「SSI」50周年特別企画 〜SSIでダイビングの冒険をはじめよう~(第6回)

呼吸音消える!魚が近い!リブリーザーをたった1日で挑戦できちゃう体験プログラム【連載vol.05】

昨夏、ocean+αでも取り上げたMares(マレス)のリブリーザー「HORIZON(ホライゾン)」。リブリーザーは阿部寛氏主演のドラマ『DCU』で使用されたことでも話題になりましたが、「Re Breath(リブリーズ)=再呼吸」の名のとおり、自分の吐いた息を無駄にせず、もう一度自分が吸う空気として再利用できる機能を持ちます。

HORIZONは、ダイビング中、常に付きまとうあの「ボコボコッ」とした自分の排気音が聞こえなくなり生き物に普段より近づけたり、長時間潜れたりと、実はダイビングを楽しむうえでのメリットがたくさんあるんです!レクリエーショナルダイビング(遊びのダイビング)で今後も継続的にHORIZONを使っていきたいという方には、ダイビング指導団体「SSI」が発行するライセンス(Cカード)を取得する講習の受講をおすすめしますが、きっと「HORIZONって何がすごいの?」、「自分のダイビングスタイルに合うか試してみたい」とまず思う方も多いはず。そんな方々のために、SSIでは「トライ SCR」という体験リブリーザープログラムが用意されています

※リブリーザーには、大きく分けて「CCR(クローズドサーキットリブリーザー)」、「SCR(セミクローズドリブリーザー)」の2種類ありますが、HORIZONはSCR。酸素濃度の高いガスを定量で流して酸素を補充する仕組み。

「トライSCR」 でサイレントな世界をまずは体感してみて!

リブリーザーというと、テクニカルダイビングのような特殊な技術・知識が必要な難しいダイビングを想像してしまいがち。しかし、このHORIZONは、一般ダイバーがレクリエーショナルダイビングをさらに楽しむためのギアとして開発されたので、皆さんの想像以上にシンプルで使い勝手がいいもの。それでは、「トライSCR」でHORIZONに挑戦してみるメリットを9つご紹介していきます!

1.驚くほど、海洋生物に近づくことができちゃう

リブリーザーを使用する一番の醍醐味でもあるのが、過去に経験したことがないほど生き物に近づけること。HORIZONからは気泡がほんのわずかしか出ないので、生き物が自分の存在に気付いていないのか、全然逃げないんです。まるで、自分自身も海の一部になったような気分を味わえます。

2.潜水時間が長くなる!

HORIZONは、酸素濃度の高いガス(エンリッチド・エア・ナイトロックス)を定量で流して酸素を補充してくれる仕組み。空気を再利用してくれるから当然エアも長持ちしますし、吸う空気は酸素濃いめなので体内の窒素の蓄積も少なく済んでしまう。だから普段の呼気が外に出ていく(オープンサーキット)ダイビングに比べ、長時間潜れるうえ、体への負担が少ないダイビングを実現できるのです。

3.感動的なトリム姿勢と中性浮力

HORIZONは人間工学に基づいてデザインされているので、トリム姿勢が取りやすく快適性が抜群!さらに、普通に呼吸をしているのにピタッと止まって中性浮力をとることができるという、リブリーザーの特徴をマスターできれば、今までのダイビングの常識を覆すほどの快適な水中遊泳を楽しめます。

4.旅行時にも持ち運びできちゃうくらいコンパクト

「見た目が重装備だし、もし自分のHORIZONを購入したら持ち運びが大変では…?」と思った方もご安心を。このHORIZONには特に専用のシリンダーやウェイトは必要なく、現地のダイビングサービスなどで手に入るエンリッチド・エア・ナイトロックスを使用するだけ。HORIZON自体の重さも約12kgで従来のリブリーザーよりも軽量でサイズもコンパクト。

5.工具不要で簡単に使用できる

HORIZONを語るにあたり魅力の鍵となるのは、極めて簡単に使用できることです。一見複雑な構造に見えますが、工具を使用せずシンプルにセットアップできるのも特徴。二酸化炭素の吸収剤(スクラバー剤)キャニスターをセットするときもネジを手で締めるくらい。呼吸ホースもすぐに取り外しできる構造になっています。機能美を追求したデザインだから実現できる手軽さは、きっとクセになります。

6.安心・安全のリブリーザー

HORIZONには複数のバックアップ安全システムが備わっており、安全性に関しても万全を期しています。MaresがCCRの専門メーカーrEvo社をグループ化し実現した、安全性の高いリブリーザーなのです。

7.付属のコンピューターでさらに安全なダイビングを

HORIZONに付属するカラーディスプレイのコンピューターが酸素割合を常にモニタリングし、自分の呼気に必要な分だけ酸素を補ってくれます。万が一、酸素の濃度に異常が発生した場合は、すぐに警告アラームがなるので、安全なリブリーザーダイビングを行うことが可能になっています。

8.オープンサーキットでのダイビングにも役立つ、安全の知識

「トライSCR」に挑戦することで、“シリンダーにはどのような空気が入っているか”、“その空気をあと何分吸えるのか”など、普段の呼気が外に出ていく(オープンサーキット)ダイビングでの安全管理にも役立つ知識を、着実に学んでいくことができます

9.トライSCRで体験してみてから、本格的に挑戦できる

HORIZONを使用してレクリエーショナルダイビングを行うためには、「SCRダイビングコース」を受講する必要があります。さらにレベルアップしたい方は「SCR EXTENDED RANGE」まで取得すると、減圧理論を学んだ上で、40mまで潜れるようになります。

「リブリーザーって聞いたことあるけど、どんなものかよくわからない」、という方にぜひ一度お試しいただきたい!体験してみていただければそのすごさがわかるはずです!

「トライSCR」は最大潜水可能深度が12m(プール/限定水域の経験後 海洋にて実施可)で16歳以上、アドバンスランク以上のライセンス(Cカード)、経験本数12本以上のダイバーであれば1日で誰でも体験可能。気になった方は、下記の「トライSCR」を受講できるトレーニングセンターに問い合わせてみよう。
▶︎「トライSCR」を提供中の加盟店一覧はこちら
※上記リンク先で「フィルター」から「リブリーザー」を選択
▶︎「トライSCR」のプログラム詳細はこちら

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50年の伝統をもつ指導団体「SSI」と創業70年を迎える老舗ダイビング器材メーカー「mares」を運営。自然を舞台に楽しむことをサポートする会社として、持続可能な社会への取り組みにも力を入れている。
 
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PROFILE
ダイビング指導団体「SSI(Scuba Schools International – スクーバ・スクールズ・インターナショナル)」 。
日本におけるSSIは、オーストリアに本部を構えるスポーツ総合メーカー「HEAD」の子会社「HEAD Japan株式会社」にあるダイビング事業部が、創業70年を迎えるイタリアの老舗ダイビング器材メーカー「Mares」とともに運営。 「トレーニング、器材、旅行を一1つにする」というSSIのビジョンを見据えている。
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