バリ島「アリラ・ホテルズ&リゾーツ」で続く、サプライズに満ちた至福の旅
アジアで最も豪華な伝統帆船「ALILA PURNAMA(アリラ・プルナマ)」で行く、コモド&ラジャアンパッドの旅。
最終回は、アリラ・プルナマのことではなく、下船後にオススメの、バリ島にあるアリラのリゾートをレポートします。
せっかくならもう1、2日、極上の国で余韻に浸ってみるのはいかがでしょうか?
■写真・レポート/稲生薫子
■協力/アリラ・ホテルズ&リゾーツ、エス・ティー・ワールド、ガルーダ・インドネシア航空
最後の最後まで、行き届いたサービスを体感
アリラ・プルナマ最終日は、KAWANA島でスノーケリングを楽しみ、ランチもしっかりと食べ、最後の最後までプルナマのサービスを満喫し、15時に下船。
荷物は、14時までにパッキングを終えデッキに出しておくと、ディンギーに乗せられ、人間より先にラブアンバジョの港へ行ってしまいました。
ラブアンバジョの港から車で空港まで送ってもらうと、キャプテンのマリオが、「ちょっと待ってて」というので、その場でしばし待機。
3分後、「荷物と搭乗の手続きはしておいたので、次はデンパサールで荷物ピックアップしてね」。
そう、14時に荷物が先に行ってしまったのは、ゲストに搭乗と荷物のチェックインの手続きをさせないためだったのです。
初日の空港でのウェルカムドリンクからサプライズ続きでしたが、こんな最後の最後まで……。
さすが“ALILA=驚き”ですね。
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キャプテンのマリオにさよならを言い、アリラ・プルナマの豪華船旅はこれにて終了。
ここからは、経由地となるバリ島のアリラゾートをご紹介したいと思います。
せっかくバリまで来たのだから、あと少しだけのんびりしたいという方はぜひ。
アリラグループは、アリラ・プルナマ以外、世界に9つのリゾートを展開しており、その内4つがバリ島にあります。
アリラ・ヴィラズ・スーリ、アリラ・ヴィラズ・ウルワツ、アリラ・ウブド、そしてアリラ・マンギズです。
中でも今回は最初の2つのリゾートをご紹介します。
アリラ・ヴィラズ・スーリ
第一印象は“お洒落”。
洗練され、モダンで、スタイリッシュな雰囲気は、若い年齢層からの支持が高そう。
プール、ビーチ、レストラン、ライブラリーなど、パブリックスペースが素敵で、ずっといたくなる雰囲気。
特に、ビーチに直接面しているアリラグループのリゾートの中では、アリラ・ヴィラズ・スーリが一番ビーチに近く、波の音を聞きながら、白い雲と青い空を見ているだけで、とてつもない幸福感に包まれます。
もちろん、部屋の居心地は抜群です。
■スパ・アリラ
ここでしか体感できないVichy shower(ヴィシー・シャワー)
ホテルでぜひ体験してもらいたいのがスパ・アリラ。
照明を暗めに落としたロビーは、リラックスモードの異空間です。
そして、アリラ・ヴィラズ・スーリでしか体験できないスパトリートメントがこちら、
Vichy Shower(ヴィシー・シャワー)です。
Vichy shower(ヴィシー・シャワー)は、フランスの温泉スパの町で行われるトリートメントから着想されたトリートメント方法。
アリラ・ヴィラズ・スーリでは、全身に泥パックを塗り、ベットに横たわると、天井のシャワーから吹き付けられる温水を浴びます。
水圧が強いことが特徴で、ストレスの軽減、保湿、および血行改善に良いとされています。
日本ではなかなか見ないスパメニューなので、ぜひお試しあれ。
アリラ・ヴィラズ・ウルワツ
“完璧”
個人的に一番気に入ったリゾートで、この一言でレポートを終了しても良いと思ってしまったのがアリラ・ヴィラズ・ウルワツです。
