現地フィリピンから伝える、超大型台風ハイエン(ヨランダ)の爪痕
2013年11月8日。
超大型台風ハイエン(ヨランダ)が、レイテ島からセブ北部を襲いました。
895hPa 瞬間最大風速100m/sという、とんでもない大きさの台風でした。
我々も数日前から対策準備はしてました。
台風がセブ島に向かってまっすぐ進路を向けていたからです。
若干北向きに進路が変わり、我々のエリアをわずかに逸れてくれたおかげで事なきを得ましたが、それでも大きな木がバンバン倒れたり、停電や断水等が発生しました。
今は落ち着きを取り戻して、通常と変わらぬ生活と仕事が出来ております。
しかし、我々が落ち着いてから気がついたのは、直撃を受けたレイテ島やセブ北部の惨状です。
いくつもの報道で皆さんもうご存知だとは思います。
テレビや報道写真を見て、あの日本の大震災を思い出しました。
陸には大型の船が乗り上げ、街はまるで津波に飲み込まれたかのように風と雨と海の水でたたき潰されてます。
亡くなられた方も10,000人という報道もされてます。
間一髪そこまでの被害を免れた我々は、ほんまにラッキーなんでしょう。
ラッキーとか軽はずみに聞こえますが、本心からそう思ってます。
そういう意味で、幸いにもマクタン島のリゾートは通常とおり営業ができています。
我々も、台風一過からすぐに営業できてますし、ダイビングポイントも変わりなく(若干珊瑚等がやられていますけど)いつものようにダイビングが可能ですので、ご安心いただけると幸いです。
先月のボホールを震源地とするM7.1の地震に続いての、この災害です。
ボホールもレイテもセブ北部も、全ての物資が足りません!
皆さんのご協力をお願い致します!
もちろん我がブルーコーラルとしても、まずは食料を現地に送るべく手配中です。
そして、ショップ内でも義援金の募集をする計画を発令しました。
援助物資や義援金はフィリピン赤十字、現地テレビ局のABS-CBNを通して、現地に運ぶ段取りをしております。
日本から弊社へ来られるお客様で、お荷物などに余裕の有る方は少しでも構いませんので
援助物資や義援金等のご協力をお願いできればと思ってます。
先の東日本大震災時に、支援物資を日本に持っていこうとしてセブで大量に缶詰等を買い付け、セブ島のマクタン空港で荷物を預けようとしたところ、当然の事ですが重量オーバーでエクセスチャージを請求された時に、空港職員からの「こんなにどうするんだ?」という質問に「いや…、この地震で救援物資…」と答えた瞬間に「何!!そうか!!行けーー!」と言って重量オーバー料金を取らずに、乗せてくれた事を未だに思いだします。
日本から直接物資や義援金をご協力して頂ける方は、是非共日本赤十字社に問い合わせして頂けると助かります。
※オーシャナでも支援金を募集いたします。詳しくは以下の記事をご覧ください。
台風被害に遭ったフィリピンへの支援金を募集!現地ですぐに物資に変えます|オーシャナ
フィリピン(レイテ島)への支援金の募集と、現地での援助活動(連載トップページへ)
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