【ダイビング中・その他】トラブル対処ワンポイト・アドバイス46〜49
自然と遊ぶダイビングには、「ならでは」のお悩みやトラブルがつきものです。
シーンに分けて、60のスキルをご紹介!
第11回目は、「ダイビング中・その他」です。
ダイビング中【その他】
46、気がついたら一人ぼっち!?
カメラ撮影や生物観察に夢中になっているうちに、いつの間にかはぐれてしまうことも……。
ブリーフィングの際には必ず、はぐれたときの手順をバディと確認しておきましょう。基本的には、しばらくその場で待ち(待ち時間は長くて1分ぐらいがベスト)、見つからないようだったら浮上して水面で合流します。
もちろん、はぐれないように常にバディの位置を意識しながら潜ることが大切です。透明度が悪いときやコンディションが悪いとき、グループ同士が交差するときなどは、特に注意しましょう。
また、ビーチダイビングの際は、エントリー前にコンパスを合わせておき、最低限、陸と岸の方向は把握しておくことが必要です。
47、予期せず、潮が速くなった
流れが急に速くなったのを感じたら、潮の流れに応じた対応をとりましょう。基本的には、その海のことを熟知しているガイドの指示に従い、そばを離れないことが鉄則です。
▶横からの流れ:まず、自分のグループとはぐれないように指示し合い、根の裏側や側面、ドロップオフの影など、潮を避けられる場所を確保。体力を消耗するフィンキックはやめて、海底や岩につかまって進んでいきましょう。
▶海底への流れ:ダウンカレントと呼ばれる下へ向かう流れにつかまったら、まず落ち着いてダイブコンピュータで水深を確認しましょう。それから、近くに壁があればつかまって登っていきます。中層の場合は、BCにたっぷり給気してなるべく水平方向に泳ぎます。もし、流れが強くて、フィンクックで進まなければウエイトを外すことも考えましょう。
48、ガンガゼが刺さった!
ガンガゼがいることに気づかず着底してしまい、刺さってしまうケースが多いです。着底する際は、常に着底場所をチェックするようにしましょう。
刺さってしまったら、トゲ抜きなどで垂直に抜き、痛みがなくなるまで40~50度のお湯につけます。抜けない場合は病院へ。
49、魚を獲りたい!?
言うまでもなく、ダイバーが水中で生物を捕まえて持ち帰るのは禁止されています。許されているのは、漁業権を持つ漁師のみ。
自分が獲って持って行かないようにするのはもちろん、持って行こうとしている人を見つけたら、止めるように促しましょう。
▼ダイビング事故や海辺のトラブル対処をもっと詳しく知りたい方はこちら
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