イルカ好き女性3人 それぞれのドルフィンスイムの楽しみ方〜2017御蔵島〜(第3回)

御蔵島ドルフィンスイムから学ぶ! 人生を心地よく生きる4つのヒント

イルカ1

野生のイルカと人間が、見つめ合いながら呼吸を合わせて水中でクルクルとダンス。

そんな姿に憧れてドルフィンスイムを始めた人も多いのではないでしょうか。

もしくは、いつか一緒に泳いでみたいと夢を抱いている方も少なくないと思います。

ラッキーなことに、日本にはドルフィンスイムで有名な御蔵島が存在し、野生のミナミハンドウイルカたちと一緒に泳ぐことが身近なものになっています。

今回は御蔵島のドルフィンスイムを通して得る、人生を心地よく生きる4つのヒントをご紹介します。

1.起きることに身を委ねる

せっかくのお休み、イルカと泳げると思って気分は最高潮!

しかし、御蔵島のドルフィンスイムに行かれたことがある方はご存知かと思いますが、当日になって海や風の状況によって船が出航できない。

また、出航できたものの「条件付き出航」といって、風や波の状況で御蔵島に接岸できない可能性がある状態で出航することがあります。

接岸できないとなると、船の最終目的地の八丈島まで乗り続け、そのまま折り返して戻ってくるなどのチョイスも。

ですが、その場合でも接岸の保証はありません。

そんな時、自分でコントロールできない状況にイライラしていたら、せっかくの旅がもったいない。

起きる出来事に身を委ねて「面白くなってきたじゃないの!」くらいの気持ちで、その時与えられた選択肢の中で最大限に旅を楽しめるチカラ、流れに身を委ねるチカラを身につける。

そこに思いがけない出会いや、発見があるかもしれません。

これは日常の生活でも一緒。

コントロールできない出来事に心乱されないことがとっても大切ですね。

イルカ2

島についたとしても、まだまだ自然の遊びなので気が抜けません。

船に乗ってもうすぐご対面! と胸が高鳴る瞬間ですが、野生のイルカの生活圏でお相手してもらうわけですから、イルカの生活リズムや気分もあるのは当然のこと。

水中で姿は見えたけど、さっと素通りしていくこともザラにあります。

でも、これが野生の動物と泳ぐということ。

毎回遊んでもらえるかわからないからこそ、会えた時の感動や喜びがあるのです。

人間だって一緒だと思いませんか? いつでも相手してくれる人より、自分の好きなことに夢中になってる人の方が魅力的ですよね。

もし遊びモードじゃない時でも、船の上から見える泳いでいる姿や、水中で聞こえてくる鳴き声、御蔵島独特の海底に転がる玉石、潮風や島の絶景など、そこにあるものを目一杯楽しみましょう。

目をつぶってお休みタイムのイルカ

目をつぶってお休みタイムのイルカ

2.相手の立場になって考える

条件が揃い、遊んでくれそうだぞ〜! という時のアプローチ。

イルカの進行方向地点で、船長さんが「ここから海に入りましょう〜」と声をかけてくれ入水します。

イルカが泳いでくる方向に突進していくと、正面を向き合った状態で鉢合わせとなってしまううえに、そこから方向転換していくイルカについていくのは至難の技。

気を引けるほど潜りのテクニックがあれば別ですが、基本的には追いていてもらう形で同じ方向に泳いでいきます。

その時に、自分がイルカだったらどんな人と遊びたいか? 相手の気持ちになった上でアプローチすると、近づいてきてくれやすいと感じます。

私たちでも知らない人がグイグイ近づいてきたら、避けるのは普通ですよね。

街で知らない人に声をかけるなら、どんな風に声をかければ聞いてもらえるのか? イルカの気持ちを考えて行動すれば、距離も縮まりやすいはず。

水の中で遊ぼうよ〜とお誘いしてくれてるみたい

水の中で遊ぼうよ〜とお誘いしてくれてるみたい

3.無邪気な気持ちでいる

野生のイルカと泳ぐ時、社会で植え付けられてきた常識や、肩書きなんて一切関係ありません。

イルカかからしたら職業や年収なんてどうでもいい話ですし、純粋な命と命のやり取りが存在するだけ。

「なんかこの人楽しそう!」「なんとなく気になる!」「なぜかわからないけど好き!」「遊びたい!」きっとそんな純粋な気持ちで近づいてきてるはず。

子供たちがすぐに友達同士になれるように、イルカも人に対して興味があれば知らない人とでもその場で遊んじゃうし、気分が乗らない時にはそのまま素通り、と自分の気持ちにとても素直。

きっと私たちも生まれた時はイルカたちのように、自由で無邪気な存在としてこの世に生まれてきたはず。

一緒に泳ぐ時間を通して、自由で無邪気であることの素晴らしさを思い出してみましょう。

急に正面に立ち止まり、ギギギギギギギと何か話しかけてきました

急に正面に立ち止まり、ギギギギギギギと何か話しかけてきました

4.健康一番

御蔵島でのドルフィンスイムはとにかく体力が必要です。

イルカ船が波を越える度にうける衝撃、入水してからのスピーディーな水面移動からの潜り込み、海からボートに繰り返しあがり、次のポイントまで濡れた体で風に吹かれ、直射日光を何時間も浴びる。

健康だからこそできる遊びです。

私自身も最近になって、よく首をおかしくし、体が自由に動かなくなると、健康の大切さを身にしみて感じます。

日頃の健康管理をして、体の異常は早めにキャッチ。

やりたいことにチャレンジできる体と心づくりをしていきましょう。

■撮影/市川和明

■撮影/市川和明

自然と人間が共生する島、御蔵島だからこそできる野生のイルカたちとのドルフィンスイム。

自然の状況が整って御蔵島に辿りつけること、イルカが一緒に泳いでくれること、すべてが当たり前のことではないと思うことができる時、自然にありがとうの気持ちが溢れてきて、私たちも自然もイルカもみんなが心地よく調和するのだと思います。

与えられた環境の中で精一杯楽しめる力がつけば、生きてるだけで丸儲け!

2017年のオーシャナ御蔵島ツアー予定をチェック

8月18日夜出発のツアーは、私がご一緒します。

心地よい時間を共有しましょう!

■今後の日程と空き状況

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PROFILE
BSACスキンダイビングインストラクター。元No.1六本木ホステス。
ハワイ島に長期滞在を繰り返し、野生のイルカと日常的に泳ぐ生活を体験。
自然・動物と共生して暮らす美しい世界に魅せられたハワイ島ラバー。

永続可能な暮らしをデザインするパーマカルチャーを学び、持続可能な地球を実現するため自分ができる発信・活動を行う。地球環境を良くしていくには、人の心がハッピーになることや消費する暮らしを変えていくことが必要だと考え、自然と人をつなぐ体験プログラムを行う「ちきゅうの学校」プロジェクトを立ち上げ、活動している。

パニックになり辞めていたスクーバダイビングは2019年9月、13年越しにリベンジダイビングに成功、新たな一歩を踏み出した。フリーダイビングはトレーニング中。

夢は“世界中の人々とつながり、支え合い、調和のとれた地球を未来へつなぐこと”。

※ライター/スキンダイビングインストラクター/アースメディエイター/地球ワクワク探検隊

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