「SSI」50周年特別企画 〜SSIでダイビングの冒険をはじめよう~(第13回)

ブルーオーシャンズダイバーになろう!SSI の無料プログラムで海洋保護に貢献【連載vol.11】

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海をフィールドにするダイビングと、海洋環境問題は密接に関係します。世界的なダイビング指導団体「SSI」は美しい海を守るために提供するすべての商品やサービスが、環境に対する負荷をできる限り削減することを念頭に置き活動しています。2018年からは、「サステナビリティ」をメインテーマとした「ブルーオーシャンズ」という環境保護プロジェクトを開始。
このプロジェクトでは、環境保護について特化して無料で学べる「ブルーオーシャンズプログラム」の提供やSSI主催で定期的にビーチクリーンを行ったりするなど、さまざまな取り組みを行なっています。
今回はそんな、SSIの環境保全への取り組みと「ブルーオーシャンズプログラム」についてご紹介していきます!

※2018年当時は「ミッションディープブルー」という名だったが、2019年に「ブルーオーシャンズ」に変更。

SSIのエコフレンドリーな取り組み

SSIが行うブルーオーシャンズは、持続可能なダイビングの実践や、環境を意識することができるダイバーを育てることが、海洋環境の保全・改善、さらにはサステナブルな経済成長に繋がる、という想いが根底にはあります。
ブルーオーシャンズプログラムの提供やビーチクリーンの開催だけでなく、海洋環境保全に向けたさまざまな先進的な取り組みを世界規模で行っています。たとえば、ダイビング教育教材を紙からデジタルコンテンツへ完全移行したことや、Cカード(ライセンス)の完全デジタル化推進(物理的なカードを希望される方には100%生物分解可能な環境に優しい素材で作られたものを提供)しています。資源の節約、環境負荷の削減を通じて、持続可能なダイビング教育を提供しています。

左:デジタルCカード、中央・右:生分解性のCカード(裏表)

左:デジタルCカード、中央・右:生分解性のCカード(裏表)

トレーニング教材はスマホだけ。DXの先端を行くSSIが取り組む環境保全とは【連載vol.03】

ブルーオーシャンプログラムって?ダイバーとしてできること

今、海は、私たちに非日常的な美しい世界を楽しませてくれている一方で、深刻な海洋プラスチック問題や生活排水による水質汚染など、さまざまな脅威にさらされています。これらの問題に対して何かしたいけど、具体的な行動に移せていない、という方も多いのではないでしょうか。そんな方にまさにおすすめしたいのが、この「ブルーオーシャンズプログラム」。これはただ環境について学ぶだけでなく、私たちが日常生活の中でどのようなアクションができるのかを学ぶことができる学習プログラム(スペシャルティプログラム)です。

※特定(=スペシャル)の分野について、学ぶことができるプログラムの総称。たとえば、ダイビング(ディープダイブやナイトダイブなど)の仕方や、初めて使う器材(ドライスーツや水中スクーター、水中カメラなど)の使い方、海洋環境(サンゴの生態や魚の識別方法など)のノウハウなど、種類はさまざま。

ブルーオーシャンズプログラムの紹介映像(SSI)▼

ブルーオーシャンプログラムは、日頃からダイビングを楽しむダイバーの方だけではなく、どなたでも無料で利用することが可能。内容としては、今まさに海が直面している4つの重要な課題に焦点を当てています。

1 サンゴ礁の保護
2 サメのヒレ問題
3 海洋プラスチック問題
4 海洋保護区の設定について

海という素晴らしい遊び場を守っていくために自身が学ぶのも良し、自分が学んでそれを次世代の子どもたちに海洋保全の重要性を伝えるツールとして使っても良いでしょう。
▶︎詳細はこちら:SSI エコロジースペシャルティコースを今日からはじめよう!(SSI)

10歳以上であれば、どなたでも無料で参加できるブルーオーシャンズプログラムに参加し、海洋保護の重要な一員として、一歩踏み出してみましょう。私たち一人ひとりの小さな努力が、大きな変化を生み出します。

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50年以上の伝統をもつ指導団体「SSI」と創業75年を迎える老舗ダイビング器材メーカー「mares」を運営。自然を舞台に楽しむことをサポートする会社として、サスティナブルな社会への取り組みにも力を入れている。

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PROFILE
ダイビング指導団体「SSI(Scuba Schools International – スクーバ・スクールズ・インターナショナル)」 。
日本におけるSSIは、オーストリアに本部を構えるスポーツ総合メーカー「HEAD」の子会社「HEAD Japan株式会社」にあるダイビング事業部が、創業70年を迎えるイタリアの老舗ダイビング器材メーカー「Mares」とともに運営。 「トレーニング、器材、旅行を一1つにする」というSSIのビジョンを見据えている。
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