【速報】アンコウが水深8mに出現!2019年も大瀬崎ダイビングがアツイー!
こんにちは!
水中カメラマンのしげです。
本日は大瀬崎から、とっても浅いニュースをお届けします!
あ、浅いと言っても内容じゃなくて水深の話ですよ。
大瀬崎湾内の水深8mにアンコウが出現!
冬の大瀬崎と言えば、深海魚が見れることが非常に有名で、今週末もミズウオが打ち上ったり、ホテイエソが観察されたりと珍しい生き物が出現していました。
そんな深海魚をフィーバーをよそに、僕は外海でハナダイの撮影をしていたのですが・・・、ガラガラと台車を押してサービスに帰ってくると、大瀬館マリンサービスの店長のショータ君から、「しげさん!湾内の8mにアンコウ出ましたよ!目の前なんで見に行った方がいいですよ」と声を掛けられました。
ショータ君も聞いた他のサービスの方に聞いた情報らしく、こういう珍しい生物やタイムリーな情報がサービス間の垣根を越えて共有されるのは大瀬崎のいいところだと思います。
早速行ってみました!
場所は大瀬崎湾内の中央、はごろもマリンサービスの真正面のゴロタ沿いの水深8mです。
体長は40センチ前後でアンコウでは大人のサイズです。
アンコウは大瀬崎では水深20mより深いエリアに出ることが多かったのでイマイチ浅場にいるイメージが掴めず、最初はなかなか発見出来ませんでした。
水深8mだとライセンス講習でも見ることが出来る水深ですし、普通にダイビングをした帰り道に観察することも出来ます。
このアンコウも一瞬で大人気に!多くのダイバーに囲まれます。
ライセンス講習中だった人も、初めてのダイビングで深海魚に会えて大興奮して上がってきていました。
このアンコウは昼過ぎに発見され、水深も浅かったので、すぐいなくなってしまうかと思ったのですが、最終エキジットの夕方16時まで同じ場所で観察され続けました。
長く浅いところにいてくれるといいですね。
アンコウらしくない明るい写真が撮れる!
今回出たアンコウは、とにかく浅い。
初心者でも見られたり、窒素を気にせずのんびり写真を撮れるといったメリット以外にも、明るい雰囲気で写真が撮れます!
ちょっと邪道かもしれませんが、ふんわりとしたアンコウが撮れるのです!
ふんわりとした明るい写真が好きな僕としては、すごいうれしいシチュエーションです。
太陽の光や背景にゴロタが入ることで、いつもと変わった写真になりますね。
今年の冬はリュウグウノツカイなどの浮遊系大爆発の陰に隠れていましたが、年末からアンコウは時折観察されていました。
やはり観察される場所は水深20mより深く、太陽の光が届きづらく暗いため写真の背景も黒っぽくなりがちでした。
もちろん、暗い雰囲気の方が深海魚のアンコウらしい雰囲気が出て良いとの声も多いですね。
アンコウの目は澄んでいて魅力的
伊豆あるあるだと思うのですが、アンコウが出たって急に言われても「マクロしか持ってきてないよ」ということがよくあると思います。
そんな時はアンコウの瞳を撮りましょう(笑)。
エメラルドグリーンに輝く澄んだ瞳がすごくキレイじゃないでしょうか?
後は冬の大瀬崎は湾内でも透明度が良いため、105ミリのマクロレンズでも引いて、なんとか撮ることが出来ます!
もちろんワイドがあるに越したことがありませんが、マクロレンズでもコンデジでもアンコウの写真は撮れますので、ぜひ諦めず見に行ってみてくださいね。
■茂野カメラマンの他の記事もチェック!
■今シーズンの大瀬崎の他の記事もチェック!
■アンコウ&キアンコウの過去記事はこちら
茂野優太さんのプロフィール
「まだ見たことない世界を見てみたい」をモットーにダイビングに関わることは、なんでもこなす。
学生時代にダイビングにハマり、銀行員に就職するもダイビングの魅力が忘れられず、ダイビングの世界に。