天国かよ!1日6ダイブが叶うバリカサグステイ〜ギンガメアジに巻かれまくりのダイビング&フレンドリーな現地の人々〜

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フィリピン・バリカサグ島。
聞きなれない方もいると思うが、私にとっては、思い出深いダイビングサイトだ。
(ボホールで潜ったことある方は、一度くらい潜ったことがあるかな??)

というのも、約5年前、まだダイビング本数20本足らずだった頃、初めて海外でダイビングをするのに選んだのがボホールと繋がっている、パングラオ島だった。
アロナビーチに宿泊し、周辺のカビラオ島、パミラカン島、バリカサグ島のポイントを、1日2~3本5日間潜った。
その時に何本か潜ったのがバリカサグだった。

まだ初心者ダイバーだった私の当時の印象といえば、魚とサンゴが多く、色とりどりで賑やかな海だった・・・ということ。
まさに、ダイバーのための「天国」だと思った。

そして、いつかもう一度潜りたいと切に願っていたところ、バリカサグに宿泊ができるようになり、しかも1日最大6本潜れるという情報を入手した。
これは行くしかない!!!
大きな声では言えないが、取材と称し、自分の行きたい気持ちを満足させるために行ってきた。

さて、久しぶりのバリカサグ。
当時は経験が浅かったから天国に感じたのでは・・・?と不安も感じつつ思い出の地へ向かった。

やっぱり海中は天国だった

ああ、ダイビングの神様。
やっぱりバリカサグは天国でした。

何をもって天国かというと、まずサンゴと魚が数も種類も多い。
一番最後に潜ったカテドラルというポイントでは45分間のドリフトでサンゴと魚の群れが途切れなかった。
「これこれ!この景観が観たかったんだよーー!」と水中で唸った。
ソフトコーラルとハードコーラルが入り乱れ、浅瀬では太陽の光に照らされて幻想的だ。
そこにハナダイやスズメダイ、パープルビューティなど色とりどりの魚が群れている。

心が踊る。

気持ち的にはこんな感じ。サンゴに囲まれてるー!

気持ち的にはこんな感じ。サンゴに囲まれてるー!

動画でもどうぞ。

ブラックフォレストやロイヤルガーデンで観られるギンガメアジの群れはまるで逃げる様子がない。
早朝ダイブでは他の島からくるダイバーもおらず、独り占め状態でギンガメアジに巻かれまくってきた。

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しかも水深10mいかないくらいの浅場に群れていた為、安全停止中も楽しむことができた。
なんならスキンダイビングでも近寄れるんじゃないか…。

VRで楽しみたい方はこちらからどうぞ。

※スマートフォンから360度動画をご覧いただく場合は、Youtubeのアプリでご覧ください。(動画タイトルをクリックするとYoutubeのアプリで開けます)

また、実はクマノミ天国なバリカサグ。
7種類のクマノミが島の周りには生息しており、これだけたくさんの種類を一つの海で見られるのは珍しいそう。

クマノミ、カクレクマノミ、ハマクマノミ、ハナビラクマノミ、スパインチークアネモネフィッシュ、トウアカクマノミ、セジロクマノミの7種類が見られる。

生息しているイソギンチャクも色や形が様々なので、自分のお気に入りのイソギンチャクとクマノミを見つけよう。
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そしてウミガメ。
ウミガメが餌にしている海藻が砂地に生えており、それを食べにくるウミガメに寄ることができる。

ウミガメにはナイトダイビングでも運が良ければ会える。
現地ガイドのさくらさんによれば、夜のウミガメは寝ぼけているのか予想できない動きをするそう。
また、夜になると他の魚たちも驚くほど違う動きをしているので、バリカサグに泊まるなら一度はナイトダイビングをして欲しい。

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夜になると膜を張っているタカラガイの一種

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宝石みたいでキレイ♡

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コブダイは寝ているため大人しい

バリカサグステイで一つだけ気になる点があるとすればシャワー。
お湯が出ない。水圧が弱い。
昼間の日が出ている間なら外が暖かいためあまり気にならないが、それでも水圧は弱いので、私は備え付けのバケツに水を溜めてそれをかけるようにしていた。
リゾートといってもバンガローに泊まるくらいの気持ちでいた方がいいだろう。

1日6本って実際どうなの?

