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宮古島・ダイビング新発見の旅!(2014.7)(第3回)

「穴」の無い宮古島を楽しめる独特のポイント、謎の高野エリアに潜入!閲覧無制限

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現地からレポート

宮古島の高野エリア(撮影:むらいさち)

宮古島の王道といえば、下地島・伊良部島周辺の地形ポイントで、2枚看板は昨日お届けした八重干瀬(やびじ)。

ひと味違う海を楽しみたいなら、南海岸(ゴージャス!ひと味違う宮古島の地形ポイントを味わいたいなら南海岸へ|オーシャナ)や東海岸の海もありますが、さらにレアな海に潜入してきました!

宮古島の高野エリア。

数ある宮古島のダイビングショップでも、専門で潜っているのが唯一タイムマリン宮古だけという、謎のベールに包まれた海。

宮古島の高野エリア

高野エリアはここ

周りのガイドさんに聞くと潜ったことのない人も多く、潜ったことのある人は「宮古の中でも独特の海」だという。
潜る前、パイオニアである「タイムマリン宮古」の新城さんに高野エリアの魅力を聞くと、「地形もマクロもすごくて、魚影がとにかくスゴイ。驚くよ~。無いのは穴だけ」と笑う。

宮古島といえば“穴”で有名ですが、穴は無い!から入る切り口。
確かに独特(笑)。

早速、高野港を出港し5分。
「タイムマリン宮古」の新城英樹さんのイチオシ「ロックⅡ」へ。

宮古島の高野エリア(撮影:むらいさち)

近い!人いない! 

あまり海とは関係ないですが、下地の地形ポイントは平良港から20~30分で、繁忙期にはポイントに船がたくさんある光景が当たり前なので、シーズンど真ん中に海を独り占めは不思議な感じ。
また、船酔いしやすい人がいれば、1本1本港に戻れるのも嬉しいところです。

エントリーすると、口の周りがピリッ。

プランクトンなど栄養分豊富な海でたまにある体験で、「今日は特に透明度が悪いな~」という新城さんですが、透明度と引き換えに大物を期待させます。

ロープを伝って一気に潜降すると、水深20mほどの巨大な根のトップに到着。
根から見下ろす砂地の水底はおよそ40m。

宮古島の高野エリア(撮影:むらいさち)

巨大な根がそびえ立つ、宮古島の中では独特なポイント

根の周辺にはスカシテンジクダイやキンメモドキ、グルクンの稚魚がぐっちゃり。

宮古島の高野エリア(撮影:むらいさち)

「最も風の影響を受けにくい」と新城さんがいうように、リーフで囲まれた高野エリアは、他のエリアと比べて水の入れ替えが少なく、いわば栄養分が溜まっている状態。
確かに、これだけダイナミックなポイントにもかからわず、流れがまったくありません。

実際、漁師がカツオのエサとして小魚を獲る場所となっていて、他のエリアに比べて透明度は落ちるものの、回遊魚や大物にとっては、周りすべてがご馳走という環境。
根の周囲は小魚を狙う、カツオやイソマグロ、カンパチが行き交い、中層を見上げるとバラクーダが群れています。

水深も深めで何か“出そう”な雰囲気が漂う、良い意味で緊張感のある海。
実際、前日、3mのタマカイが出たとのこと。

この1本だけでも、地形、魚影、雰囲気と、他のエリアにはない独特さを感じました。

2本目はさらに沖に15分。
ツフツワ干瀬というリーフのポイントで、ユビエダハマサンゴがびっしり。

宮古島の高野エリアのサンゴ(撮影:むらいさち)

「フィッシュパーク」と呼ばれるように、サンゴの周りを小魚が群れています。

宮古島の高野エリアのサンゴ(撮影:むらいさち)

宮古島の高野エリアのソフトコーラル(撮影:むらいさち)

ドロップオフには色鮮やかなソフトコーラルも

午後は湾内のマクロポイントでのんびり。

傾斜のある白砂が広がり、サンゴの根の周囲をキンメが群れ、砂地のウミウシや甲殻類が面白いポイント。
高野エリアで撮影したウミウシ画像一覧 タイムマリン宮古

決して透明度は良くないですが、小物が好きな人にはむしろテンションの上がる環境で、実際、「タイムマリン宮古」にはマクロ撮影がお目当てでやってくるベテランダイバーも多いんだとか。

宮古島の高野エリア(撮影:むらいさち)

サンゴの下をのぞきこめば、クリーニングステーション。
じっくり生態写真も撮影できます。

宮古島の高野エリア(撮影:むらいさち)

砂地には、砂泥のアイドル、トウアカクマノミ。

宮古島の高野エリアのトウアカクマノミ(撮影:むらいさち)

むらいさちワールド。

宮古島の高野エリア(撮影:むらいさち)

八重干瀬がエダサンゴやテーブルサンゴがメインであったのに対して、高野エリアでよく見られたのはユビエダハマサンゴ。

流れの静かな内湾でよく見られるサンゴで、砂泥の内湾でよく見られるトウアカクマノミの感じからからも、やはり、高野エリアはリーフで囲まれた海という印象。
魚影が濃いのもうなずけます。

というと、内湾というイメージになってしまいますが、さにあらず。
港から数分で50mの水深に巨大根がそびえ立つ独特の地形もあれば、サンゴの群生も広がる何だか不思議で魅力的なエリア。
今回は潜れなかったアウターリーフのポイントが気になってきました。

「下地・伊良部の常識は高野の非常識」と新城さんがいう、穴の無い、独特の宮古島を楽しみたい、とにかく他の船もない海でのんびりしたいというダイバーさんにオススメです。

高野エリアを潜るなら
タイムマリン宮古

タイムマリン宮古(撮影:むらいさち)

高野エリアを唯一専門で潜っているダイビングショップ。
オーナーは宮古島のガイド歴26年、高野を専門にしてから15年という、宮古島出身の新城英樹さんで、島の空気をまとった楽しいキャラクター。

他の宮古島では味わえない独特な海を楽しめるのも魅力ですが、「誰もいない海で、好きなように好きに潜れるスタイルが楽しいんですよ」と新城さん。

タイムマリンで売っているタピオカジュースは、ダイバーだけでなく観光客にも評判。
アフターダイビングにぜひ!

宮古島のタピオカドリンクとタピオカフロート(撮影:むらいさち)

タピオカドリンク150円、タピオカフロート250円

タイムマリン宮古
TEL: 0980-73-1483

高野エリアのタイムマリン宮古・新城英樹さん(撮影:むらいさち)

高野エリアのパイオニア、新城英樹さん。「高野には、地形、マクロ、魚影、何でもあって、無いのは穴だけ」

宮古島、高野エリアのランチ(撮影:むらいさち)

ランチは奥様のホカホカの手料理。「地産地消」がテーマで、この日はサメの煮つけ

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