圧倒的なクジラの存在感!トンガ ホエールスイムツアー 2016(第3回)

オーシャニックホワイトチップの登場に興奮! フレンドリーな親子クジラに感動 ~トンガ・ホエールスイムweek2~

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トンガホエールスイムweek2は、week1以上に天候に悩まされた。
初日の火曜日は晴れていたものの、あとの3日間は、ほとんど雨か曇り空が続き、クジラを探すのがなかなか困難な週だった。

■初日

ゲストは、この日に飛行機で到着してすぐに海に出なければいけなかったので、出港を10時30分に遅らせてスタートした。

出港してすぐ、サブマリンロック近くでアプローチした若いシングルのクジラが、かなり近くまで近寄っても逃げないで愛嬌を振りまいてくれた。

初めてトンガに来たゲストはそれだけで、「涙出そう」と感動していたくらいのフレンドリーさを振りまいてくれていた。

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同じエリアでハンマーヘッドシャークが泳いでいたので、一度追いかけて海に入って撮影しようとしたが、撮影できる距離までは近づけなかった。

フレンドリーなクジラの方は、しばらくすると別のクジラが合流して移動を始めてしまったので、他のクジラを探すことに。

フンガ島の北側でシンガーを見つけて、皆で歌声を聞いていたときに、ゲストの一人が、「越智さん! ハンマー!」と船上に残っていた僕に叫んだので、カメラを持って慌てて海に飛び込んだ。

近づいてみると、ハンマーではなくて、オーシャニックホワイトチップシャーク(ヨゴレ)だった。

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ハンマーよりレアなオーシャニック。
トンガで目撃したのは初めてだし、見たのは過去に2回しかない。

クジラのことも忘れて、追跡した。

オーシャニックも慌てて逃げるでもなく、こちらに向かってくる様子もなくて、しばらく撮影を続けた。

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カジキも近くで飛び跳ねていた

カジキも近くで飛び跳ねていた

大きくて、先端が真っ白な胸ビレと背びれが特徴的でかっこいい。

■2日目

朝は激しく雨が降っていたので、出港を少し遅らせた。

1時間半遅く出港。
まだ小雨は降っていたけど、風はあまりなくて海は穏やか。

南のエリアで何頭かのクジラを見つけてアプローチ。
この日は親子3組にもアプローチしたが、最期に見つけた親子が止まってくれて、お母さんが休んでいる間に、何度か子クジラが浮上してきて、皆の近くで遊んでくれた。

その後、移動しながら子クジラがブリーチングしているシーンを撮影。

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■3日目

出港時は北風が吹いていて、クジラの多い南の外洋エリアは穏やかだったが、親子とエスコートを見つけて追跡しているときに、南から徐々に怪しい黒雲が迫ってきていた。

このまま追跡したらやばいかも、と思っているタイミングで、同じ会社の船から、「泳げる親子がいるから、来ないか?」と無線連絡が入る。

「近いの?」と尋ねると「近い」とスキッパーのナティが言うので、このまま外洋で追跡していると、やばそうだったので、そちらに向かうことにした。

しかし、思っていたよりも離れていて、途中で黒雲に飲み込まれ、北風から激しい雨を伴った強い南風へと180度変わってしまい、海が荒れ始めた。

クジラと泳いでいた船のスキッパーから「海が荒れて親子クジラを見失った」と連絡が入り、このままこの海域にいたらやばいということで、島に囲まれたリーフエリアに引き返す。

その途中で、別の親子に遭遇。

まだ荒れているエリアではあったが、その親子にアプローチ。
止まってはくれないのだけど、2回ほどエントリーしてどうにか親子を見ることができた。

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■4日目(最終日)

この日も雨雲が空を覆っていて、青空がまったく見えない。
それでも海は穏やかだったので、南に遠出しようということになった。

南に向かっている途中、同じ会社の船からリーフの中で泳げる親子がいると連絡を受ける。
透明度はどうか尋ねると、近寄れるから問題ないとのことだったので、そちらに引き返す。

向こうが泳ぎ終わったタイミングでエントリーしてみた。
母クジラは横からアプローチしている分には、まったく僕らを気にしていない様子。

女の子の子クジラもそれなりに成長していて、時々、母クジラから離れて、僕らの周りを泳ぎ回ったりして、愛嬌を振りまいてくれた。

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最初は人を警戒している母クジラも、穏やかなアプローチを繰り返していくうちに、人が自分たちに害が無いと認識して肝っ玉母さんになっていく個体も多い。

最初にどんな風にアプローチされたかで、人が危険な生物だと認識するか、そうでないかを判断しているのだと思う。

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害の無い生物だと認識すると、母クジラは、僕らのことを子クジラの丁度良い遊び相手と認めてくれるのかもしれない。

浅い海中でじっとして動かない母クジラは、子クジラが僕らの周囲でくねくねしながら泳ぎ回っているのを静かに見守っている感じだ。

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これから先、南氷洋までの長旅をする子クジラの泳ぎの練習にもなっていると思ってくれているのだろうか。

かなり長くこの親子と泳ぎ、他の船に譲った。

「素敵な思い出ができました」と感動してくれるゲスト。
ずっと天候が悪くて苦労したけど、最終日に良い遭遇ができて本当に良かった。

この日の夜は、スキッパーのナティの家で豚の丸焼きをご馳走になった。

去年までは、ゲストの帰った土曜日か日曜日にご馳走になることが多かったのだけど、今週はゲストが帰国する前に準備してくれた。

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雨が降る中、皆豚の丸焼きの前でお酒を飲んで談笑をして楽しんだ。
week1とweek2の間で、オリジナルのTシャツデザインを作って、ババウにあるTシャツ屋さんでプリント販売してもらうことに。

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トンガホエールスイムweek2に参加してくれた皆様、ありがとうございました。
国内線飛行機も無事にトンガタプに着陸して、ほっと一息。

2016年トンガホエールスイムツアーの日程

1週目 8月6日(土)出発〜8月14日(日)帰国 ※満席
2週目 8月14日(日)出発〜8月21日(日)帰国 ※満席
3週目 8月21日(日)出発〜8月28日(日)帰国 ※残席1~2
4週目 8月28日(日)出発〜9月4日(日)帰国 ※残席3
5週目 9月4日(日)出発〜9月11日(日)帰国 ※残席1
6週目 9月11日(日)出発〜9月18日(日)帰国
※新たにボートチャーターしたことにより若干名残席あり
7週目 9月18日(日)出発〜9月25日(日)帰国 ※満席

2017年トンガホエールスイムツアーの日程

2017年8月6日(日)出発〜8月13日(日)帰国
2017年8月13日(日)出発〜8月20日(日)帰国
2017年8月20日(日)出発〜8月27日(日)帰国
2017年8月27日(日)出発〜9月3日(日)帰国
2017年9月3日(日)出発〜9月10日(日)帰国
2017年9月10日(日)出発〜9月17日(日)帰国
2017年9月17日(日)出発〜9月24日(日)帰国

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。