「SSI」50周年特別企画 〜SSIでダイビングの冒険をはじめよう~(第7回)

海を愛するすべての人へ!【スノーケリング・ダイビング・リブリーザーほか60コース以上】SSIのトレーニングプログラム

海やダイビングに関する理解を深めながら、ワンランク上の知識やスキルを身につけることができるトレーニングプログラム。
ダイビング指導団体「SSI(エスエスアイ)」は、ダイバーではなくても受講できるスノーケリングをはじめ、スクーバダイビングの楽しみを広げる各種スペシャルティ、本格的なテクニカルダイビングの分野まで習得できるエクステンデットレンジ(XR)など、個性豊かな60コース以上のプログラムを提供。所属する指導団体を問わず、受講の前提となる資格さえ満たしていれば誰もが講習を受けることができる。

他の指導団体のダイバーも大歓迎!

他の指導団体のダイバーも大歓迎!

トレーニングプログラムを提供するSSIトレーニングセンターは、なんと世界各地に3,500以上の店舗を展開。アクセスしやすい自宅や海のそば、または旅行先のリゾートにあるショップを通して受講できる。プログラムの魅力や楽しみ方について、SSI事業部マネージャー・ワカス ナキさんにお話を伺った。

インストラクターとして講習も行うワカスさん

インストラクターとして講習も行うワカスさん

60以上の多彩なコースを提供! SSIのトレーニングプログラムとは

40カ国以上で60コース以上のトレーニングプログラムを提供しているSSI。スノーケリングなどダイバーではなくても受講できるコースを充実させているほか、スマホで閲覧できるデジタルマニュアルを導入するなど、誰もが海に親しめるための仕組みがたくさん。まずは、その魅力をクローズアップ!

スクーバダイビングやフリーダイビングの知識を深めよう

スクーバダイビングやフリーダイビングの知識を深めよう

海に関するあらゆるプログラムを網羅

Cカードを取得しているダイバーか否かを問わず、「海」と聞いてピンときたすべての人にトレーニングプログラムを提供するSSI。「まずは手軽な海の遊び方を知りたい」という人なら、「スノーケリング」を受講すれば、マスク・スノーケル・フィンの使い方や、泳ぎ方の基本などのレクチャーを受講することができる。

その後、「もっと海を楽しみたい」と感じたら、ダイバーの入口となる「トライスクーバ(体験ダイビング)」や「オープンウォーターダイバー」へ進むのもよし、スクーバダイビングは選ばずに「フリーダイビング」や「マーメイド」に挑戦するのもよし。海をとりまく環境を知りたい学者肌のあなたには「エコロジー」が用意されている。

Cカードを持つダイバーであれば、「フォト&ビデオ」や「ナイトロックス」などの「スペシャルティ」を受講しながら、ステップアップを重ねることも可能。テクニカルダイビングへと続く「エクステンデットレンジ(XR)」や、プロフェッショナルレベルに突入する「ダイブマスター」などをクリアしながら、ダイビングのエキスパートを目指すことだって夢ではない、充実の内容となっている。

器材の使い方から、細やかなレクチャーをおこなう

器材の使い方から、細やかなレクチャーをおこなう

他の指導団体の同等資格や経験を活かせる

SSIのトレーニングプログラムが人気を集める理由のひとつが、他のダイビング指導団体で得た同等資格や経験を活かしつつ、プログラムに参加できる点だ(ワールドワイドな基準を満たした指導団体に限る)。

たとえば、SSIの「スペシャルテイダイバー」の承認を受けるには、2種類のスペシャルティの取得と12本のダイビング経験が必要だが、他団体で取得したスペシャルティ1種類とダイビング経験のすべてがカウントされるのだ。手元のカードを無駄にせずにステップアップを目指せるのは、ダイバーにうれしい太っ腹なシステムといえるだろう。

さらに、SSIがオンリーワンのプログラムとして提供する、「Mares(マレス)」のスポーツリブリーザー「HORIZON(ホライゾン)」で潜る「SCRダイビング」についても、同等資格や経験などの前提条件を満たしていれば受講が可能。SSIのプログラムに興味があるダイバーすべてに、門が広く開かれているのだ。

デジタルマニュアルで常に最新情報を提供

SSIを語る上で外せないのが、無料のダイビング専用アプリ「MySSI(マイエスエスアイ)」の存在。アプリ内にトレーニングプログラムのデジタルマニュアルをインストールでき、スマホやタブレットを使ってスキマ時間で予習をしつつ、プログラムを進めることができるのだ。

加えて、「トライスクーバ」「トライフリーダイビング」「トライマーメイド」「スノーケリング」「ブルーオーシャンズ(エコロジー)」などのマニュアルは、アプリをダウンロードすれば、初期状態から誰でも最新版の情報(※)を無料で閲覧できる。事前にプログラムの内容をチェックしてから、興味のあるものを受講できるのだ。「週末のダイビングに向けて、通勤電車で最新のダイビングマニュアルを確認」なんてスタイルもカッコイイかも?

