お悩み解決&トラブル対処60(第8回)

【ダイビング中・身体編】トラブル対処ワンポイト・アドバイス35〜40

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自然と遊ぶダイビングには、「ならでは」のお悩みやトラブルがつきものです。
シーンに分けて、60のスキルをご紹介!

第8回目は、「ダイビング中・身体編」です。

ダイビング中【身体】

35、吐きそう!

水中で吐き気を感じたら、ダイビングを中止してエキジットします。
そのまま水中で吐いてしまう場合は、呼吸元を確保しておく意味でも、なるべくレギュレーターは外さない方がいいでしょう。
詰まってしまう可能性はありますが、レギュレーターをくわえたままパージボタンを押しながら吐きます。
※レギュレーターを外して吐いたほうがよいという説もあります。

36、尿意が……(汗)

小便が我慢できなくなったら、水中でしてしまっても安全面では問題ありません。
しかし、スーツの生地に細菌が付着してしまうので、衛生面上は注意が必要。してしまった場合は、スーツをしっかり洗浄しましょう。

37、便意が……(泣)

水中で大便をするには、ウエットスーツを含むすべての器材を脱いで臨むしかなく、安全面だけでなくバディや他ダイバーからの視線など……さまざまな意味でリスクが高いです。必ずトイレを済ませてエントリーしましょう。
ドライスーツの際はスーツを脱ぐわけにもいかず、悲惨な結果を招くことになってしまいます。

38、深場で酔っ払ったような感じに

水深30m以上の深さになると、窒素の影響でお酒に酔ったような状態になる窒素酔いになることがあります。
その症状はさまざまで、ほろ酔い加減になったり、視界が狭くなったり、レギュレーターを外すなどの通常では考えられない行動をとる人までいます。
窒素酔いは、まず自覚することが大事です。バディが深場で通常と違う様子を見せていたら、窒素酔いを疑いましょう。
水深を浅くすれば治ります。

39、寒くて震えが止まらない

寒さは、トラブルにつながる危険要素です。震えるほどの寒さを感じる場合は、エキジットしたほうがいいでしょう。
たとえ、南の島でも海の中は冷えるものです。水中では大げさなぐらい厚着をして潜ったほうが、ちょうどいいことが多いです。

40、脚がつった

水中で普段使わない筋肉を急に使うと、筋肉が冷やされつりやすくなります。特に起こりやすいのが、ふくらはぎがつってしまう「こむらがえり」です。
つってしまったら、つったほうのひざを伸ばし、フィンの先端をつかんで引っ張り、脚の筋肉を伸ばしましょう。
ダイビング前に脚のストレッチと十分な水分補給をすることで予防できます。
それでも何回も脚をつってしまうことが続くなら、フィンが脚力に合っていない可能性があります。自分の脚力に合ったフィンを使用しましょう。

▼ダイビング事故や海辺のトラブル対処をもっと詳しく知りたい方はこちら

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