三陸の美味しい幸を池袋で堪能!「三陸ナイト」開催レポート
東日本大震災から4年。
鮭でいうところの、川で生まれて海に渡り、成魚として生まれた川に戻ってくる歳月です。
“今の東北”を知ってもらいたいと2015年4月4日、マリンダイビングフェアに合わせて、池袋にて第4回三陸ナイトが行われました。
主催は、「三陸ボランティアダイバーズ」、「みちのくダイビングRias」、「宮城ダイビングサービスHigh bridge」、そして「石巻うみさくら」。
集結したのは、ボランティアやダイビングで三陸に訪れたことのある方や、親族が三陸に住んでいる方、今まで行けていないけれども三陸に興味がある方など、総勢50名です。
主催である、植松若菜さんより、開催レポートが届いていますのでご紹介します。
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こんにちは、植松若菜です。
今回で4回目の開催を迎えることができた三陸ナイト。
予想をはるかに超える多くの人にお集まりいただき、とても感謝しています。
参加できなかった方にも少しでも三陸ナイトの様子が伝わればと思いレポートさせていただきます。
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三陸ナイトは、それぞれの団体による紹介・報告ムービーと、代表者からの挨拶から始まりました。
今回、どうやったら三陸を楽しく知ってもらえるかとあれこれと方法を考えた結果、今の三陸の海を知る、最も伝わりやすい手法を思いつきました。
それは、岩手県大船渡市の漁師•佐川さんの育てた、ワカメにメカブ、ホタテに牡蠣を実際に食してもらうことでした。
大船渡もまた、震災の被害を大きく受けた地域の一つですが、震災から約2年8ヶ月で、養殖ホタテの出荷が再開しました。
それが、早いことなのか、遅いことなのか、私にはわかりません。
ただ、わかったのは、そこに、漁師さんの愛情と、三陸の冷たくも暖かい海の味があったということでした。
会の中で特に印象的だったのは、メカブの丸かじり(別名、ギャートルズ食い)です。
普段、私たちがスーパーで目にするのは、大方、細切れになったものですよね?
そんなメカブを海で育ったそのままの形で食べようという企画でした。
「メカブってこんな形をしているんですよ~!」
そんな説明を聞くか聞き終わらないかで、皆メカブをガブリ。
メカブがワカメの根元部分であるということが意外を知られておらず、驚きでした。
そして、参加者に嬉しかったのは、三陸物産が当たる抽選会。
当たった南部煎餅をその場で早速シェアして食べている方も!(笑)
観て、食べて、知って、笑っての、あっという間の2時間半でした。
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私は常々、思っていることがあります。
それは、たとえ三陸に、東北に行けずとも、この日ここに集まった方々のように、東北に想いを馳せること、忘れないことが大切なのではないかと。
三陸ナイト。
ココロが温まる一夜でした。
そして恐らく、みなさんが思ったことでしょう、三陸で再会できたら、最高だと!
レポート:植松若菜