フィリピン(レイテ島)への支援金の募集と、現地での援助活動(第9回)

セブ島南部、マクタン島のダイビングは台風直後も通常通り。皆さん潜りに来て下さいね

台風直後のセブ島でのダイビング(撮影:越智隆治)

台風30号直後にセブに来て、ダイビングを楽しむダイバー

連日セブから、レイテ島への支援物資に関する記事を書いているけど、その活動と同時に、連日、セブの海でダイビング取材も行なっている。

一般の報道では、被災地の悲惨な現状ばかりがクローズアップされていて、危険という印象が強いようだが、ここセブ島、マクタン島、さらには南のエリアは、台風30号の被害も少なく、台風の翌日から通常にファンダイビングを行なっているサービスがほとんどだ。

台風直後のセブ島でのダイビング(撮影:越智隆治)

BLUE CORALでも、台風直後に現地に入り、50本の記念ダイブをしたゲストなどもいて、通常となんら変わりない状況だ。

台風直後のセブ島でのダイビング(撮影:越智隆治)

3日間で10本潜り、セブの海で50本目の記念ダイブを行なった女性ダイバー

日本から支援物資を持ってきてくれる人や、BLUE CORALの店内に設置した支援金箱に寄付してくれる人など、現地でも、支援活動にご協力頂いています。

レイテ島で暴徒化した島民が、軍隊と銃撃戦を行なっているなどの報道もされているが、物資輸送の前線基地ではあるものの、海を隔てているために、そのような治安の乱れもセブシティー、マクタン島エリアでは全く見られない。

台風直後のセブ島でのダイビング(撮影:越智隆治)

海の中もまったく台風前と変化を感じません

台風直後のセブ島でのダイビング(撮影:越智隆治)

魚たちも元気

ただ、台風30号の影響や、治安の乱れを心配してか、キャンセルする旅行者も少なからずいるようで、東北の震災直後の自粛ムードを感じる。

しかし、こういうときだからこそ、安全性に問題の無い現地に来て、ダイビングを楽しんでもらえれば、と個人的には感じます。

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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