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ブランクダイバーからの復活ドキュメント(第3回)

ブランク明けに選んだ海はロタ島 〜どんな時も海はいつだってそこにある〜閲覧無制限

カテゴリ:
徒然コラム
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水中に戻ってきたときに気づく
“海とダイビングが大好きなんだ”

ブランク明けに選んだ海はロタ島。
大好きだった小さな生物を見るためでもなく、マンタやジンベエザメを求めるわけでもなく、ただただ水がきれいな海で潜りたかったんです。

潜ることから少し離れた私は、ダイビングをしてみたくて仕方のなかったあの頃夢見ていた、青い海に白い砂地の広がる水中に戻りたかった。
そして距離的にはそう遠くないけれど、今までなかなか行く機会のなかったロタ島に行くことに決めました。

久しぶりのダイビング旅行であり、待ちに待った夏休みということもあってそれはそれは楽しみで仕方なかったです(笑)。
海外に行く時のワクワクってこんなに嬉しくて楽しいんだなーって思い出しました!

グアムを経由しロタ島に着いて、久しぶりのダイビングにちょっとドキドキしながら1本目。

ちょっと緊張している、久しぶりのダイビング。

ちょっと緊張している、久しぶりのダイビング。

いい緊張感を持って潜降すると、真っ青な海に真っ白な砂地。
そしてご一緒したゲストさんの500本記念に参加させていただきました。

すべての感覚が新しいような、懐かしいような感じです。

ブリーフィングや器材のセッティング、水中での呼吸の音、水中から見上げる空や太陽。
どこまでも続く青い世界に独特の浮遊感。記念ダイブの記念写真をとる瞬間。

あーやっぱり海が、ダイビングが大好きなんだなって全身で実感しました。
ふわふわしながら水中の美しさに見とれ、あっという間に浮上の時間となりました。

ずっと憧れていた夜空に架かる虹
“night rainbow”

夜はナイトダイビングをお願いしていたので、少し早めにお迎えに来ていただいてお店の近くで夕陽を見ました。
まっさらに晴れた空も好きだけれど、個人的に夕陽を見る時は少し雲のある空が大好きで。
雲の流れる感じや少しずつ変わっていく空の色に感動しながらとっても綺麗な夕陽を見させてもらいました(TT)

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水面に映る夕焼けがまた美しさを増す

水面に映る夕焼けがまた美しさを増す

日本にいて仕事をしていると、時間に追われてこんな風にゆっくり空を見上げることすらない。なんだか少し悲しい感じがしました。

そして、ロタ滞在初日の2本目は間もなく満月になる夜のナイトダイビング。ポイントは1本目に潜ったところと同じポイントなのに、まったく違う世界がそこには広がっていました!

太陽が照らしていた真っ白だった砂地は、月の光が水底までしっかり届いて優しくて深い青色になり、日中とは違うロタブルーの色。
ないとナイトダイビングは基本的にライトなしでは何にも見えないイメージだったのですが、この日は月の光が強く、思っていたよりもずっと水中は明るくてとっても幻想的でした。

夜の海にも最高に癒され、ボートに上がると雨がぱらぱら降り始めました。
お月様が明るくて、雨も降ってきた時、私がふと思ったのは『night rainbow』の事でした。
虹って見れるのは昼間だけではないんですよね。

高砂淳二さんがハワイで撮った『夜の虹』の写真を見てから、ずっとずっと憧れている夜空に架かる虹。
ハワイに旅行に行く度にいつか見れたらいいなーと思っていました。

「night rainbowってハワイでしか見れないのかな? 」と友達に話したそのすぐ後。
船着場に向かっていたボートの進行方向が変わり、「moonbowかもしれない」と「RUBIN」ガイドの山本さん。

(moonbowって何かの生き物かしら……)と山本さんが教えてくれた方向を見ると、何年も夢見ていた夜の虹がそこに架かっていました。

暗闇の中、恐らく水平線と思われるところから、まーるく半円を描いている虹。
1番高いところは肉眼でははっきり見えなかったけど、両端はしっかり虹であることが確認できる。長年住んでいる山本さんも初めて見たと言っていました。

ダイビング復帰の日にこんな奇跡に出会えるなんて!

私には海や自然が「おかえり」って言ってくれてるように思えました。
ダイビングから離れ、自然に触れ合う機会が減り、ばたばたと働く日々。

そして人間の欲深さや弱さに疲れを感じていた時にこんなご褒美をもらえるなんて。
神様は見てくれていると信じるしかなかったです!

思いがけない奇跡に感動しすぎて、自然と涙がぽろぽろ止まらなくなりました。

ほんとうに大満足の復活ダイビング
そう思えたのは一緒に過ごした人達のおかげ

そして2日目は目的だったロタホールへ!
このロタホールの景色が見たくてシーズン中に来たかったのです。
ロタの海はどこを潜っても青くて、ずーっと遠くまで見えて本当に気持ちのいい海。

そして、ロタホールはまた別格でした!!
日入る角度、時間、地形、透明度が揃って現れるこの光の芸術は、言葉を失うほどの美しさです。

自然が作り出す光の芸術、ロタホール

自然が作り出す光の芸術、ロタホール

ロタホールは今まで写真でも見させていただいたので、やっぱり綺麗だなーと思ったけれど、さすがロタホール。
美しさはそこだけではありませんでした。
ロタホールの光を楽しみ、洞窟の中で水面に上がると、そこにはなんと『青の洞窟』がありました!

