「SSI」50周年特別企画 〜SSIでダイビングの冒険をはじめよう~(第2回)

ダイビング業界のイノベーター「SSI」 が新たに導入した「デジタルトレーニングレコード」とは【vol.02】

先月から開始したダイビング指導(教育)団体「SSI(Scuba Schools International – スクーバ・スクールズ・インターナショナル)」(以下、SSI)の連載。前回の記事はすでにご覧いただけただろうか。

連載第二弾となる今回ご紹介するのは、SSIが提供している「MySSIアプリ」の機能のひとつ「デジタルトレーニングレコード」。これは、ダイビング業界の新しいスタンダードになるであろうデジタルトータル教育確立を目指すSSIが、2022年10月から新しく導入した機能。今まで紙面で管理していたトレーニング(講習)の記録や必要書類のほぼすべてをデジタルで管理ができるというものだ。私たちダイバーにとって、どのようなメリットがあるのか、ご紹介していこう。

「デジタルトレーニングレコード」とは

私たちがトレーニングを受ける際、トレーニング毎に健康チェック表や同意書、トレーニング過程の記録などいくつかの書類に記入や署名をする必要がある。ダイビングインストラクターにとっても、トレーニングを受けるダイバー(以下、受講生)の記録・管理は、トレーニングの質や安全管理等の観点から非常に重要であるとされている。

しかし、紙面での書類作成は、紛失や記入漏れなど人的ミスの発生や資源の活用による環境負荷などといった課題があるのも事実だった。そこでSSI は、これら書類の確実性と効率性をより高めていくために、ほぼすべての書類をデジタルで入力し、管理できるようにシステムを一新。現在SSIより提供されている、器材管理やログ管理、学科講習を受けることができる無料アプリ「MySSIアプリ」の機能のひとつ「デジタルトレーニングレコード」として利用が可能になったのだ。

「デジタルトレーニングレコード」がどのような内容かわかったところで、主なメリットについて見てみよう。

デジタルトレーニングレコードのメリット

     

  • ●紙面で書類を管理する必要が無くなり、紛失することがなくなる
  • ●インストラクターが常に最新の情報にアクセスすることができ、安全管理が徹底される
  • ●トレーニング毎に記入する必要がなくなり、時間が削減される
  • ●紙の利用が減り、環境への負荷が削減される
  • ●インストラクターと共有されたトレーニングを受講生自ら確認することができるので、達成度がわかる

この「デジタルトレーニングレコード」は追加費用が一切かからず、SSIダイバーであれば、誰でも利用することができる。詳しい使い方については、SSIのトレーニングセンター(加盟店)やSSIのダイビングインストラクターに聞いてみよう。

「MySSIアプリ」のダウンロードはこちらから

スマートフォンのGoogle PlayもしくはApple Storeでダウンロードし、無料アカウントを登録(ブラウザからでも登録可能)。
▶︎iOSの方はこちら(Apple Store)
▶︎Androidの方はこちら(Google Play)
▶︎ブラウザを使用する方はこちら

昨今、デジタル化により作業フローやスタイルに変革をもたらす「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」という言葉も頻繁に聞くようになった。今回ご紹介した、「デジタルトレーニングレコード」もダイビング業界が目指すDXの一環としてスタンダード化していくはず。ぜひ先駆けて利用してみよう。

来月はSSIの環境保全に関する取り組みや独自のダイビングプログラムをご紹介!乞うご期待。

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50年の伝統をもつ指導団体「SSI」と創業70年を迎える老舗ダイビング器材メーカー「mares」を運営。自然を舞台に楽しむことをサポートする会社として、持続可能な社会への取り組みにも力を入れている。
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  1. 世界基準で認められた「SSI」はどんなダイビング指導団体?50周年の歴史を振り返る【vol.01】
  2. ダイビング業界のイノベーター「SSI」 が新たに導入した「デジタルトレーニングレコード」とは【vol.02】
  3. トレーニング教材はスマホだけ。DXの先端を行くSSIが取り組む環境保全とは【連載vol.03】
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PROFILE
ダイビング指導団体「SSI(Scuba Schools International – スクーバ・スクールズ・インターナショナル)」 。
日本におけるSSIは、オーストリアに本部を構えるスポーツ総合メーカー「HEAD」の子会社「HEAD Japan株式会社」にあるダイビング事業部が、創業70年を迎えるイタリアの老舗ダイビング器材メーカー「Mares」とともに運営。 「トレーニング、器材、旅行を一1つにする」というSSIのビジョンを見据えている。
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