お悩み解決&トラブル対処60(第4回)

【ボートエントリー編】トラブル対処ワンポイント・アドバイス15~19

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ボートエントリー

15. 船酔いでぐったり

精神的な要素も大きく、緊張していると酔いやすくなってしまうものです。
また、近くばかりを見ていると酔いやすいので、なるべく遠くを見て、景色を楽しみながらポイントまで向かいましょう。

16. エントリーがうまくいかない

▶バックロールエントリー:回転しすぎると、うまく浮き上がれずもがいてしまう原因になります。イメージとしては“バックロール”ではなく、“バックフォール”。回転するのではなく、ヘリからお尻を海側へずらしていって、タンクの重みで背中から落ちるようなイメージです。

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また、バックロールエントリーでありがちなのが、タンクの上部に後頭部を打ち付けてしまうことです。これはBCがゆるいのが原因と考えられるので、しっかり締めてエントリーしましょう。

▶ジャイアントストライドエントリー:つんのめってしまうのを避けるためには、視界を真正面に向けて、歩く延長のように大きく足を一歩踏み出すのがポイントです。イメージは“前を向いて大きく一歩”。

17. エントリーしたら器材が外れた

マスクやレギュレーターはエントリーの衝撃で、外れてしまいがちです。しっかり押さえながらエントリーしましょう。
タンクが外れてしまったら、BCに給気して水面でセッティングし直しましょう。
また、ゲージをボートのへりに引っ掛けてしまうケースも見られます。ホース類は必ず抱えてエントリーを。

18. バルブを開け忘れた

近くにバディがいるなら、開けてもらうのがベストです。
まわりに誰もいなかったら、自分の左手でタンクの底を持ち上げて、右手でバルブを回して開けます。
くれぐれもエントリー前には、バルブを開けたかどうかチェックを忘れずに。

19. ウエイトをつけ忘れた

船上のスタッフに声をかけて取ってもらい、講習時に習ったウエイト脱着を行いましょう。ベルトを持った手を腰に当てて、クルリと回転しながらベルトを巻きつけます。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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