海×夢プロジェクト“水中カメラマンへの道”(第5回)

水中カメラマン修行に選んだ被写体は……THE普通種!

この記事は約2分で読めます。

今回は今私がはまっている、被写体について紹介させていただきます。
それは……

THE普通種(笑)

最初は紹介してもらっていた生物ばっかり撮っていたのですが、珍しいものイコール自分が撮りたいような被写体とは限らないし、それ以前にまだ自分ではあまり生物が見つけられません。

ガイドについて潜っている時だと、お客さんに紹介しているものは、ほとんど撮れなかったりもするので、自分で探さなきゃと思いつつもやっぱりそう簡単には見つけられず、最初は全然撮ろうとは思わなかった普通種を撮り始めました。

トラギスを初めて見たときは、「なにこれ! 豚みたいな鼻があるー!」って水中の中でテンション上がったけど、あとから写真を確認したらただの模様でした(笑)

菊池さん連載用

そんなトラギス、ちょくちょく撮っていたら背景次第で可愛くとれることが自分の中で新発見しました!

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これはコウライトラギスですが……。
ただ、目の位置次第ではちょっとブサイクに……(笑)。

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目にピントを合わせるっていうのは基本ですが、魚は上や後ろの方まで目がぐるぐる回るので、向いている方向や位置によっても生物の表情はだいぶ変わっていて、目は大事なんだなあと思いました。

それからアナハゼ。

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同じアナハゼでも周りや表情に気をつけてみると……。

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全然印象が変わってきます。

普通種はだいたい同じところにいてくれるか、そこら中にいてすぐに見つけられるので被写体探しにも困りません。
それに背景も考えながら撮ろうと思うので、勉強にもなります。

ようやくまともに撮れるようになってきたので、今はいろいろな生物を撮りながら、この生物はどの角度から撮ったらいいのか、どの位置で撮って、絞りやシャッタースピード、生物との距離をどう変えるとどういう画ができるのかを意識しながら撮るように心掛けています。

たまにこんな写り方になるのか! と撮ってから思うこともありますが、たまたまきれいに撮れるのではなく、その画を作るためにその設定にできるように、自分の想像した画が撮れるように、勉強していきたいです。

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PROFILE
1989年生まれ。
専門学校を卒業後、歯科衛生士として歯科医院に務める。
多忙な日々を送る中で、ハマったダイビングとカメラと旅行。
オーシャナとの出会いで一念発起し、歯科医院を辞めカメラマンを目指すために東京から伊豆へ移住。
昼はダイビングサービスを手伝い、夜はアルバイトをしながら1年間で450本潜っていたが、耳の問題でドクターストップがかかり東京に戻ることに。
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