むらいさち&おっちゃん、ぶらり奄美大島“新発見”の旅2017(第2回)

ニシキテグリの産卵を狙ってみた! 〜到着後にすぐ潜れる、奄美大島の新ダイビングスタイル〜

この記事は約3分で読めます。

南部に位置する「ゼログラヴィティ」ですが、「もっと奄美大島を欲ばりたい!」という思いから北部のポイントをリサーチ。
結果、辿り着いたひとつのアンサーが奄美大島・北部「ピアテグリ」というポイントです。

空港から20分くらいの場所に位置しているため、夕方に到着する飛行機でもその日から奄美大島の海を楽しむことが可能で、ニシキテグリが多く見られることでも知られています。

ニシキテグリは、これからが産卵の時期。

ということで、若干早いかなという気持ちもありつつ、産卵を狙ってみました!
さらに、前回のリサーチダイブでカメが20匹いて感動したこともあり、今回も、ニシキテグリが何匹いるかカウントしてみようということに。

目指せ35億! いや、35匹(笑)

目指せ35億! いや、35匹(笑) ってか、53匹になっちゃった……

ニシキテグリは17匹!
そして、産卵の瞬間は……

産卵は日没後ということで、18時半にエントリー。

エントリー口からすぐ近くの場所です。
「あやまる岬」でだいぶ歩いて泳いだ我らはひと安心(笑)

評判通り、ニシキテグリの数は多く、最初はおっちゃんに教えてもらっていたむらいさちさんも、途中からは自分で見つけていました。

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写真を撮りながら待つも、産卵はなかなか始まらず……。
刻一刻と時間は過ぎて行きます。

粘って粘って1時間以上。
結果は……

見れませんでした(泣)

くー! 悔しい! 残念です。
やはりちょっと早かったですね……。

産卵は撮れなかったものの、ちょこちょこ動いてちらっとこっちを見る仕草がとてもかわいいニシキテグリ。

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数が多いので、2匹一緒に撮ることも。

SM7_4579

水深が浅いところにいるので、思う存分狙うことができます。

個体数の結果は……35匹!!!

うそ、17匹(笑)。

目標には届かなかったものの、だいぶ発見できました。
これだけ数が多い場所もあまりないのでは。

グループで潜っても1人1ニシキテグリを確保できますね!

産卵の本格的な時期は6月から9月。
狙いたい方はこれからがチャンスです!

(撮影/むらいさち)

■supported by「ゼログラヴィティ(ZERO GRAVITY)

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奄美大島の南部に位置する「ゼログラヴィティ」。
大島海峡を望む清水(せいすい)ヴィラは、宿泊施設とプールを併設。
創業者の「障がい者と健常者が共に安心・安全に暮らせる社会を応援したい」という思いから、施設は完全バリアフリーとなっていて、車イスの方も安心してマリンアクテビティを楽しむことができる。

おっちゃん

ゼログラヴィティでガイドをしているおっちゃんこと、山下豊さんはイントラ歴12年。5年ガイドしてきた沖縄を離れて、今年から奄美大島に。フットワークの軽さと、お客さまが楽しめる海をという思いから、片道2時間の運転もものともせず、南部だけではなく北部まで足を伸ばすこともしばしば。誰も潜ったことないポイントも積極的に潜り、奄美の新しい魅力を開拓している。

鹿児島県大島郡瀬戸内町清水122番地
■ゼログラヴィティ TEL(代表):0997-76-3901
■清水ヴィラ TEL:0997-76-3901
E-mail:zero1@zerogravity.jp
http://zerogravity.jp/scubadiving.php

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PROFILE
1989年生まれ。
専門学校を卒業後、歯科衛生士として歯科医院に務める。
多忙な日々を送る中で、ハマったダイビングとカメラと旅行。
オーシャナとの出会いで一念発起し、歯科医院を辞めカメラマンを目指すために東京から伊豆へ移住。
昼はダイビングサービスを手伝い、夜はアルバイトをしながら1年間で450本潜っていたが、耳の問題でドクターストップがかかり東京に戻ることに。
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