アジアNo.1の豪華帆船「アリラ・プルナマ」で行くインドネシア(第1回)

全室スイートの洋上ホテル「アリラ・プルナマ」

アリラクルーズバナー

アジアで最も豪華な伝統帆船「ALILA PURNAMA(アリラ・プルナマ)」。
フローレンス島・ラブアンバジョの港に停泊している中でもひときわ大きく、目を惹く。
漆黒が美しく、その佇まいはまるで本物の海賊船のよう。
世界のセレブたちも虜にし、毎年のように一隻チャーターするリピーターも多いアリラ・プルナマ。
デッキに寝そべり、ただ揺られ、ただ風を感じているだけで幸せに包まれる―――。

■写真・レポート/稲生薫子
■協力/アリラ・ホテルズ&リゾーツ、エス・ティー・ワールド、ガルーダ・インドネシア航空

アリラ・プルマナ(撮影:稲生薫子)

帆を張ったアリラ・プルマナ

アリラ・プルナマで行く、コモド島クルーズ

アリラ・プルナマは、4~9月まではコモド島、10~3月まではラジャアンパッドと、季節によって、ダイバーに人気の2つのコースを航海します。

乗船方法は2種類あり、1つはチャーター、もう1つは混載(乗合)ツアーです。
混載ツアーの基本行程は6泊7日で、チャーターの最短は4泊5日から。

つまり、アリラ・プルナマに混載ツアーの基本行程(6泊7日)で乗船の場合は、コモド・ラジャアンパッド共に、全9日間(前後に機内泊を含む。アリラ・プルナマには6泊)の旅となります。

今回の取材では、チャーターベースでは最短となる4泊5日で乗船。
最高級と言われるアリラ・プルナマに乗船し、コモドの海を潜ってきました。

コモド島クルーズの旅は、まず、日本からバリ島・デンパサールまで飛び、翌日国内線に乗り換え1時間半、フローレンス島のラブアンバジョ空港まで向かいます。

蒸し暑い空港を出ると、「Welcome to PURNAMA」とウェルカムドリンクの冷えた水を差しだしながら、さわやかな笑顔で出迎えてくれたのは、これから乗船するアリラ・プルナマのキャプテン、マリオ。

空港でウェルカムドリンクをもらったのは初めて…。

空港から車で港へ向かい、港からは、ディンギーに乗り込み、母船のアリラ・プルナマへ。
母船に近づくと、クルーが船から身を乗り出して、「ウェールカーーム!」と叫んでいるのが聞こえていました。

アリラ・プルナマに上がるためのラダーを上がると、2回目のウェルカムドリンク(フレッシュフルーツを絞ったスムージー)。
乗船前から、アリラ・プルナマのサービスの質に圧倒され続けました―――。

全室スイートルームとこだわりのアメニティでゴージャスな船旅

1部屋の定員は2名で、全5部屋はすべてがスイートルーム。
一航海につきゲストは最大10名ですが、働いているクルーはキャプテンのマリオを筆頭に16名。
この人数からもきめ細やかなサービスに力を入れていることがわかります。

アリラ・プルマナ(撮影:稲生薫子)

陽気な16名のクルーたち

キャプテンのマリオは笑顔溢れる英語が堪能なスペイン人で、クルーからの信頼もとても厚く、何を隠そうかなりおちゃめ。

アリラ・プルマナ(撮影:稲生薫子)

キャプテンのマリオ

部屋は、マスタースイートルームが1部屋、そして船底に4部屋。
船底とはいえ、まったく薄暗い感じはなく、むしろ揺れは少ない。

4部屋それぞれがベッドカバーの色でコンセプトを示しており、また、泊まるゲストのスタイルによってツインやダブルに、あらかじめ変更してくれます。

アリラ・プルマナ(撮影:稲生薫子)

マスタースイート。リビングから階段を登った2Fにある

アリラ・プルマナ(撮影:稲生薫子)

ダブルベッド

アリラ・プルマナ(撮影:稲生薫子)

ツインベッド

アリラ・プルマナ(撮影:稲生薫子)

ベッドメイキングは1日2回

ベッドの仕様変更まではなんとなく通常のホテルでも想定できる範囲ですが、アメニティへのこだわりこそがアリラ・プルナマ(アリラグループ全体に共通)の違うところ。

アメニティに書かれている細かい文字に注目すると…「forher」の文字。
ボディーローションや石鹸、さらにはリップバームに至るまですべて男女別、つまりforhimとforherに分かれているのです。

例えば男女カップルの部屋の場合は、“forhim”と“forher”の2種類が部屋に置かれ、男性用にはシェーバーなどがプラスされています。

カップルでも、“him”“him”の場合は、その通りの仕様になります。

アリラ・プルマナ(撮影:稲生薫子)

部屋に入った瞬間に予想を超えた細かな気遣いが感じられると、その先の船旅が一層楽しみになる

ALILAとはサンスクリット語で“驚き”を意味しており、この驚きの積み重ねがアリラ・プルナマ、ひいては、アリラグループが“格別”と言われる所以なのかもしれないですね。

アリラ・プルマナ(撮影:稲生薫子)

部屋に置いてあるアメニティ

その他にも部屋には、iPodドック(iPodは私物です)、ビーチに持って行けるカバン、つばの大きい帽子、ルームウェア(ふわっふわ)、ドライヤーに双眼鏡まで常備。

アリラ・プルマナ(撮影:稲生薫子)

このカメとイルカの置物は、2回目のベットメイキングの後にベッドの上に居て、出迎えてくれました。次の日は、サメでした

アリラ・プルマナ(撮影:稲生薫子)

双眼鏡まで備え付けられているのには驚き!

