お悩み解決&トラブル対処60(第3回)

【ビーチエントリー編】トラブル対処ワンポイント・アドバイス11~14

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ビーチエントリー

11. 波に翻弄されてしまう

波に向かえば吹っ飛ばされ、また、引き波の時に歩くと、足元をすくわれて……。
なかなか前に進めないのは、波のサイクルを理解していないことが原因でしょう。波とうまく付き合うことがスムーズなビーチエントリーへの近道です。
まず、「波が動いている時は、ダイバーは動かない」が鉄則。
進行方向から波が来たら、その場に踏ん張って止まり、波をやり過ごしたら少し進んでいきます。

12. 波にもまれて転んでしまった

波のパワーをやり過ごすには、基本姿勢をとることが大切です。
肩幅よりやや広く足を開き、腰を落として前傾姿勢を保ち、常に波を見ながらカニ歩きをします。イメージは、野球の盗塁を狙うランナー。
大波が来たら、腰を落として波に体重を預けてしまいましょう。

13. 波に巻き込まれてパニックに

転んでしまったとき、もがけばもがくほど立ち上がれなくなってしまうものです。
エントリー時には、「呼吸・視界・浮力」の確保、つまり、レギュレーターをくわえ、マスクをつけ、BCに吸気しておくことを習慣づけましょう。
波に巻き込まれても呼吸ができることに意識を向ければ、パニック防止にもつながります。浮力もあるので、体勢を整えやすいはずです。

14. スムーズにフィンが履けない

フィンを履くタイミングが違っていませんか? エントリー口の状況を観察して、フィンをどこで履くべきかエントリー前に見極めることが肝要です。
▶足場が悪いとき:岩場や遠浅の海などすぐに泳ぎ出せない場所では、フィンを持ってエントリー。腰から胸あたりの水深になったら、浮力を味方につけ、波に体重を預けながら履きましょう。
▶足場がいいとき:エントリー口がコンクリートなどで整備され、すぐに泳ぎ出せる場合は、フィンを履いてからエントリーしたほうがスムーズです。
※エントリー口の状態だけでなく、海況、混雑、足場などを考慮しながら臨機応変の対応も求められます。

▼ダイビング事故や海辺のトラブル対処をもっと詳しく知りたい方はこちら

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
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〇NPOプロジェクトセーフダイブ
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〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
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