寒さも吹き飛ばすドルフィンスイム!御蔵島ツアーレポート

御蔵島のイルカ(撮影:寺山英樹)

2014年にオーシャナが開催予定のドルフィンスイム(合計7回)も半分が過ぎてしまいました。

■今年一発目のドルフィンスイムの様子はこちららからご覧ください。

8月8日から開催予定だった第2回は大型の台風の為中止になりました。
一発目のドルフィンスイムが大当たりだっただけに、一番残念がり申し訳なさそうに縮こまっていたのは2回目担当の寺山さんだったりしました。

さて、3回目の今回こそ、まずは着岸しないとお話になりません。
しかしチケットカウンターで言われたのは

「御蔵島は条件付き出航です。着岸は…ん~…どうでしょう、五分五分です」。

天気図を見てうすうす2人とも気づいてはいたのですが、前線が着々と南下している途中でした。

ゲストは声を揃えて叫びます。
「寺山さん、絶対着岸させてください!」

天気に関しては神のみぞ知るなので、まぁ大丈夫でしょう、あとは祈るだけですねと、新船の橘丸に乗り込みました。
就航して1か月の橘丸は、まだ新船のいい匂いがしていました。

今までは通路に所狭しと置かれていたダイバー用の大きなキャリーケースも、すんなりと荷物入れに収まり、2等和室も快適で、これでもうあとは本当に着岸のみ。

東海汽船・橘丸の甲板にて(撮影:寺山英樹)

みんなで甲板で着岸を願って乾杯しました

■橘丸への潜入レポ―トはこちらをご覧ください

約7時間半後、御蔵島が見えてきたころから、みんながそわそわと甲板に出ていきます。

結果は…無事着岸(よっしゃ!)
御蔵島着岸お決まりの?拍手喝采でした。

御蔵島手前の朝日(撮影:寺山英樹)

御蔵島手前で撮影。海から上がる太陽は必見

その後、ドルフィンスイムの時間まで宿で休息をとり、9時頃から1本目に出かけました。

「ちょうど黒潮が御蔵島海域にどんぴしゃで当たっているから、透明度もいいし、水温も28度ある」
と船頭の加藤さんに聞いて、うきうきわくわく。

今回は初ドルフィンスイムの方も何人かいて、なかには
「もうイルカの背びれが見れればそれでいいです!」
なんてはしゃいでいるゲストもいました(笑)。

しかし、空が分厚い雲に覆われ、雨も降りだしたていたこともあって、
「背びれだけで!」
なんて言っていた元気は次第になくなり、真夏の御蔵島を予想していたゲストたちは思わず
「さ・・・寒い」。

御蔵島、船上で寒がるゲストさん(撮影:寺山英樹)

こんなに寒いと思ってませんでした…とポロリ本音も

もっと近くに行きたい!寒さなんて吹き飛んだ2時間のドルフィンスイム

島を出てから約15分。

イルカ、いました、いました!!

寒い寒いと言っていたゲストも、イルカを発見するなりカッパを脱ぎ捨て海へスルリ。

写真や動画に夢中になる人もいれば、カメラは持たずに泳ぐことに専念しますと泳ぎまくる人も。
今年生まれたばかりの赤ちゃんを連れた親子にも何回も遭遇し、2時間があっという間でした。

御蔵島のイルカ(撮影:寺山英樹)

初めてのドルフィンスイムの方でも、そこにイルカがいれば“近づきたい”という気持ちが勝るのですね。
潜れません!って言っていましたが、5mは普通に潜っていたと思います。

帰りの船では「次はもっと近くで見たいです!」と満面の笑み。
背びれだけでよかったんじゃないの~?と、みんなから突っ込まれていました(笑)。

御蔵島のイルカ(撮影:寺山英樹)

ランチを摂って、午後のスイムも無事終了。
午後の方が水温が上がっていて、水中は午前中より格段に快適。

イルカの数も午後の方が多く、ビギナーもリピーターも大満足の1日目となりました。

アフタードルフィンスイムは、夜の夜会へお出かけ

民宿で美味しい夕食を頂いたあとは、オーシャナの連載でもお馴染みの小木万布さんが開催している、“イルカの話が聴ける夜会”へ皆で出かけました。

丁屋の美味しいごはん(撮影:寺山英樹)

美味しいご飯が次々に出てきます。たかべと炊き込みご飯が最高に美味しかった!おひつのお米を全て平らげ、「全部食べたの!?」と宿のお母さんもビックリ。でも嬉しそうでした

御蔵島は集落が固まっているので、宿から夜会が開かれている観光協会の建物までは歩いて3分の距離。

バンドウイルカとハンドウイルカ、どっちが正しいの?
ミナミハンドウイルカとハンドウイルカは違うの?
イッカクはどこにいますか?
シャチと泳げますか?
白イルカはクジラ?

