【「Dive in Japan!」vol.01:千葉県】ヒゲダイ君の待つ西川名でワイド&マクロに大興奮!(1/39)
皆さんこんにちは! むらいさちです!
今回より、オーシャナさんで連載をスタートさせていただくことになりました。
連載タイトルは、「Dive in Japan!」。
うみカメラマン・むらいさちが、日本の海に面する39都道府県をすべて潜る!
説明的な内容ではなく、独自のファンタスティックな視点で、日本の海の素晴らしさを発信していきます。
そして、39都道府県潜り終わった時点で、写真展の開催・写真集の発売することを目指しています!(今は全く白紙状態ですが・・・)
今回は、記念すべき第一回目!
最初はどこにしようか迷ったのですが、やっぱり今住んでいる千葉の海からにしようと思いました。千葉は、内房外房と多くのポイントがあるのですが、今回は西川名へ。
「千葉の海って地味じゃないの?」と、思っているあなたにご紹介したいと思います!
西川名ってこんなところ〜!
西川名は、千葉県館山市に位置するダイビングポイントです。
館山市には、お花摘みやいちご狩り、海鮮グルメを求めてたくさんの観光客が訪れます。
その秘密は、都心からのアクセスの良さ。
川崎から「東京湾アクアライン(川崎ー木更津、約50分)」を使えば、すぐ行けちゃいます。
(しかもほとんど渋滞しないです)
そして今回、僕が撮影した陸の絶景と言えば・・・夕景の富士山!
晴れた日には、東京湾越しに富士山が見られるんです。
また、今回お世話になった西川名オーシャンパークの二階には、こんな海専門の雑貨屋さんがあるのです。
お店の前の港にボートがあり、ここからポイントに向かいます。ポイントまでどこも5分ほどで、とても楽ちん♪
ヒゲダイ君の待つ、西川名の海へGO!
西川名の海は好きで何度も潜っている海なのですが、簡単に言えば「ワイドの海」。
都市圏から近い海は、どうしても透明度がそこまで良くないのもあり、マクロなイメージですが、この海は全然違います。なんだか、どの魚も大きいのです。
その中でもアイドル的な存在なのが、ヒゲダイ君。
これは、ボートに描かれたヒゲダイ君です。なんと近所に住んでいる“さかなクン“の作品とのこと。西川名にもちょくちょく顔を出してくれるそうです。
実際は、こんな子になります。
エントリーするとすぐにヒゲダイ君がウロウロ。大きさも40-50センチくらいあって迫力満点!
アップにしてみると・・・。
ヒゲ見えます???
実は西川名では、V字谷という谷に、このヒゲダイが集まり、横一列に並んでいる姿が良く見られます。それが名物でもあります(イラストのイメージです)。
とういことで、V字谷に行って、並んでいるヒゲダイを見に行きましょう!
ち~ん・・・
この日は1匹しかおらず・・・。
このV字谷は奇跡の地形。流れなどが合うとヒゲダイはもちろん、1m以上もあるクエなどが、数匹のんびりしているのが見られます。
クエってとっても警戒心が強い魚で、見られても撮れない魚のひとつです。そのお魚が添い寝できるくらいの距離で見られちゃうのです。これが何とも不思議・・・(もちろん餌付けはしていません)。
ぜひぜひ、添い寝してみてくださいね。
このV字谷では、会えませんでしたが、周辺には不思議と逃げないお魚たちにたくさん会えました。
1mほどのクエもフィッシュアイレンズでこんなに近づいても逃げません、不思議・・・。
ずっと近くをウロウロしていた、コブダイ。
この子たちはV字谷で出会った、テングダイの群れ。
これは昨年写したものですが、V字谷を埋め尽くしたイサキの群れ!すごかった!
ワイドだけじゃなかった西川名!
もう、透明度も良いし、魚たくさんだしワイドでも大興奮!
