みくらとイルカの徒然コラム ~御蔵島へ通って10年以上~(第7回)

台風後のイルカはフレンドリー説 

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水曜日のダウンタウンではないですが、本日私が持ってきた説は……

「台風後のイルカはフレンドリー説」

イルカの進行方向に船が先回りするスタイルの御蔵島。

エントリーして待ち受けていると、そっけなく素通りされることも少なくありません。

いつも人間様に追いかけまわされているイルカたち。
野生とはいえ、人間に慣れきっているので、「はいはい、また人間ね」ってなもんです。

とはいえ、特に初体験の方は、目の前から迫ってくるイルカの群れに接近するだけでも大感動ですが、何度も通っていると、イルカのツンデレがちょっと悔しい。

振り向かせたい(笑)。

ここからが勝負で、彼らの気をひく動きができると、「お! こいつ、おもしろそうや。遊んでやろう」と一緒に泳いでくれるわけで、ドルフィンスイムの醍醐味でもあります。

しかし、台風の後やシーズン開始直後は、しばらく人間に会っていないので、向こうから「遊んで、遊んで」とやってくると、まことしやかに(?)ささやかれていました。

今回、図らずも、台風の影響で、しばらくドルフィンスイムができない状況の直後にイルカと泳ぐことになったのです。

まさに、説を証明するのにもってこいのシチュエーション!

説は実証!?
ツンデレのイルカたちが甘えん坊に

キャンセルも相次いだということもあってか、船には2人きり。
周りに他の船もない状況で、「ちょっと遠いですけど、とりあえず入ってみましょうか」とエントリーしてみる。

黒潮の海は透明度もよく真っ青。
水温は29度もあって、泳いでいるだけでも気持ちいいコンディションです。

すると、キューキューというイルカの超音波が聞こえたかと思うと、遠くから1頭のイルカがやって来るではないですか!

周りをクルクル回って、まさに「遊んで遊んで」状態。

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しばらく、クルクル回る女性ダイバーから離れようとせずに遊んでいたと思ったら、水面から写真を撮る僕を見つけて寄ってきます。

御蔵島のイルカ(撮影:寺山英樹)

するとお腹を見せて、じっと確認されつつも、その状態でしばらく目の前にいたのでした。

御蔵島のイルカ(撮影:寺山英樹)

やっと、飽きて向こうへ泳ぎ出したかと思うと、その先に違うイルカがいて、こちらに気づき、何やら会話している様子。

御蔵島のイルカ(撮影:寺山英樹)

すると、そのイルカが「どれどれ」とこっちに様子見にやってきて、しばらく周りをグルグルしてから去っていきました。

御蔵島のイルカ(撮影:寺山英樹)

御蔵島のイルカ(撮影:寺山英樹)

一旦、船上へエグジットしてから再度エントリー。

すると、また、こっちに気がついた同じコンビが自らぐんぐん寄って来て、レンズとぶつかりそうになる距離。
やっぱり、たくさん遊んでくれました。

御蔵島のイルカ(撮影:寺山英樹)

さらに、一旦エグジットした後にエントリーすると、今度は群れがやってきます。

すると、その中の1頭がこちらに注目し、やはり、近づいてきます。
そして、つられるように群れも目の前でグルングルン。

御蔵島のイルカ(撮影:寺山英樹)

御蔵島のイルカ(撮影:寺山英樹)

御蔵島のイルカ(撮影:寺山英樹)

こちらはほとんど泳ぐことなく、ただその場にいるだけです。

何年も通っていますが、イルカが向こうから次から次への寄って来る体験は数えるほど。

ということで、「台風後のイルカはフレンドリー説」は本当でした!

まあ、たった一度の体験だったり、たまたま人懐っこいイルカに当たったのでは? みたいな疑問は、広い心で海に流す方向でひとつ……。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
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〇NPOプロジェクトセーフダイブ
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〇問い合わせ・連絡先
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■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
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