沖縄離島のダイビング旅2016(第5回)

石垣島でマニアックなマクロ撮影に挑戦! ~ネイチャー石垣島ダイビングセンター~

石垣島(撮影:越智隆治)

今回、石垣島でも1、2を争う、超マニアックマクロ&撮影を売りにしてるダイビングサービス、ネイチャー石垣島ダイビングセンターで取材する機会を得た。

前々から石垣島の中でも独自路線をいく気になるサービスの一つであったのと、オーナーの多羅尾拓也(たらおたくや)さんは、自分が15〜6年前、当時まだ多羅尾さんが奄美大島のダイビングサービスで働いていた頃に、水中写真の専門誌の取材でインタビューしたことがあり、今回、取材依頼をしたことがきっかけだった。

最初は、「少人数制だし、本来、プロモーション用の取材は受け無いんですよ」と言われてしまったのだけど、「でも、越智さんが来てくれるなら是非やりましょう。久しぶりに一緒に潜りたいし!」と言っていただき、今回の取材が実現することに。

石垣島(撮影:越智隆治)

多羅尾さん、奄美大島で取材した当時から、マクロと撮影に精通していて、当時はフィルムカメラだったんだけど、生物の知識も、撮影の知識も豊富で、今のネイチャーのダイビングスタイルは、そうした長年の経験から確立されたものだと今回実感させられた。

ネイチャー石垣島ダイビングサービス初日の取材は、モデル兼ライターのルコちゃん(稲生薫子)が一眼レフハウジングでのマクロ撮影初挑戦!
自分は、ガイドする多羅尾さんと、試行錯誤しながら撮影を続けるルコちゃん、二人の様子を撮影。

被写体は、ヒゲモジャハゼ(正式な和名なのだそうです)、卵保護中のナカモトイロワケハゼなどのほか、名前のわからないキラキラ光る海藻やら小さなヒメダンゴイカやら、エビやら、ゴマ粒より小さい生き物やら・・・。

石垣島(撮影:越智隆治)

ヒゲモジャハゼの正面顔

マニアックな世界もハマると面白くて、ルコちゃんも、「このままいったら、私やばいかもです」とわけわからないことを言いながら撮影に集中。

ネイチャー石垣島では、一眼レフカメラのレンタル機材もあり、1ダイブ1000円で使うことができるんです。
コンデジならわかるけど、一眼レフのレンタルあるサービスってなかなか無いんじゃないかな〜という感じで、他のサービスには無い、システムや設備がたくさん気になった初日のロケでした。

フォト派に嬉しい
気になった2つのシステム

まずは、ボートに取り付けてあった何本ものロープとフック。
これは、エントリー前に、カメラをこのフックに取り付けて、先に海に沈めておいて、エントリーしてから海中で取り外しできるカメラロープ。

ダイビングが終了した後も、ここに取り付けて、先にエキジットして、BCとタンクを取り外してからゆっくり回収できるという、便利な代物だ。
内湾でのマクロ撮影が多いからできるシステムだけど、結構面白いし重宝した。

ただし、過去に2回ほどカメラぶら下げたままボートを発進さしちゃったことがあるらしく、各々での確認は重要です。
ちなみに、その2回とも、ちゃんとカメラは回収できたそうです。

石垣島(撮影:越智隆治)

エントリー前にカメラを海中に沈めておけるシステムは、内湾でのマクロ撮影が多いからこそ考えついたシステムだろう

それから、タンクのエアを利用したブロアーが常備されていること。

まあフォト派のお店には普通にあるかもしれないのだけど、自分が行くお店で常備してるところは見たことがないので、こちらもフォト派には嬉しい設備だった。

ブロアーが常備されているのも嬉しい

ブロアーが常備されているのも嬉しい

僕も、多羅尾さんにガイドしてもらったのは、15〜6年前の雑誌取材での奄美大島以来。
個人的には、得体の知れ無い海藻の撮影が気に入りました。

石垣島(撮影:越智隆治)

名前のわからない海藻のキラキラにはまりました

今日は何を見せてくれるのかな〜。
ルコちゃんが、ちゃんと使える写真を撮影してるかも、気になるところです。
先生は多羅尾さんなので、僕はあまり写真を確認していません。
ぜひ、自信作を撮影してもらいたいものです。

石垣島(撮影:越智隆治)

多羅尾さんのガイドのもと、初じめての一眼マクロ撮影にチャレンンジするルコちゃん

ちなみに、ナカモトイロワケハゼ、翌日はハッチアウトするかもって。
これでハッチアウト撮影できたら、石垣島到着初日にサンゴの産卵撮影できたみたいに、なんてタイミングがいいんだって感じです。
ハッチアウト、見たいな〜。

石垣島(撮影:越智隆治)

もうそろそろハッチアウトしそうなナカモトイロワケハゼの卵たち

緑に囲まれた浦底湾の最奥部に立つ、ネイチャー石垣島ダイビングサービス

緑に囲まれた浦底湾の最奥部に立つ、ネイチャー石垣島ダイビングサービス

浦底湾の最奥部の森に囲まれた緑深い場所にあるネイチャー石垣島ダイビングサービス。
「緑豊かな場所から船を出したかったんです」という夢を実現させてサービスをオープンしたのが10年前。
今では、多羅尾さんの豊富な撮影知識やマニアックなマクロを見せるガイドの腕と経験に惚れ込んで、リピートしてくるゲストも多い。
今回も、1ダイブまるまる同じ被写体にかじりついて撮影を楽しむ人も。

石垣島(撮影:越智隆治)

左から、畑さん、多羅尾さん、松野さんの3ガイド

ガイドは、多羅尾さんの他、水中写真大好きな畑大介さんと、いつも笑顔を絶やさ無い松野祥子さんの3名。
静かな自然に囲まれた、アットホームなダイビングサービスだ。
北部のサービスだと思っていたのだけど、ギリギリ川平に属するらしく、川平エリアのダイビングサービスということだそうだ。
スタッフが石垣市街に住んでいるので、ゲストは市街地のホテルに滞在している方が送迎しやすいとのこと。
マニアックとはいっても、マンタダイブにも行くし、ビギナーダイバーにも対応してくれる。
今回も3チームに分かれて、マニアックに撮影するチームとビギナーチームでそれぞれ楽しくダイビングを満喫していた。

ちなみに、多羅尾さん、ガイド会メンバーなのだけど、基本ガイド会は40歳より若いガイドというのが入会の条件なのに、その実力を会長の川本さんに買われて、46歳というオーバーエージ枠で入会したそう。

ネイチャー石垣島ダイビングサービス
〒907-0451
沖縄県石垣市桴海148-493
TEL/FAX 0980−88−2273
E-mail nature@ishigaki-diving.com
URL http://www.ishigaki-diving.com/

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。