タイガーシャーク&グレートハンマーヘッド・クルーズ 2017 ~Part2 タイガービーチ~
ハンマーヘッドシャークポイントでのグレートハンマーとのダイビングを楽しんだ後は、12時間かけて、北のタイガービーチへと移動した。
タイガービーチのメインポイントであるフィッシュテールは、水深9m〜11mの綺麗な砂地に、点々と綺麗な緑の草原のような海草のエリアとサンゴのリーフが広がる。
そこに、カリビアンリーフシャーク・レモンシャークが行き交う中で、一際巨大な体躯をしたタイガーシャークが、悠然と姿を見せる。
2011年から毎年訪れているタイガービーチ。
初めて訪れた時には、ダイビングデッキに群れるレモンシャークの大群に圧倒され、「え?ここからエントリーするの?」と正直、一瞬怯んだ。
もともと、あまりサメは好きではなかった。
イルカやクジラの撮影をしていると、素潜り中たまに、サメに遭遇することがあり、そんな時に、同じように、怯んだりしないようにしたいという思いから、このサメのクルーズを経験してみようと思ったことを、この時に少し後悔したのだった。
オーバーウェイトぎみで装備を身につけ、エントリー。
海底へと着地すると、すぐに警戒して、360度を何度も見回した。
ノーケージで初めてタイガーシャークに遭遇し、カメラのポートにぶつかるくらいに接近された時も、心臓がバクバク言っていたのを今でも覚えている。
しかし、今ではそんな状況にも慣れた。
群れるレモンシャークたちは、餌を投げ込むとすぐに反応して群がるけれど、ダイバーがエントリーしても群がってくることはないことも、何度も経験して学び、安心してエントリーできるようになった。
タイガーがこちらに向かって泳いできても、どう対処すればいいか、わかるようになった。
それどころか、いまではタイガーに向かっていき、構図を考えて撮影するのが、当たり前にできるようになった。
それは、何年も目前でサメたちに対峙してきたからに他ならない。
このクルーズに乗船してからは、素潜りで、イルカクジラを撮影しているときに、突然、タイガーシャークやグレートハンマーヘッドシャーク、オーシャニックホワイトチップシャークに遭遇しても、あまり驚かず、冷静に対応したり、逆に追いかけて撮影するのがかなり平気になった。
とはいえ、やはり野生の生き物。
自分が経験してきた、彼らの行動からは予想外の動きをすることもある。
そのことは肝に命じて、今でも彼らに対峙するようにしている。
今回は、最高で7匹のタイガーシャークが同時に姿を見せた。
2018年もタイガー&グレートハンマーシャーククルーズを開催します。
前回の記事で、募集していた2018年度のクルーズは、今のところ満席になっています。
キャンセル待ちか、2019年度の募集になります。
タイガー&グレートハンマーシャーククルーズ2018
日程:3月5日(月)日本発~3月16日(金)日本着の12日間。
(クルーズ乗船は、3月6日(火)~3月14日(水)の9日間)
現地費用は追ってご連絡します。
ご興味のある方はお問い合わせください。