実は行く前、さすがに1日6本ってしんどいのでは、と若干の心配もしたのだが、実際に潜った結果、まだまだ物足りないと思えるほどだった。
それだけ、バリカサグの海が、見どころに溢れている証拠かもしれない。

参考までに、今回の私の1日の動きをご紹介する。

6:00ダイビング
朝ご飯
9:00ダイビング
11:00ダイビング
昼ご飯
13:30ダイビング
15:00ダイビング
夜ご飯
17:30ダイビング

ポイントまでリゾートから船で最大でも5分程ということと、他の島から来る船のように入海制限がかかってないことがこのスケジュールを可能にしている。
(通常他の島からくると2本までなどの制限がある。)
水深は最大でも14~15mほどだった為体の負担も全くなかった。

ダイビングクルーズをしたことがある方には、クルーズのようなスケジュールと伝えると分かりやすいだろうか。

クルーズと違うのは、ダイビングをスキップしても、陸上の観光を楽しめることだ。

バリカサグステイなら陸観光もお手のもの

バリカサグは歩いて1時間弱で島を一周できるほどの小さな島で、治安も悪くないため、女性1人でもふらっと歩くことができるという。
狭い島なので島民同士はほとんど知り合いや親戚とのこと。
それなら安心…ということで、ダイビング三昧が売りのバリカサグだが、3日目の午後はダイビングをスキップして陸を見て回ることにした。

気さくな島の人たち

午後のダイビングをスキップすることを伝えるとダイビング後に現地ガイドのクリスに呼ばれた。
着いていくとビールを振舞われ、その場でライブが始まった。
リクエストするとギターとカホンで演奏してくれる。
日本の曲も何曲か歌ってくれたのだがどうやら古い曲らしく一曲も分からなかった。笑

Unknown

ひと通りライブを楽しんで、ランチをとるために、リゾート外のレストランはないか聞いてみるとなんとバイクで送迎してくれるとのこと!
現地の人に相談はしてみるものだ…。

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ついたのはCHA restaurants。
席は外で気持ちが良い。
シンプルな焼き魚だったがあっさりしていて食べやすかった。つけだれがポン酢に似た味付けで濃い味に飽き始めていたところにちょうどいい。

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ランチを終えて島内を散歩していると突然のスコールが、、!

慌てていたら近くにいたおばちゃんが家に入れてくれた。
「散らかってるからー」と言いつつも椅子を出してくれて、「娘が水泳の大会で優勝したのよー」とか「孫まで一緒に住んでるのよー」とか他愛も無い話をしてくれた。
でも、ちゃっかりお土産を売ることも忘れないおばちゃん。
結局雨が止まないので傘を出してくれて、リゾートまで送ってくれた。

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一緒に写真も撮らせてもらい、Facebookの友達申請をする約束をして別れた。
予期せぬ出会い、予期せぬ展開。これだから旅は楽しい。

夜は屋外のカラオケバーで島民と歌う

夜は星が綺麗と聞いていたが、あいにく曇りだったため見ることが出来ず暇を持て余していた。
そういえば毎晩音楽が聞こえるなーと思って、リゾートスタッフに聞いてみるとどうやらカラオケがあるとのこと。
これは行くしかないと思い、ライブをしてくれた現地ガイドのクリスにお願いし連れて行ってもらった。

着いたカラオケバーはまさかの屋外。笑
1曲5ペソのコインを入れて番号をいれるとカラオケが始まる。

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初めて見るカラオケの機械に戸惑いつつも島民と順番に歌った。

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島民と一緒にCarpentersのTop of the worldを熱唱

私は4曲ほど歌わせてもらい、拍手をもらって気持ちよくなってきたところでお開きに。
一応カラオケは22時までと決まっているらしい。

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気付いたらまあまあの人数が集まっていたので記念撮影。笑

日本人ウェルカムな島の人たち

すっかり島を歩くのが楽しくなり、最終日の朝、チェックアウトの時間まで島を歩き回り地元の人に話しかけまくった。
午前中に他の島からの観光客が集中するため、朝は掃除をしたり準備をしている人が多かった。

