第16回潜水講座小田原セミナーを2倍有意義に聴くために

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セブ島の海(撮影:越智隆治)

明日開催の「第16回潜水講座小田原セミナー」は、とても興味深い内容ばかりで、ぜひ、多くのダイバーに聞いて欲しいです。

そこで、予備知識として読んでおくとより面白く聞けるかも? という記事をご紹介します。
ただ、明日のセミナーの具体的な内容は知らないので、あくまでタイトルからの推測です……。

高気圧作業安全衛生規則改正 – 何が変わってどうなるのか?-

株式会社潜水技術センター 望月 徹

ダイビングの仕事に携わる人たちの労務管理の規則ですので、ガイドやインストラクター、その雇用者に関わりのあるものです。

雇用者側にとっては、何だか非現実的な内容もあって、正直よくわからないことが多いので、その点、明日確認したいと思います(解説になっていない……)。

少し話が飛躍しますが、被雇用者側は、こういう法律を熟知し、まとまることができれば、ひょっとしたら“でっち”とか“搾取”という世界が変わることもあるかもしれません。
現場のガイドやインストラクターさんこそこういう知識を深めていただけるとよいのかと思います。

耳抜き不良と潜水事故

三保耳鼻咽喉科クリニック 医院長 三保 仁

海外ではダイバーの死亡事故の際に解剖をしますが、耳抜き不良による外リンパ瘻が原因で死亡した事例が何例も報告されているとのこと。
誰にでも起こりうることですので、パニックまでのメカニズムと対応策を知っておきたいですね。

現在の日本のダイバーケア/ダイビング教育の正当性について考える

Explorers-Nest 代表 田原 浩一

田原さんの、ストイックにして孤高な原理主義スタイルは、ダイビング界のリトマス試験紙。

当たり前だと思っていたことに疑問を持ち、間違っていると思えばビシッと指摘。
「まあまあ、そこはうまいことひとつ」を許してはくれません(勝手なイメージ)。

“本音と建て前”の間に落ちている、ダイビング界の矛盾を浮き彫りにしてくれるのではないでしょうか。
個人的には一番楽しみにしているプログラムです。

中高齢者ダイバーの潜水事故と健康管理について

順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科 河合 祥雄

上記リンク記事の高野さんの言葉がすべてです。

「今後、我が国においては一層の高齢化が進み、中高齢者によるダイビング活動へのさらなる参加拡大が予測される中、中高齢者の機能特性(身体的機能・生理的機能・心理的機能・感覚的機能など)を理解し配慮した、更なる具体的な指導体系が必要かもしれませんね」

それでは、皆さん、明日、小田原で!

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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