圧倒的なクジラの存在感!トンガ ホエールスイムツアー 2016(第12回)

2016トンガホエールスイムweek7 最終週。止まってる親子5組に遭遇

トンガ クジラ

2016年、トンガでのホーエールスイム最終週のweek7は、快晴べた凪の日が多かった。
今年は、雨や風雨が激しい日が多く、どのトンガ人スキッパーやガイドに聞いても、「今年もクジラは多いけど、昨年の方が止まっている親子クジラが多かったよね」という会話になる。

ホエールウォッチングの船が増えたこともあるのかもしれないが、泳げる親子に順番待ちする船の隻数は明らかに去年よりも多い。
だから、なるべく早くに出港して、自分たちで良いクジラを見つけることが重要になってくる。

初日、風は穏やか。透明度が悪そうだったので、外洋側を捜索したが、あまりクジラに遭遇できず、北西で見つかった親子とエスコートを他の船とシェアしてエントリー。
止まらなかったが、エスコートは、自分たちが母クジラに近づくことも嫌らしく、激しくバブルカーテンを吐き出したりしていた。

トンガ クジラ

2組目に泳いだ親子とエスコートの方は、あまり受け入れられていなかったのか、最後には姿が見えなくなっていた。
近くで鳴き声が聞こえたので、「俺を受け入れてくれよ〜」と歌っていたのかもしれない。

トンガ クジラ

2日目。今日は、今年一番の快晴、べた凪。朝出港してすぐに、穏やかな海域で、海面に浮いている親子に遭遇。他に船も無く、ずっとこの親子と泳ぎ続けていた。

トンガ クジラ トンガ クジラ

すると、少し離れていたところで、他の親子とエスコートがトリプルブリーチングしていたので、最初の親子を他の船に譲って、そちらにアプローチ。
最初はエスコートが親子を押してしまって、激しく泳いでいたけど、結局このエスコートは母親に受け入れられず、親子だけになったら、まったく動かなくなる。
こちらの親子とも、ランチ食べてる間もずっと、眼の前で休んでいた。この親子とは港に引き返すまで泳ぎ続けた。
朝から1日中、2組の親子とずっと泳ぎ続けた1日だった。

トンガ クジラ トンガ クジラ トンガ クジラ

3日目。今日も、朝早くにとてもフレンドリーな親子を見つけて、お昼まで泳ぎ続けた。浮上するときに、お母さんは、顔を上にしてゆっくり浮上してくる。
子クジラは男の子で、とっても落ち着きの無い元気な子だった。

トンガ クジラ トンガ クジラ

朝は快晴、べた凪で今年の滞在中ベストのコンディションだったけど、途中で雨雲がきて、海が荒れだした。
それと同時に、親子でダブルブリーチングを連発。これで、今週遭遇した親子は、5組目。

トンガ クジラ

最終日、快晴、べた凪。フレンドリーな親子と遭遇。
これで、この週は、止まってる親子5組、に遭遇。合計6組の親子と遭遇した。

トンガ クジラ トンガ クジラ

これだけ止まってる親子に遭遇できたのは、今年で最高。
最終日で多くまで海に出ていたので、最後にスワローズケーブで撮影。かなり気に入った写真が撮影できました。

スキンダイビング スキンダイビング

Week7にご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

トンガ クジラ

2017年トンガホエールスイムツアーの日程

2017年8月6日(日)出発〜8月13日(日)帰国
2017年8月13日(日)出発〜8月20日(日)帰国
2017年8月20日(日)出発〜8月27日(日)帰国
2017年8月27日(日)出発〜9月3日(日)帰国
2017年9月3日(日)出発〜9月10日(日)帰国
2017年9月10日(日)出発〜9月17日(日)帰国
2017年9月17日(日)出発〜9月24日(日)帰国
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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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