お掃除中のステイシーさん

お掃除中のステイシーさん

空き時間にゲームをしていた

空き時間にゲームをしていた

子供たちはクリスマス前で小学校が休みなのか島の闘鶏場の近くに集まっていた。
島を歩くとわかるのだが、沢山の鶏が各家に繋がれている。
鶏を飼っている男たちは、自分の鶏を強くするためにプロテインを飲ませたり止まり木を作ってストレスを減らしたりと工夫を凝らしている。
毎日、午後から闘鶏をしているそうなので興味のある方は観に行ってみては。
ただ、昨日雨宿りさせてくれた方からは毎週日曜とも聞いたので、定かではない。

闘鶏場。片方が死ぬまで戦わせるらしい。

闘鶏場。片方が死ぬまで戦わせるらしい。

闘鶏用の鶏を持たせてくれた。こわい。

闘鶏用の鶏を持たせてくれた。こわい。

たまにいる七面鳥。おそらく食用。

たまにいる七面鳥。おそらく食用。

また、どの人も私が日本人だというと知っている日本語を話してくれる。

色んな人から話を聞くと1980~1999年くらいまでたくさんの日本人が訪れていたそう。
また、みんなそれぞれ毎年来ていた日本人観光客がまた来ることを楽しみにしていた。
会話の中で中島さん、田中さんなど日本人の名前がよく出てくる。

一緒にダイビングをしてゴールデンバラクーダを見た話や、家に泊まってたよ、というエピソードも聞けた。
中には日本人のガールフレンドがいたよという人も!

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実は小学校の塀にも日本人の名前がたくさん刻まれている。
過去によく訪れていた観光客が洋服などを寄付してくれたそうで、感謝の気持ちを込めて名前が刻んであるそう。

小学校の壁

小学校の塀

なんだか日本人に縁があるバリカサグ。
泊まる際には島を歩いて色んな人と話をしてみて欲しい。
きっと楽しいエピソードが聞けて、旅の思い出が増えるはず。

リゾートには日本人スタッフのさくらさんもおり、さくらさんからも色々島のことを聞けるので不安な人は相談しよう。

1日5本のツアーは3月末日出発まで
「さよなら無制限ダイブキャンペーン」開催中!

1日5本はエス・ティー・ワールドのツアーだけ!
※ナイトダイブを加えると1日最大6ダイブまで可能になります。

ですが・・・、大好評の「実質無制限(最大5本)プラン」は、残念ながら2019年3月末日の出発をもって終了してしまうそうです。
(エス・ティー・ワールドによると、「ダイブリゾート側の意向の為、おそらく再開することはないと思う」とのこと。泣)
4月以降は、1日最大3本のプランに変わってしまうんだとか。

バリカサグを目一杯潜りまくりたい!というアナタを後押しするために、「さよなら無制限ダイブキャンペーン」が実施されています。
3月末までのご出発は、なんと1延泊目の宿泊料を無料サービス!
予約時に、「さよなら無制限ダイブキャンペーン」とお伝えくださいね。

Sponsored by エス・ティー・ワールド

※当記事の内容は体験談をもとに作成していますので、1日に潜る本数はご自身の経験や体調をもとにご判断ください。

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PROFILE
IT企業でSaaS営業、導入コンサル、マーケティングのキャリアを積む。その一方、趣味だったダイビングの楽しみ方を広げる仕組みが作れないかと、オーシャナに自己PR文を送り付けたところ、現社長と当時の編集長からお声がけいただき、2018年に異業種から華麗に転職。
営業として全国を飛び回り、現在は自身で執筆も行う。2020年6月より地域おこし企業人として沖縄県・恩納村役場へ駐在。環境に優しいダイビングの国際基準「Green Fins」の導入推進を担当している。休みの日もスキューバダイビングやスキンダイビングに時間を費やす海狂い。
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