※デジタルマニュアルは定期的に自動アップデートされるため、ゲストダイバーはもちろん、インストラクターの知識も常に最新に保たれる。その結果、ダイビングツアーや講習の安全性とクオリティが担保される。

アプリ内のアワード表示で到達レベルを見える化

ダイビング専用アプリ「MySSI」は、潜水データを記録する「デジタルログブック」や、必要書類を保存する「デジタルトレーニングレコード」ほか、さまざまな便利機能を搭載。なかでもステップアップの楽しみを可視化してくれるのが「スクーバアワード」機能だ。

たとえば、SSIで4種類のスペシャルティコースの取得および24本のダイビング経験をクリアすると、「アドバンスドオープンウォーターダイバー」の承認ランクが与えられ、アプリ内に表示される(スペシャルティ2種類とダイビング経験のすべては他団体での実績も適用される)。
そのほか、ダイビング経験100本以上の「センチュリー100ダイバー」や、レクリエーションダイビングの最高ランクとなる「マスターダイバー」など、さまざまなアワードが用意されており、アプリで経験レベルを確認しながら、知識や経験を高めていくことができるのだ。コレクター魂をくすぐる「スクーバアワード」を活用しながら、スキルアップを目指していただきたい!

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ワカスさんのココがポイント!

SSIでは、ダイビングだけではなく、海に関するさまざまなトレーニングプログラムを用意しています。手軽な海遊びなら「スノーケリング」、環境に興味があれば「エコロジー」のように、私たちがコースの順番を決めるのではなく、みなさんが自由にコースを選べる仕組みをつくっていますので、興味のあるプログラムをチョイスして、海をもっと好きになってもらえたらうれしいです。
また、専用アプリ「MySSI」には、ムービーが充実したデジタルマニュアルや、経験レベルをデジタルで確認できるスクーバアワードなど、ダイビングをより楽しめる工夫がたくさんつまっています。スマホやタブレットを通して、いつでもどこでも海を感じられるんです♪

海がもっと楽しくなる♪ SSIのトレーニングプログラム5選

SSIのトレーニングプログラムは、スノーケリングやフリーダイビングなど、ダイビングのCカードを必要としないコースも充実。知識や経験などの前提条件をクリアしていれば、自分の興味のあるものを自由に受講することができる。人気のプログラムを5つ紹介!

1.【スノーケリング】海の世界への扉を開くアドベンチャー

マスク・スノーケル・フィンの使い方などのレクチャーを受ける「スノーケリング(スノーケルダイバー)」コース。
泳ぎが得意ではない人や子ども受講できるため、ファミリーでの参加もおすすめ。水面を泳ぐだけではなく、体力があれば水深5mまでのダイブにも挑戦できる。SSIのダイビング専用アプリ「MySSI」をダウンロードすれば、無料でデジタルマニュアルを閲覧できるので今すぐ確認を!

友人や家族とグループで参加もOK!

友人や家族とグループで参加もOK!

▶︎スノーケリング(スノーケルダイバー)(SSIホームページ)

2.【フリーダイビング】自分のひと息だけでもっと海を感じたい!

スクーバダイビングのようなタンクを背負わずに、自らのひと息だけで「泳げる距離」や「潜れる深さ」などにチャレンジする「フリーダイビング」コース。
SSIでは、呼吸方法などの基礎知識や、水深10mを目指して潜る技術など、トレーニングプログラムが細分化されているので、体力や目標に合わせて受講することができる。認定ランクを重ねれば、フリーダイビングの競技会に出場できるレベルにだって到達できる。ヤル気と元気を胸に、アスリートを目指すのもステキかも⁉︎

コンペティション出場も夢ではない⁉︎

コンペティション出場も夢ではない⁉︎

▶︎フリーダイビング(SSIホームページ)

3.【マーメイド】話題の人魚コスプレで映える撮影会⁉︎

フィッシュテイルと呼ばれる人魚のようなスーツを身につけ、しなやかに水中を泳ぐ「マーメイド」コース。
水中での身のこなし方についてのレクチャーを受け、よりキレイに泳ぎ、より美しく魅せるためのスキルを追求する。すでに中国では大人気で、認定数は5万人を超えるとか。友人たちとマーメイド姿で集まって、プールパーティやビーチパーティなんていかがでしょう? もちろん、子どもも男性も大歓迎!

誰もが憧れのマーメイドになれる!

誰もが憧れのマーメイドになれる!


▶︎マーメイド(SSIホームページ)

4.【エクステンデットレンジ(XR)】テクニカルダイビングへ続く一歩

より深く、より長くなど、困難な環境でのダイビングに挑戦する「エクステンデッドレンジ(XR)」。
減圧ダイビングやリブリーザーなど、プログラムが細分化されているので、ひとつ一つのステップを積み上げながら、自立したダイバーに必要な知識やスキルを身につけることができる。
その先に続く本格的な「テクニカルダイビング」への橋渡し的な内容もあり、「ディープ」「レック(沈船)」「カバーン(洞窟)」など、スリルに満ちたダイビングを受講しながら、高みを目指すこともできる。

「Mares」のスポーツリブリーザー「HORIZON」

「Mares」のスポーツリブリーザー「HORIZON」

▶︎エクステンデットレンジ(SSIホームページ)

5.【ブルーオーシャンズ、エコロジー】環境に優しいダイバーに!

