フィリピン(レイテ島)への支援金の募集と、現地での援助活動(第11回)

レイテ島だけでなくマラパスクア島や多方面に配給され始めた支援物資

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フィリピンでの支援活動(撮影:越智隆治)

BLUE CORAL とEAST BLUE(オーシャナ)に集まった皆様からの支援金の総額は、11月16日朝の時点で、¥2,202,373に達しています。
多くの方にご協力頂き、感謝いたします。

レイテ島からの3000人の避難民がセブ・マクタン島に到着した状況を取材した後、15日、その翌日の16日も皆様から集まった支援金を物資に換えて、物資搬入先の民放テレビ局ABS-CBNに持ち込んだ。

フィリピンでの支援活動(撮影:越智隆治)

2日間で購入したのは、お米、スパム缶詰、ジュース、ミルク、ヨーグルト、ミロ(フィリピンの人はミロが大好きです)、ビスケット、カップラーメン、生理用品、紙おむつ、バスタオルなど総額約73万円分。
これまでに購入した金額の総計が約59万円なので、今現在で、皆様の支援金を物資に換えた総額は、約132万円になります。
今後も引き続き、現地で何が必要かを再確認しながら、必要と思われる物資を購入していきます。

フィリピンでの支援活動(撮影:越智隆治) フィリピンでの支援活動(撮影:越智隆治) フィリピンでの支援活動(撮影:越智隆治) フィリピンでの支援活動(撮影:越智隆治)

東北の津波のときも、津波発生直後、現地岩手のガイド、佐藤寛さん(くまちゃん・現三陸ボランティアダイバーズ理事長)と連絡を取りながら、世界中から送られてきた物資を現地に届けた。
そのときも、日を追うごとに、必要な物が変わっていった。
今回も、搬入先であるテレビ局ABS-CBNの担当者に、毎日何が必要かを確認しながら物資の購入を行なっている。

フィリピンでの支援活動(撮影:越智隆治)

支援して頂いた方の中からは、レイテ島以外の被災地への支援は行なってないのか?というお問い合わせを頂くこともある。

日が経つに連れ、レイテ以外の被害状況も明らかになって来たこともあり、ここ数日の間に、ASB-CBNが物資を送り込むエリアは、15日にはレイテ島以外にも約15方面に及んだ。

フィリピンでの支援活動(撮影:越智隆治)

セブ島の北にある人気のダイビングディスティネーション、マラパスクア(Malapascua)へも,15日の早朝、50人のボランティアとともに、大型トラック1台分の物資が、届けられた。

フィリピンでの支援活動(撮影:越智隆治)

この他にもTabogon、Camotes、Ormoc、San Pemegio、Madredejos、Merida Lefte、San Francis,Lam Busaw、San Pemigio、Tabuelanなどにボランティアのトラックによって、多くの地域に分配された。

翌日16日にも、マラパスクア島、セブ北部、レイテ島、サマール島など23方面へと物資が届けられた。

ABS-CBNがこれだけ広範囲に物資の支援を行えているのは、ビール会社のサンミゲール、航空会社のセブパシフィック、国内電力会社や、トラックを提供してくれる会社などとの協力体勢や、海軍・空軍との連携があり、今物資を現地に送っている組織の中では、一番機動力がある。

今回、私たちが、物資搬入先をこのABS-CBN一本に絞り込んだのも上記のような理由だ。

報道では、物資が届きはじめたと答える被災者のインタビュー等も見られるようになってきた。
軍隊が入り治安も発生当初よりも、落ち着いてきた感じもする。

しかし、東北の津波の時同様に、忘れられた地域というのは当然出てくる。
そういう場所を、少しでも減らそうと、彼等は全力を挙げて、物資の輸送を続けている。

搬入された物資は、ボランティアの女性たちによって、お米2kgと缶詰3個などに分けられて、小分けにして、ビニール袋に詰めて、被災者に分配する。

フィリピンでの支援活動(撮影:越智隆治) フィリピンでの支援活動(撮影:越智隆治)

集団で何日間も続けて、物資の購入や搬入を行なっているため、スーパーでもABS-CBNでも顔を覚えられ、最初は怪訝な顔をされたけど、笑顔や「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えてくれるようになった。
スーパーのスタッフの梱包も早くなったし、ボランティアたちの行動もしっかり組織化されて、最初は何をやっていいか分からずテレビ局の敷地内に腰を下ろしてぼ〜っとしている人もいたが、今は誰もが積極的に動いている。
皆の意識が、被災者の救援へと一つになっている証だ。

面白いのは、荷物を車から運び出すボランティアの学生たちが、軽トラックの側面に大きく貼られているBLUE CORALのステッカーを見て、「BLUE CORAL、BLUE CORAL、BLUE CORAL again」と笑いながら小声でつぶやいていることだ。
あと、「日本人、日本人」ってつぶやきもたまに聞こえてくること。

正直、スタート当初は、「ここを全面的に信頼して大丈夫かな」という不安もまったく無くは無かった。
しかし、今では、皆様からの支援金が、多くの人たちの協力を通して、確実に被災地へと届けられていることを確信している。

引き続き、支援金のご協力は、以下にお願いします。

ジャパンネット銀行
すずめ支店
普通口座 2048472
ド)イーストブルー

※お振込の際、できれば「振込人名」の冒頭に「シエンキン」と付記ください。

支援金について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
台風被害に遭ったフィリピンへの支援金を募集!現地ですぐに物資に変えます|オーシャナ

重ね重ね、皆様のご協力に感謝いたします。

BLUE CORAL代表・下釜宏 
合同会社EAST BLUE(オーシャナ)代表・越智隆治

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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