アリラ・プルマナ(撮影:稲生薫子)

化粧水、リップバームからドライヤーまで何もかも船にあることはわかっていたので、あえて日本からは何も持ってこなかったのですが、ここまでいろんなものが揃っていたとは。

女性で一番気になるシャンプーとコンディショナーは、プルナマにももちろん常備されています。

ただ、アリラ・プルナマのシャンプーとコンディショナーは壁に常設されているタイプで、アリラグループのリゾートにおいてあるアリラオリジナルのオーガニックシャンプーやコンディショナー(ローションと同じ形の黒いチューブタイプ)とは違い、使用感も異なったように感じたので、気になる方は持参もありかも。

アリラ・プルナマはWI-FI無料、ライブラリーまで完備

アリラ・プルナマはどこを航海している時でもWI-FI無料。
忙しいゲストにも嬉しいサービスです。
また、自分の部屋意外の場所で、のんびり・ゆったりと一人の時間を過ごしたいという場合にオススメなのが、パソコンやプリンターまで完備されているライブラリー。

アリラ・プルマナ(撮影:稲生薫子) アリラ・プルマナ(撮影:稲生薫子)

デッキでも良いですが、日差しがきつい時や、ちょっと気分を変えたいという時に立ち寄ってみてください。

リビングではオーダーメイドのスムージーを片手にくつろぐ

朝や、ダイビングの合間、夕方~就寝までの間くつろぐ共有スペース・リビング。

アリラ・プルマナ(撮影:稲生薫子)

ここにはバーカウンターがあり、お酒ももちろん注文できますが(有料)、絶対にオーダーすべきは“スムージー”(無料)。

アリラ・プルマナ(撮影:稲生薫子)

「バナナ・スムージー・プリーズ」などで基本的にはOKですが、そういって初めてオーダーした時には、バナナとヨーグルトとハチミツがシェイクされているものが出てきました。

ものすごく美味しいことに間違いはない!

……しかし、毎日飲んでいたら太るのは火を見るよりも明らかという甘さだったので、それ以降は「オンリーバナナや、オンリーマンゴー」とオーダーするように。

クルーいわく、フルーツだけのものは“スムージー”とは呼ばないそう。
お互いの常識を、オリジナルスムージーを片手にクルーと語り合うもの面白く、リビングはくつろぐだけでなく、異文化交流にも最適な空間です。

アリラ・プルマナ(撮影:稲生薫子)

男性も、それぞれがお気に入りの1品を決められるほど、ほぼ毎日スムージーをオーダー。
ダイビング後でさえ、普段ならビールが飲みたくなるのに、「スムージー・プリーズ」の合唱。
健康的で良いですね。

アリラ・プルマナ(撮影:稲生薫子)

この中のフルーツを選べば全てスムージー大変身。この中にないものでも、大抵準備されている。恐るべし

■現在、アリラ・プルナマはラジャアンパッドを航海中

チャーターベースでは、最短は4泊~から。
混載ツアーは6泊7日のコースでご案内。
料金や詳細などのお問い合わせはこちらから。

(株)エス・ティー・ワールド

■ALILA PURNAMA(アリラ・プルナマ)

“PURNAMA”=満月を意味し、インドネシアの南スラウェシ地方に昔から伝わる伝統的なピニシ様式で作られている、現在アジアでみられる最も豪華な伝統帆船。
ALILA(アリラ)グループの所有する帆船で、46mの船体、3つのデッキに、PADIダイブセンターの認可を受けたダイビング設備を完備。
さらに、上質のスパセラピスト、イタリアで修行を積んだ一流のシェフも常駐し、ゆったりと贅沢な時間が流れる船旅を満喫することができる。

★正月特番

2015年1月4日(日)よる8時00分~9時54分
豪華帆船プルナマ号 フローレス海の冒険航海(BS11)

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writer
PROFILE
成蹊大学文学部国際文化学科卒業。
ナレーター、司会、ダイビング・モデルとして、TV、雑誌、モーターショー、トークショーなどで活躍。宝くじのキャンペーンガール「幸運の女神」では、46都道府県を旅する。

2013年からは、大物運・海況運をつかさどる「海の女神」へと転身し、舞台を海に変えてオーシャナの突撃体験レポートを担当。
潜水士資格も取得し、2014年は伊豆大島復興観光大使「ミス椿の女王」として、伊豆大島をはじめとした被災地復興支援活動にも尽力する。

「ダイビングがきっかけで、物の見方も感じ方も生き方も180度変わり、自分の周りまでもキラキラ輝き出したことを実感。 
いろんなことを体験しながら、たくさんの“きっかけ”を届けていきたいです」

【経歴】
・第25期 日本テレビイベントコンパニオン
・第11~12期 スバルスターズ
・第33期 宝くじ「幸運の女神」
・第23代 ミス椿の女王(2014.2~)
・第29代「ミス熱海・桜娘」(2016.1~)
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