オーシャナ読者のエッセイで綴る特別連載(第1回)

“生物写真撮影”の趣味をこじらせて、ダイビングをはじめました〜クジラに誘われダイバーに。ついに奄美大島移住!〜

この記事は約3分で読めます。

「私がダイビングをする理由」というテーマでエッセイを大募集中〜!
応募作品の中から、編集長の心に響いた作品を連載にてご紹介します。

さて、連載第一回目を飾るのは、生き物の写真撮影を趣味にされている「くらげねこ」さんです!

撮影中の「くらげねこ」さん

撮影中の「くらげねこ」さん

たっぷりお写真もお借りしちゃいました。
美しい写真とともに、お届けします〜!

テーマ「私がダイビングをする理由」

“生物写真撮影”の趣味が
クジラ、ダイビングへと広がった

30歳を目の前にしたある年のこと。
この頃、生き物の写真を撮ることを、趣味……というか、もはやライフワークにしていたが、その中で、私は小笠原のザトウクジラにたどり着いていた

生き物の撮影が趣味(撮影:くらげねこ)

生き物の撮影が趣味(撮影:くらげねこ)

そこでお世話になったのが、とあるダイビングショップ。
当時は、小笠原もまだ世界自然遺産になっておらず、アクセスの悪さもあり、お客さんもさほど多くない状況だった。
当日に分かったのだが、なんと船一艘、完全貸切であった。
そこで、信じられない体験をする。

貸切の船に揺られながら、朝からサンセットタイムまで、ずっとザトウクジラのブリーチ
子どもが跳ねて、親が跳ねて、エスコートが跳ねる。

入れ替わりで別の親子がジャンプ、奇跡のような時間だった。

(撮影:くらげねこ)

(撮影:くらげねこ)

(撮影:くらげねこ)

(撮影:くらげねこ)

(撮影:くらげねこ)

(撮影:くらげねこ)

(撮影:くらげねこ)

(撮影:くらげねこ)

夜の打ち上げの時、船長が撮った水中動画を見ながら、「次に来るときはCカードとってきな」と言われ、ひと月もしないうちにまんまとダイビングデビューを果たす

ダイビングは
目的ではなく手段に近い

昆虫からクジラまで、特にジャンルにこだわることなく撮影してきたが、水中の魚やエビカニ、ウミウシなどは未開の地。
重たいタンクを背負って進出した海の世界は、素晴らしいものだった

(撮影:くらげねこ)

(撮影:くらげねこ)

(撮影:くらげねこ)

(撮影:くらげねこ)

08_IMG_5817

私にとってダイビングは、生き物を見つける手段のひとつであると考えている。
時間と手間、お金をかけて、本来行くことができないところに行き、そこで活動する。
別の世界の住人に出会うため、勉強し腕を磨くのだ。

ダイビングで知り合った仲間とドルフィンスイムにも通い詰めた。
タンクのない水中世界も身軽でスピーディで楽しい世界だった。

なんといっても、イルカの絵になること!

(撮影:くらげねこ)

(撮影:くらげねこ)

ついに離島移住生活!
奄美大島の海で撮影三昧

いろいろな場所に遠征を繰り返しているうちに島への憧れが募り、結構軽いノリで鹿児島県の奄美大島に移住してしまった

慣れない場所での生活はそれなりに大変だが、やればやったでなんとかなるもので、漁業関係の潜水士をしたり、大工のアシスタントをしたり、農家をしたり、フリーライターをしたりして、暮らしている。

夏はダイビング、冬はザトウクジラも回遊してくる。
見るものには困らない奄美大島、面白いところである。

今日のダイバー

ペンネーム:くらげねこさん
SNS:Twitter/https://twitter.com/kurageneko
ブログ:くらげねこの雑記帳
ダイビング歴:12年/200本
生き物の写真を撮るのをこじらせて水中にも進出、離島に移住して農家をしながら写真を撮る生活をしている。

移住とは……!!
これからもダイビング、そして、写真撮影を楽しまれてください^^

素敵なダイビングライフを!

ダイバーの数だけ、物語がある。
ぜひ、あなたのストーリーを聞かせてください。

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