海辺に面した立地、ビーチ上空に張り出したカバナ、美味しい料理に、ディテールに魂の宿った建物。
■「ずっと部屋にいたい」と思わせる、3ベットプールヴィラ
アリラ・ヴィラズ・ウルワツでは、3ベットルームプールヴィラに4人でステイ。
私は4部屋目のエキストラルームにステイしたのですが、このエキストラルームがまた凄い。
ドア(というか高さ3~4mくらいあるガラス張りの窓で、一人で開けるには相当力がいる)からベットまで、直線距離なのに歩いて25歩。
「あなた今日はエキストラルームにステイね」と言われても、不平どころかぐうの音も出ず、むしろ、広すぎて夜一人で寝るのが怖かったくらいです(笑)。
ステイした3ベットルームプールヴィラという部屋は、巨大リビングを中心とした一戸建てのイメージで、25mプールが併設されています。
こんなことをして遊んだりも。
アリラ・ヴィラズ・ウルワツは、「パブリックスペースにいたい」アリラ・ヴィラズ・スーリとは反対に、「部屋にステイしていてもいい」と思えるリゾートです。
3ベットヴィラから公共のエントランスやレストランまでは、専用の送迎車とホスト(お世話をしてくれる方)が付き、24時間体制でケアしてくれます。
散歩がてら徒歩で行ったときには「なんで自分(ホスト)を呼ばないんだ。部屋の電話で呼び出してくれればすぐ来るから呼びなさい」って怒られたくらい(笑)。
ウルワツの3ベットヴィラは見晴らしのいい小高い丘の上なので帰りはバギーや車で送ってもらうのがオススメです。
■食事はオーセンティックなインドネシア料理
アリラ・ヴィラズ・ウルワツに限らず、バリ島のアリラ全リゾートでオーセンティックな(伝統的な、本格的な)インドネシア料理を楽しむことができます。
インドネシア料理のナシゴレン、ミーゴレンは皆さんお馴染みですが、今回特に美味しかったのが、サテ(焼き鳥みたいなもの)とソトアヤム(香辛料の効いたチキンスープ。アヤムが鶏肉の意味)。
アリラ・ヴィラズ・ウルワツにステイしている時は、部屋で食事をオーダーして持ってきてもらいました。
3度の食事はもちろん、ビール1本でもオーダー可能です。
■建物に隠されたオブジェが魅力
アリラ・ヴィラズ・スーリ、ウルワツに来て思わず写真を撮りたくなったのは、壁やちょっとした隙間の空間に作られたオブジェ。
これらのオブジェは公共の場所だけでなく、個人の部屋にまで。
この細かなオブジェたちが、リゾートの質をさらに高めていると感じました。
アリラ・ヴィラズ・スーリ、ウルワツに滞在して、私のバリ島のイメージが180度変わりました。
バリ島に来たら、ぜひ一度アリラ・ヴィラズ・スーリ、アリラ・ヴィラズ・ウルワツへステイしてみてください。
そして、ただ泊まるだけでなく、昼間のリゾートでのんびり、ゆったり時間を過ごしてみてほしいと思います。
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■現在、アリラ・プルナマはラジャアンパッドを航海中
チャーターベースでは、最短は4泊~から。
混載ツアーは6泊7日のコースでご案内。
料金や詳細などのお問い合わせはこちらから。
■ALILA PURNAMA(アリラ・プルナマ)
“PURNAMA”=満月を意味し、インドネシアの南スラウェシ地方に昔から伝わる伝統的なピニシ様式で作られている、現在アジアでみられる最も豪華な伝統帆船。
ALILA(アリラ)グループの所有する帆船で、46mの船体、3つのデッキに、PADIダイブセンターの認可を受けたダイビング設備を完備。
さらに、上質のスパセラピスト、イタリアで修行を積んだ一流のシェフも常駐し、ゆったりと贅沢な時間が流れる船旅を満喫することができる。
★正月特番
2015年1月4日(日)よる8時00分~9時54分
豪華帆船プルナマ号 フローレス海の冒険航海(BS11)