などイルカに限らずもいろいろな話が出ました。

■夜会の詳細はこちらをご覧ください

そのあとは皆で花火をし、線香花火の罰ゲームでは“初恋の相手は?”なんていう質問に答える青春ごっこをして、大盛り上がりの中、1日目が終了していきました。

2日目は営業部長イルカと遊びました!

初日の雨とはうって代わって、空には青空が。
2日目もたくさんのイルカと泳ぐことができました。

御蔵島のイルカ(撮影:寺山英樹)

小さい赤ちゃん連れの親子イルカ。
タコと遊ぶ(食べる)のに夢中で人間に見向きもしないイルカ(タコイルカと命名)。
水底付近で寝ながら泳いでいるイルカの群れ。

そしてみんなを一番興奮させたのは、1匹のとあるイルカ。

泳いでいる全員にちゃんと一人ずつ、まるで挨拶まわりでもしているかのよう。
もちろん、“営業部長”の称号を与えました。

本当の名前は個体識別をすればわかるのでしょうけど、営業部長ですっかり定着。
こうやってみんなで見て、あだ名をつけてというのも、仲間でドルフィンスイムをする楽しみの一つですね!

御蔵島のイルカ(撮影:寺山英樹)

参加者の方に今回の感想を聞いてみました。

「初対面の人が多かったにも関わらず、みんなでワイワイとても楽しかった。イルカもたくさんいて大満足だけど、メンバーに恵まれたのが本当によかったです!」

「ドルフィンスイム初体験だったのに、どんどん欲が出てきてしまって…(笑)。最初は背びれだけで~なんて言っていたけど、次は一緒に、次は潜りたいと代わっていきました。来年も絶対来たいです!それまでに泳ぐの上手くなっておかないといけないですね」

「3年連続で来て、3年連続1発着岸だし、イルカも毎年大量!今年も大満足です!」

御蔵島でのドルフィンスイム参加者の船上での集合写真(撮影:寺山英樹)

私個人としても、1発着岸記録は失っていないし、昨年からイルカフィーバーも続いているので、イルカ運は強いはず。
10月に再来する時もきっと大丈夫だと信じています。

今回は15m程の水底を泳ぐイルカが多くて、12~13mまでの潜水を繰り返していました。
イルカの目を見て泳ぐと心臓がドキドキしているのがわかります。

それが、13mを泳いだ苦しさなのか、イルカとキスが出来る程に近寄っていたからかはわかりませんが、たぶん、後者。
海獣と泳ぐわくわく感、やっぱり、たまりませんっ!

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オーシャナの2014年御蔵島ツアー、10月3日(金)〜5日(日)の越智隆治と行くツアーで若干名キャンセルが出たため、募集をしています(2014年9月4日時点)。
ご都合が合う方はぜひご検討ください。

■お申し込みは以下から。

御蔵島、ドルフィンスイム参加者の集合写真

皆様、ありがとうございました!また来年、逢いにきましょう~

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writer
PROFILE
成蹊大学文学部国際文化学科卒業。
ナレーター、司会、ダイビング・モデルとして、TV、雑誌、モーターショー、トークショーなどで活躍。宝くじのキャンペーンガール「幸運の女神」では、46都道府県を旅する。

2013年からは、大物運・海況運をつかさどる「海の女神」へと転身し、舞台を海に変えてオーシャナの突撃体験レポートを担当。
潜水士資格も取得し、2014年は伊豆大島復興観光大使「ミス椿の女王」として、伊豆大島をはじめとした被災地復興支援活動にも尽力する。

「ダイビングがきっかけで、物の見方も感じ方も生き方も180度変わり、自分の周りまでもキラキラ輝き出したことを実感。 
いろんなことを体験しながら、たくさんの“きっかけ”を届けていきたいです」

【経歴】
・第25期 日本テレビイベントコンパニオン
・第11~12期 スバルスターズ
・第33期 宝くじ「幸運の女神」
・第23代 ミス椿の女王(2014.2~)
・第29代「ミス熱海・桜娘」(2016.1~)
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