お悩み解決&トラブル対処60(第1回)

【ダイビング旅行前編】 トラブル対処ワンポイント・アドバイス1~5

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ダイビング旅行前

1. 台風が接近している

例年7〜10月頃、日本に上陸する台風の発生件数が増えます。中でもピークは、8〜9月。シーズン中は、海況に大きな影響を与える台風情報に注意しましょう。
台風の直撃が免れても、前後の日に台風の影響によるうねりが出る場合もあります。現地サービスに連絡をとって、状況を教えてもらうのも手です。

2. 渋滞、左ハンドル……車のトラブル

車派ダイバーは、早め早めの行動で、渋滞のコアタイムを避けるのが吉!
▶往路:ダイビング開始予定時刻の1時間前の到着を目指し、出発しましょう。
▶復路:午前中に2本潜って早めに現地を出発 or のんびり現地で夕食まで食べてから出発。

海外で車を運転する際は、ハンドルや車線が日本と異なるので注意が必要。
また、スピードを出し過ぎないよう、あえて突起のある道路があり、跳ね上がったなんていう声もあります。

しっかり交通事情を理解して運転することはもちろん、保険事情も違うので、慣れていない国での運転は避けた方が無難です。

3. 体調が良くない

減圧症を発症してしまった人には、ダイビング前に疲労や体調不良を感じていた場合が多い。
あくまでも無理をせず潜るかどうか判断し、潜る場合もより保守的な潜り方をおすすめします。

伊豆半島や紀伊半島など、近場の海で潜る場合に多いのが寝不足。これも立派な(?)体調不良です。
前泊すれば、体調万全で潜れることはもちろん、渋滞も少ないのでオススメ。

また、キャンセルする場合は、バディや現地サービスに早めに連絡しましょう。
特にキャンセル規定のないダイビングサービスも多く、近場の海だと、割とドタキャン&連絡なしは少なくありませんが、現地はかなり困ります。

4. 生理日と重なった

基本的には問題ないと言われています。
ウエットスーツの際は、タンポンを使用します。1ダイブごとに交換して、清潔に保ちましょう。

一方、生理痛が重い人は、避けたほうがベター。
潜りたい日がずらせない場合は、ピルを服用して生理日をコントロールする方法もあります。産婦人科で処方してもらい、医師の指示に従って服用を。

5. 水着や器材を忘れた

重器材やフィンなどの大きい物を忘れる人は少ないですが、マスク、グローブ、ライトなどの小さいものを忘れる人は以外と多いものです。
中でも水着は、忘れ物ナンバーワン。直接ウエットスーツを着てしまうこともできますが、着ているつもりで、外で豪快にウエットを脱いだ人を見たことも……。

チェックリストを作っておいて、パッキングの際に確認するといいでしょう。

▼ダイビング事故や海辺のトラブル対処をもっと詳しく知りたい方はこちら

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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