海を通して、地球環境を学ぶことができる「ブルーオーシャンズ」。SSIでは、海洋プラスチックの削減やビーチクリーンなど、環境保全を積極的に行っているトレーニングセンターを「ブルーオーシャンズセンター」に指定していて、講習やイベントに参加しながら、環境への意識を高めることができる。
さらに、海の生物について知ることができるのが「エコロジー」。「シャーク」「コーラル(サンゴ)」「マンタ」などさまざまなコースがあり、生態はもちろん、生物がその地域の環境や経済にどんな影響を及ぼしているかなど、広い視野で見識を深めることができる。

ダイビングを通じて海や環境を考えよう

ダイビングを通じて海や環境を考えよう

▶︎ブルーオーシャンズ(SSIホームページ)
▶︎エコロジー(SSIホームページ)

ワカスさんのココがポイント!

SSIが提供する60以上のトレーニングプログラムは、すべて、ダイビングの安全性を保つ世界基準「RSTC(レクリエーショナル・スクーバ・トレーニング評議会)」と、国際認証「ISO (国際標準化機構)」に準拠したクオリティでおこなっています。プログラムを修了すれば、世界で通用するワールドワイドな知識やスキルを身につけられますので、安心して受講してください。
また講習は、SSIのトレーニングセンターが責任を持っておこないます。すべてのトレーニングセンターは、みなさんを迎え入れる店舗を持ち、高品質のサービスを提供するインストラクターが勤務するなど、厳しい基準をクリアしています。一緒に海を楽しむパートナーとして、気軽にご利用ください!

世界の海でトレーニングプログラムを開催! SSIダイブセンター紹介

SSIの加盟店は、世界150カ国・3,500店舗以上! 国内外のショップを利用してトレーニングプログラムやダイビングを楽しもう!

▶︎SSI トップページ
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SSIが認証を受けたISOの登録証


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50年の伝統をもつ指導団体「SSI」と創業70年を迎える老舗ダイビング器材メーカー「mares」を運営。自然を舞台に楽しむことをサポートする会社として、持続可能な社会への取り組みにも力を入れている。
 
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「SSI」50周年特別企画 〜SSIでダイビングの冒険をはじめよう~(連載トップページへ)

  1. 世界基準で認められた「SSI」はどんなダイビング指導団体?50周年の歴史を振り返る【vol.01】
  2. ダイビング業界のイノベーター「SSI」 が新たに導入した「デジタルトレーニングレコード」とは【vol.02】
  3. トレーニング教材はスマホだけ。DXの先端を行くSSIが取り組む環境保全とは【連載vol.03】
  4. ユーザー300万人!全ダイバー向け無料ダイビングアプリ「MySSI 3.0」【ログメモリー・生物検索・書類管理ほか】注目機能5選
  5. ブームになりつつあるマーメイドスイムのメリット7選!スタイルアップ効果も!? SSIの人魚になれるプログラム【連載vol.04】
  6. 呼吸音消える!魚が近い!リブリーザーをたった1日で挑戦できちゃう体験プログラム【連載vol.05】
  7. 海を愛するすべての人へ!【スノーケリング・ダイビング・リブリーザーほか60コース以上】SSIのトレーニングプログラム
  8. 家族でダイビングの世界へ!子どもから大人まで、SSIが提供する多彩なコース8選【連載vol.06】
  9. SSI の 「MyDiveGuide 」で世界中のダイビングポイントを探検!ダイバーのログからデータを反映!? 【連載vol.07】
  10. フリーダイビングを始めたい方は知っておくべき、代表的な競技種目2つをわかりやすく紹介【連載vol.08】
  11. 【ダイビングのプロを目指す方・プロで活躍中の方必見】SSI でプロになるメリット6つご紹介!【連載vol.9】
  12. あなたはバディの役割をどのくらい果たせてる!? SSIによる8つのススメ!【連載vol.10】
  13. ブルーオーシャンズダイバーになろう!SSI の無料プログラムで海洋保護に貢献【連載vol.11】
  14. 【SSIが勧める!】死ぬまでに一度は行きたい!アジアの絶景ダイビングスポット10選【連載vol.12】
writer
PROFILE
学生時代にアルバイトをしながらダイビングを始め、『マリンダイビング』編集部を経て独立。2007年にオーシャナの前身となるダイビング・ドット・コミュを立ち上げる。
現在はフリーライターとして活動。旅行ガイドブックや企業インタビュー、WEB記事など、多くのジャンルとメディアにおいて、取材・撮影・執筆を行なっている。
モットーは「楽しく安全なダイビング」。苦手なスキルは耳抜き……。
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