初見かな 岩美の海で 岩見かな
初めて潜るダイバーは、まずはダイナミックな地形を堪能するのじゃ!
さて、ダイビング後は、またまたイカ墨でランチ。
イカ墨カレーうどん、イカ墨バーガー、アゴ(とびうお)バーガー
回る回る名産のイカと和尚
ダイバーにおススメという「かにっこ館」(リンク)。わしは営業時間に間に合わず……
ステッカーを貼って、本やTシャツも買っていただき、感謝感激じゃ!
寺子屋を読むフリの山崎殿、アホ面が得意な元気印の奥様、
わし、初めて売れたXLのTシャツを着るダイエットが急務な松原殿
★今回、和尚がお世話になったお店は、《ブルーライン田後》
http://3seens.com/