でも、ここに僕が潜る以上、新たな西川名を見せなければ・・・。
普段、ワイドが楽しくてお魚と戯れて終わってしまうけど、よく見ると潮当たりが良いせいか、ソフトコーラルも多く、なんと言ってもキンギョハナダイの量がすごい!
それだけ栄養分の多い海ってことなのでしょう。
だったらマクロの目で見てみようと密かに心に決めて潜ってみると、そこには今までの西川名にはないイメージの世界が広がっていました!
まさに僕の大好きなさちカラーの世界でした!
岩場は、どこを見てもキンギョハナダイがたくさん・・・。
可愛くて撮りやすい子を探して撮影撮影・・・。幸いこの時は流れが弱かったので、マクロ撮影に没頭。
岩場には海藻やカイメンなどがぎっしり生えているので、お魚の背景もとても美しい!
もえ~~~♡
ギンポちゃんもこんなにファンタジックに!
岩の奥には、お花もたくさん♪
今まで僕もワイドにしか目がいってなかったのですが、西川名のマクロもやばいですね~。
ただ、流れている時もあるのでガイドさんに確認して、流れのあるときはワイドを存分に楽しみましょう!
近場の海で、ここまでワイド&マクロが楽しめる海は少ないので、侮れませんよー。
また外房の海に行くと、海の表情も変わりますし、千葉の海、ぜひ行ってみてくださいね!
*
「Dive in Japan!」は、youtubeチャンネル「うみさちTV」でも、ご紹介していきます。
西川名編、アップしました。(頑張って作りました><)
ぜひぜひ、この記事と合わせて、動画でもゆるっと楽しんで下さいね〜!
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■お世話になったショップさん
西川名オーシャンパーク
港の目の前にあるので、ボートまですぐ。ポイントまでも5分もしないで着いてしまいます。新艇「Aperitivo号」はダイビング専用船で、とても使いやすいです。潮当たりのいい海は、魚影が濃く、群れや大きなお魚にたくさん会えるし、地形も面白い! ぜひぜひアイドルのヒゲダイ君と記念写真を撮ってみてね。
あと、オーナーの石川夫妻を始めとしたスタッフがとても温かいので、スタッフに会いに行きたくて潜りに行くようなものです♪
そしてお店の2階には海雑貨店「Aperitivo」があり、ここの雑貨が超かわいいのです!
僕も行くと毎回大人買いしてしまうほど・・・。ダイバーの方なら誰でもハマるでしょう。雑貨店では、海を見ながらテラスでビールや軽食いただけます。
夕日を見ながらのビールは最高です!
いよいよ始まりました、むらいさちさんによる「Dive in Japan!」。この企画は、むらいさんがずーっと密かに胸に秘めていた野望をいよいよ実現しようと動かれたものです。本当は、どーんと任せろ!と日本各地に送り出したいところですが、、、資金ゼロ・・・。とはいえ、いつも作風同様ふるふわ〜♡なむらいさんの、いつになくアツイ思いに打たれ、協力をさせられています。
「Dive in Japan!」で、むらいさんが撮る作品、綴る文章からは、「海って楽しい!」が溢れ出しています。この「気合い」だけでまずは走り出した企画、ダイビングを盛り上げるものになるのでは!?と期待感だけはひとしおです。笑。
企業のみなさま、協賛お待ちしておりますm(_ _)mまた、むらいさんに潜りに来てもらいたいダイビングショップのみなさま、ぜひ、ご連絡ください。
オーシャナ編集部 editor@oceana.ne.jp
ちなみに、youtubeチャンネル「うみさちTV」もゆるく協力中です。むらいさんはとえいば、苦手なパソコン作業と悪戦苦闘しながら、毎週水曜19:00アップを目指して奮闘されています。
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■「Dive in Japan!」にかけるむらいさんの熱い思いはこちらから↓
【むらいさちインタビュー】日本の海の魅力を発信したい〜「Dive in Japan」、youtubeチャンネル「うみさちTV」始動への思い〜
むらいさちの「Dive in JAPAN!」(連載トップページへ)
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