明日で大震災から4年 ~ダイバーによる水中からの支援を振り返る~

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2011年5月24日岩手 岩手を潜る(震災記事)(撮影:越智隆治)

明日で大震災から4年。

振り返れば、震災後、初めて現地へ訪れたのは2011年6月。
民間ボランディアで水中のご遺体捜索をするグループを取材しつつ、実際に捜索活動に参加しました。

家々は倒壊し、水面も水底も瓦礫だらけ。
ご遺体が眠る海に潜る気持ちは、胸が締め付けられ、何とも言えないものがありました。

震災後1年間は、皆が“自分に何ができるのか”を自問自答している時期だったように思います。
ダイバーたちによるさまざまな支援やチャリティー活動が行われました。

それまでの自粛ムードから“前を向こう”という雰囲気を感じたのが1年という節目。
震災後はじめてのワカメの収穫、ファンダイビングの再開など、明るい話題も出てきました。

1年が過ぎ、遺体捜索、瓦礫撤去作業など、“取り戻す”ための活動と同時に、前を向く経済活動も活発化。

オーシャナでも、ファンダイビングで楽しむ、岩手の夏を紹介しました。

秋には、瓦礫だらけだった川に鮭が戻って来る様子を紹介。
希望の象徴的なシーンとなりました。

一方で、まだまだ遺体捜索や瓦礫撤去が続いている現状も。

震災も2年、3年と時を刻むにつれて、明るい話題が増えていく一方、震災に対する思いが薄れていき……。
まだまだ復興からは程遠い現実もありました。

「忘れない」という強い決意を感じさせた3年目供養や水中捜索活動。

同時に、ホタテの収穫という明るい話題も。

そして、明日で4年。
今、東北に来ています。

現地の海から、現状や今こそできることをお伝えしたいと思います。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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