まさか見れると思わなかった青の洞窟。海の中から照らされた、新しい「ロタブルー」を見せてくれた。

まさか見れると思わなかった青の洞窟。海の中から照らされた、新しい「ロタブルー」を見せてくれた。

初めて目の前に広がる、青い世界。
こんなにわくわくどきどき出来ることって人生のうちにそう何度もないぞってくらいのレベルの高さで、びっくり感動しました!!!

こんな素敵な景色があるなんて聞いてなかった!(TT)と嬉しい心の叫び。

そしてさらに、水面からすこーしだけ潜降し水面を見上げると、その綺麗な青が鏡のように映っているではありませんか!!!
なんですかここは!もう本当に美しい世界でしかない!
感動だらけのダイビングでした。

水面も水中も美しさで溢れたロタホール。

水面も水中も美しさで溢れたロタホール。

ただただ呼吸をしているだけで癒されるようなロタブルーに包まれるダイビングや、ぶわーっと広く白い砂地が広がるポイント、もこもこ珊瑚が広がり綺麗な魚達がいるポイント。

水深20m付近でもこんなに明るくて、陽の光が届く海。

水深20m付近でもこんなに明るくて、陽の光が届く海。

短い滞在だったけれど、ほんっとうに大満足な復活ダイビングでした。

一瞬だったけれど水面移動中にイルカにも会えたり、毎日天候にも海況にも恵まれ、水面休息中もお散歩したり、ビーチでめいっぱい遊んで。

休息時間中もじっとしていられず、お散歩にお出かけ。海はもちろん、千本ヤシの通りも素敵でした(^^)

休息時間中もじっとしていられず、お散歩にお出かけ。海はもちろん、千本ヤシの通りも素敵でした(^^)

何よりこんなに素敵な旅にしてくれたのは、一緒に過ごしてくれたお友達と、たくさんケアをしてくれたルビンの山本さんとやっちさんのおかげです。
一緒にたくさん遊んで、笑ってくれて本当にありがとうございました!

みんなで楽しいダイビングを終え、海から戻ってくると、やっちさんの素敵な笑顔が待っていて、清潔なショップに暖かいお茶や冷たい麦茶がある。
日差しの強い南の島だけれど、風が適度に入る屋根の下で、みんなでお話をして過ごす時間もとっても楽しかったです。

お掃除が行き届いて綺麗なお店。シャワー室もとっても綺麗でシャンプー、トリートメント、ボディーソープ類まで揃ってて嬉しかったです。

お掃除が行き届いて綺麗なお店。シャワー室もとっても綺麗でシャンプー、トリートメント、ボディーソープ類まで揃ってて嬉しかったです。

今回一緒になったゲストの梅さんはいろんなところで潜ったけれど、やっぱりここに帰ってきましたという常連さんでした。
初めての滞在でも、その気持ちがすごくよくわかりました。
帰ってきたくなるような場所が、海が、そこにはありました。

そして、ガイドの山本さん。
寡黙な方なのかしらと思ったら、とってもお茶目な楽しいガイドさんでした!
水中での生き生きした顔は、私達忘れません\( ˆ ˆ )/

とっても楽しそうなガイドの山本さん。

とっても楽しそうなガイドの山本さん。

水中でのケアだけではなく、陸上でもたくさんお気遣い頂いて、滞在中楽しく安全に過ごせました。本当にありがとうございます!必ずまた遊びに行きます。

お休み期間を過ごして気づいたこと
“きっかけ”さえあればいつでも帰ってこれる

いい旅だったなーと振り返り、久しぶりに帰るのがとっても寂しい最終日。
帰る前にテテトビーチで遊び、日本への帰路へつく。

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テテトビーチは穏やかで、透明度抜群のビーチでした!

テテトビーチは穏やかで、透明度抜群のビーチでした!

そして、最後の最後まで自然は感動させてくれました。

ロタでの出来事を振り返りながら飛行機の窓から外を見ていたら、次々と虹が現れたのです(;_;)
イルカが水面をゆっくり移動するように、弧を描きながら現れては消えていく虹たち。
それも次々と連続で、、、(TT)

お見送りしてくれた虹たち。本当に本当にありがとう!

お見送りしてくれた虹たち。本当に本当にありがとう!

飛行機の中から虹を見ることはあっても、こんなに1度にたくさんの虹を見たのは初めてでした。
自然からのおかえりと、いってらっしゃい。また来てねというメッセージだと解釈して、また海に帰れる日までまた頑張ります!

ダイビングが大好きで、あっちに行きたい、こっちに行きたい!と潜ることしか考えていなかったあの頃。
そして、少しお休み期間を過ごして思ったことは「いつでも帰ってこれるんだ」という事でした。
仕事が忙しくなったり、体調を崩してしまったり、出産や子育てなどダイビングが遠のく理由は人それぞれだと思います。

でも、どんな時も海はいつだってそこにある。
あとはその『きっかけ』なんだと思うのです。
きっと、潜れる時に潜るべきタイミングがやってくる。焦ることはないんですよね。
自分に合うペースで無理のない程度に楽しむスタイルが、自分には合っているとわかりました。

夏はまだ始まったばかり!
今だからこそ楽しめる海を、感覚を大事にしてこれからもちょこちょこ潜って行きたいと思います。

そして、大好きだったダイビングから離れ、ダイビングの良さや楽しさを再認識して、私自身も誰かが海に戻る「きっかけ」になれたら嬉しいなと思っています。慌ただしい毎日ではありますが、また少しずつ、イントラとしても活動して行きたいと思います!
1人でも多くの方にこの水中世界を覗いてもらいたいし、きっかけがなくて海から離れてるダイバーさんにも、今だからこそ楽しめる海や感覚を知ってもらいたいです。

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